ゆらゆら生活

2012年に始まったゆらゆらとした生活の中、絵を描くことの魅力に。

京都3日目④

2014-09-13 | 旅行

最終日夕方は京都駅デパ地下をふらふらと彷徨って、美味しそうなものを控え目に買った。時間が余ったので、駅近くおばんざいの店で早目の夕食をとった。

時間のせいもあってか空いているお店に、まあ、いっか、と入った。お店の方にごめんなさい!予想よりずっと美味しかったです。出張に来たサラリーマンの方が新幹線に乗る前にちょっと一杯、という感じのお店。

食事前は疲れてもう動けないと思っていたが、おばんざいで急に元気になった私達は、もうひと頑張りして豊国神社までバスで行ってみた。境内はおじいさんとお散歩中の男の子と私達だけ。宝物館は既に閉まっていたが、夕暮れ時の荘厳な雰囲気もまた独特で、締めくくりにはピッタリだった。豊臣秀吉ゆかりの神社、秀吉の印「千成瓢箪」にちなんで、ひょうたん形の絵馬が奉納されていた。

戻りはタクシーで・・・と言っていたけれども、時間があったのでぶらぶら歩いた。途中の道で、東京との違いをしみじみと味わった。まだ7時前だというのに、大通り以外の道はほんとうにひっそりしていた。明るさと人口の違いだけではなくて、暮らし方が違うのだろうな~と思えた。

あと、何度か見かけた、通りから奥まったところにひっそり入り口のあるお店が気になってしまった。かろうじてお店の名前だけは出ているところもあったけれども、どんなお店なのか外からは全く分からない。東京にもそんなお店あるにはあるだろうが・・・。京都の方が多そう?あの佇まいのお店すべてが「一限さんお断り」文化を持っているのだろうか。京都住まいの人にちょっと伺ってみたい気がした。


京都3日目③(伏見稲荷)

2014-09-11 | 旅行

宇治から京都に戻るころには、雨は止み晴れ間さえ出てきた。だいぶ疲れていたものの、帰りの新幹線までは時間があったので、最後の力を絞って、稲荷駅で降りた。ちょっと謎解きのような気持ちもあって・・・。

"伏見稲荷"その名前を聞いたことあったけれども、どこにあるのかあまりわかっていなかった。

今夏、娘のフランス人友人が日本語研修で東京に滞在していた。来日前にお勧めの場所を聞かれた娘が"京都"と答えたところ、彼女は"京都"と"伏見稲荷"を楽しみにやって来た。"伏見稲荷"と"京都"が同列はちょっと?な感じが。どうやら彼女の周りでは"伏見稲荷"に絶大な人気があるらしい・・・。

伏見駅を降りるとその人気ぶりが伝わってきた。旅行クチコミサイト、トリップアドバイザーののぼりが並んでいた。外国人に人気の観光スポット2014 日本国内第一位だそうだ。

第一位はちょっと驚きだ。ただ、今回訪れた他の場所とは異なる空気感が確かにあった。古くからの日本文化を感じられると同時に、何かウキウキできるのである。あの朱色のもつ魅力、駅を降りて直ぐの参道の迫力、キツネの凛々しい姿、朱色の鳥居が連なる姿、お話の世界に誘い込まれるような雰囲気が魅力的なんだろうと、納得した。持っている普通の日本語ガイドブックでは、ほんの少ししか取り上げられていないけれども(≧∇≦)

 

                  


京都3日目②(宇治スイーツ他)

2014-09-10 | 旅行

平等院を後に宇治橋を渡り、娘の宇治もうひとつのお目当て、伊藤久右衛門宇治本店へ向かった。本当にこの道でいいの~という感じだったが、店内は車でのお客さんが多くかなり混んでいた。

茶そばを食べた後、娘は抹茶パフェ、私は抹茶あんみつを注文した。抹茶の入った棗が添えられていて、お好みでトッピング。抹茶は大好きなのだけれども、午後カフェインを取ると眠れなくなるため、今回の京都で初のお抹茶堪能 (^.^) 予想外のボリュームも美味しく完食した。お土産売り場で抹茶だんごを娘のジャズ仲間にと買った。"母からです"と言ってみんなで食べたそうな。本当は私も一口欲しかった(≧∇≦)

雨が時折ひどくなったので迷ったが、娘が行きたがるので頑張って宇治上神社を目指した。幸い、途中までで強い雨は収まったが、肝心の宇治上神社、国宝の神殿は修復工事中、仮本殿の張紙がちょっと悲しかった。住宅街を抜けた先にひっそりある世界遺産が拝めなくて残念!来年には修復された姿を見ることができるそうだ。

雨があがったので、宇治川の中洲を通って再び平等院近くまで歩き、ここまで来たら、と散策しながらJR宇治駅まで戻った。途中、お豆腐屋さんの店内で、美味ゆば豆腐を頂いた。



京都3日目①(平等院)

2014-09-10 | 旅行

娘の希望もあって朝からJR奈良線で宇治へ向かった。京都駅ホームでは観光客7割、地元の人3割くらいの感じだった。東福寺へ向かうために、奈良線に乗った記憶はあるけれども、そこから先は多分はじめて。

宇治駅に着いた時にはパラパラと雨が降り出していた。宇治駅周辺は予想以上にひっそりしていて、お茶屋さんが多いものの、生活感のある古い街なみだった。娘は、こんなところに住みたい、住みたい、としきりに言っていた。

徒歩15分程で平等院に着いた。その昔、"平等院鳳凰堂"とまるで呪文のように頭に入れたことを懐かしく思い出した。修学旅行で来たことがあるようなないような・・・。でもこんな色だったけ?思い出せない(≧∇≦)

謎は少し解けた。56年振り「平成の大修理」で2年かけて、創建当時に使われていたと思われる丹土(につち)で塗り直されたそうだ。もっと茶色暗い色だった?という思いは勘違いではなっかったようだ。内部拝観ができない期間、鳳凰堂全体が工事用覆いで見えなかった期間もあったようで、ほぼ、工事が終わっていて幸運(^_-) 9月いっぱいの整備の後、10月1日に落成式とのことだった。

時間指定の内部拝観券を求め、鳳凰堂の中で説明を聞いた。平安時代の仏像作成の技術に思わずため息がでた。藤原家の別荘だったのだから、誰でもが拝めたわけではない?のだろうが、極楽浄土の宮殿は "死ぬことは怖くないよ" と雅な美しさを持って伝えようとしているように思えた。説明を聞いた後外に出て、改めて鳳凰を眺めた。一万円札の裏にあるあの姿を。

近代的な建物、鳳翔館では空調が効いていたこともあって、ユーモラスな動きもある雲中供養菩薩像を近くでゆっくり観ることができた。ミュージアムショップはなかなか魅力的、グッズのセンスが光っていた。"もし、私達が外国人だったら、これもこれも買って行くわ~" 娘と妙な意見一致、でも、クリアファイルだけ購入した(^_-) 


京都2日目③(平安神宮他)

2014-09-09 | 旅行

永観堂プルプル事件が落ち着いて、お腹もすいていたので、バスから行列が見えていた"山元麺蔵"へ向かった。1時半を過ぎていたので少しは人が減っているかと期待したが、そうでもなく、かなりの人20人以上が並んでいた。都内だったら諦めるところだが、これを逃したら2度とチャンスがないかもしれないと、まるでアトラクション待ちのようにワクワク待った。その間、何度もお店の方が出て来て、傘を貸してくれたり、お茶を出してくれたり、その対応もまたお店の人気を支えているのだろうなと思った。

迷った末、牛と土ごぼうのつけ麺と京カレーのつけ麺を注文した。カレーを選んだのは、1時間半ほど待っている間に、後ろにいた男性のおすすめで。いつもどおり途中でつけ麺のたれを娘と交換(^_-) 2倍楽しめた。店内の元気いっぱいのおもてなしが、美味しさを何割増かにしている気もした。お手頃価格、満員なのに店長さんがひとりひとりに、しっかり笑顔で挨拶されていたのが印象的だった。

美味手打ちうどんのパワーを得て、平安神宮へ。9月後半に行われるコンサートの準備でさながら工事現場となったいたのがちょっと残念。平安神宮全体がイベントのセットに見えてしまった。気を取り直して、神苑に入ってみたところ、萩は咲いていたものの、ちょっと・・・。蚊にさされないようにと思う気持ちもあって落ち着かなかったのかもしれない。10月の時代祭の準備期間なのか~とも。

そのあと、娘のたっての希望で閉店時間近い錦市場の京生麩の専門店へダッシュ。もちもち麩饅頭が残っていたことで満面の笑み。店先で食べようとしていたら、お茶をを出して下さった。結局、最後の2個も買ってお持ち帰りした。


京都2日目②(永観堂・南禅寺)

2014-09-08 | 旅行

写経を終えた時は既に11時を過ぎていたけれども、そのままランチにする気分でもなく、前日と同じ100番のバスに乗って、南禅寺を目指した。

前日はバスの乗り方などにちょっと戸惑っていたが、この日は1日乗車券を購入したので、小銭の準備の必要がなく少し気が楽に。京都駅からのバスの中、イタリア語を話すカップルが近くにいて、小銭の準備2人であれこれと話していた。数がほんの少し聞き取れる程度のイタリア語知識の私達、思わず聞き耳をたててしまった。娘の"フェルマータ"もしかしたらバス停のこと?に妙に納得。このイタリア人カップルに限らず、外国人観光客が予想以上に多かった。バスの中では、アナウンス&表示が英語、韓国語、中国語でもなされて、東京に比べて外国人に優しい気がした。

初めての京都ではないものの、何度も地図で確認しながらキョロキョロして、バスを降りた。迷いながら南禅寺を目指していると永観堂の入り口に辿りつき、ちょっと素敵な感じよ~と入ってみた。清水寺近くの"ひとひとひと"とは別世界、時折すれ違う人がいる程度、一気にテンションがあがり、永観堂の静寂世界にどっぷりと浸かった。

釈迦堂、阿弥陀堂をまわり、そんなに大変そうじゃないから行ってみようと多宝塔へ向かった。そこからは京都の町並みを望むことができ、ついでに寄った永観堂で大満足*(^o^)/* しかし、その後の下り階段で事件が起きた。

娘が "脚がプルプル~"と騒ぐので、"水でも飲めばー"と笑っていたが、本当に動けない様子だった。少し落ち着いたので、ゆっくり下っていると程なく今度は私の脚がピクピクし始めた。この場所で2人揃って動けなくなっては大変~と、ゆっくりなんとか無事に降りた。一口の水で娘がなんとか復活してほっと。

ひと休みしてはじめて、脱水症状だったことを認識した。水分補給を!と思うほどの高温ではなかったものの結構汗をかいていた、加えて、写経に続いて見事な景観気を取られていて、空腹になっていることに気がつかなかったのだ。私はさておき、登山好きの娘のプルプル事件には驚いた。

その後、今回の京都で私が行きたかった場所、南禅寺に辿りついた。遠い昔、小学生頃に見上げた南禅寺三門に満足、琵琶湖からの水を引いたという水路を見上げた。飲み物は確保したものの事件のこともあったので、枯山水の庭園には入らず、さらりと南禅寺を後にした。


京都2日目①(東寺)

2014-09-08 | 旅行

前日の東寺を写経のために再訪した。前日に比べて時間が早いから?蓮の花が迎えてくれた。始めての写経に臨む私達をそっと見守ってくれているような、そんな気が少しした。

写経の手順を口頭で受けて着席、頭の中で復唱しながら取り掛かった。30~40席程が準備されていて、その中若い女性がひとり取り組まれていた。

始めの数行はかなり緊張して丁寧に書いていたが、使い慣れない筆ペン、この調子では肩が凝ってしまって最後まで続かないと思った。次第に上手に書こうとは思わず、腕の力を抜いてテンポを上げて書き始めた。頭の中がいくらかすっきり、そうするうちに、外からお堂の中に入る風が気持ち良く思えてきた。外で鳴いている蝉の声も聞こえてきた。

途中で気がついたとおり、隣で書いている娘よりもかなり早くに書き終えてしまった。最後のお願いごとの書き方、どう書けば良いのだろう、と思いながらも、邪魔をしてはいけないと思い、思ったままに無言で。

手持ち無沙汰になったので"こちらはお持ち帰りください"と説明されていた封筒を静かに開けてみた。すると、ごあいさつ、心構え、般若心経、写経のてびきが書かれていた。がーん。迷ったお願いの書き方も詳しくあった。

若い人ならともかく・・・あらあら。知らずにもう書いちゃった。仕方ないので、娘には小声で伝えた。私の失敗は、祈りの気持ちだけでお許しいただけることを願うことに。

ごあいさつ にこうあった。

夢中で書き進まれるうち、心が安らかになっているご自分に気づかれることと思います。

合掌


京都1日目(三十三間堂・東寺)

2014-09-06 | 旅行

JR東海ツアーズのぷらっと旅お得なツアー企画で京都に行った。

まずは娘と東京駅で待ち合わせ、駅弁を買ってのぞみに乗車した。この時点で、早くもテンションやや高めの親子だった。時々利用する東京駅にある全国の駅弁が並ぶお店、いつもかなりの混雑、なのについついぐるぐる、どれにするか迷ってしまう(^^;;

お弁当のあと、ガイドブックを見ながら、まずはその日の計画。ホテルにチェックイン後、三十三間堂と東寺へ行くことにした。夕食は迷った末、和久傳のカジュアルダイニング"はしたて"に行ってみようということに。のぞみ車内は時間のせいか、乗車率40%位、ゆったり感があった。

もともとは平安末期に建造されたという三十三間堂。千体を越す千手観音が並ぶ姿はまさに圧巻。どうしても三十三間堂へ行きたいという娘と日帰りで訪れて以来6,7年振り。でも、平安時代から考えるとその年数はないに等しい。前回の記憶が蘇ったのは当然のことだと思えた。大学生になっても、また娘は雷神ポーズをとっていた。

ちょっと迷ってバス停まで、またバスが予想以上に時間がかかったけれども、なんとか東寺南大門へ辿り着いた。門を見ると一気にテンションが上がって急ぎ足、受付時間ギリギリで境内に入った。30分しかない…と少し焦ったが、人が少なくかえって良かったかもしれない。

平安遷都の時に桓武天皇が創建、のちに弘法大師に委ねられた東寺。講堂内の立体曼荼羅の迫力は凄くしばし無言になった。四国八十八ヶ所巡礼は、東寺で出発の挨拶をしてから始め、四国八十八ヶ所の後、高野山奥の院で巡礼終了のお礼をするそうだ。4泊5日と知って少し意外、もっと長い旅だと思っていた。9時から3時まで写経体験ができることを知って、翌日また来ることにした。

当日、ホテルで見たテレビニュースで、数日前に安部首相とインドのモディ首相が東寺を訪れたこと知った。そうだったのね。

夕食は予定通り"はしたて"へ。メニューを前になかなか注文が決められない娘、どれだけ食いしん坊なんだろうか(≧∇≦)お店の方のはんなりとした京都弁が新鮮で、心地良かった。注文した炙り鯖丼、はしたて丼(お刺身3種丼&かきあげ天丼)は、いずれも美味*(^o^)/* 思わず笑顔になった。



今日一日が素敵な日でありますように

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