ゆらゆら生活

2012年に始まったゆらゆらとした生活の中、絵を描くことの魅力に。

初任給で美味お肉

2015-04-23 | 日常 (^-^)/

今週、新社会人となった娘の初給与日だった。帰りが比較的早かった昨晩、かねてからの計画通り、娘は近所のお肉屋さんでお肉を買ってきた。

わが家から最寄り駅までの途中にそのお肉屋さんはある。通り沿いにそれ程大きくない冷蔵ケース、ご夫婦ふたりで営まれている小さなお店だ。実はこれまで私も娘もそこで買物をしたことはないのだが、とても気さくなご主人、長きに渡って店の前を歩く娘を見守ってきてくれた。小学低学年以来なので、なんと15年近くに渡ってのことだ。

特に小学生の間、昼間誰もいない家に帰り、その後ひとりスイミングや塾に通う娘の姿は、今思うと、寂しそうだったのだと思う。

"こんにちは!これからスイミング?" などと、おじさんはいつも声をかけてくれていて、娘は、中学生になった!とか、その時々の報告をしていたそうだ。高校生になって私と一緒に歩いている時でも、娘は店の中を覗き込むようにして挨拶をしていた。帰りが遅くなってからは、時々売り物のコロッケや頂き物のお菓子のお裾分けを貰ってくることもあった。

今月になって、就職したことを話したところ、美味焼き鳥をお祝いに頂いたと言って、喜んで食べていた。その時に"初月給でお肉を買いに来ます"と宣言してきたそうだ。

そんなことで、昨晩はじめて奮発してステーキ肉を買うつもりだった娘だったが、ステーキ肉、加えて、豚肉、焼き鳥を持ち帰った。内訳不明、1000円しか受け取ってもらえなかったとのこと。おじさんの中では、娘はまだ小学生の印象のままなのかもしれない。

それぞれ焼き方を教わっていたようで、娘は張り切って焼いていた。その様子に何だかとても嬉しくなって、私はついつい食べ過ぎてしまった。


ロルカムその後

2015-04-23 | 内科・整形外科 ほか

昨日、整形外科へ行ってきた。

この1ヶ月程、消炎鎮痛剤ロルカムを毎食後服用し、背骨の痛みからほぼ解放されている。引き続き処方されたが "痛みがないようだったら減らしてみて下さい" とのことだった。

当初は消炎鎮痛剤で様子見、効かないようだったら手術を検討しましょうと言われていたので、ひとまずこれで手術話は無くなった。ただ、暖かくなった時期に痛みが和らいでいるので、"寒くなったら、また痛むことはあるでしょうか?"と尋ねると、"そうですね~(笑)"と言われた。その時はその時、と思うことに。

100%ではないけれども、それなりには活動できること、整形外科の帰りに書店を彷徨ったりできることに感謝。弾みをつけて、来月のスケッチ旅行の代金を振り込んだ。無理はしないで、でもちょっと頑張ってみよう!


木製小箱のある静物その2

2015-04-22 | 人物・静物

先々週の鉛筆デッサンを仕上げた。 

私が描く鉛筆デッサン静物画にしては珍しく細かく描き込んだといえる。講評では先生が笑いながら、"珍しいですね~。頑張ればこのくらい細く描けるんですね" と。普段いかにサボっているか・・・。

自宅で写真を見ながら描き始めると、予想外にはまってしまったが、修行のような感じは否めなかった。あくまで、こういった練習を積み重ねると、屋外スケッチで役に立つだろう・・・と思いながら描いていた。

現物モチーフを見ながら描くのと、写真を見ながら描くことの違いを改めて実感した。静物といえども、現物の方がやっぱり描きたい気持ちが湧いてくる。

あと、クラスで描いていると、周りに集中して描いている仲間がいることが何よりの刺激になる。あー疲れた、と思いながらストレッチしていると、気合で描いている姿が目にはり、もうひと頑張りしよう!という気になる。

講評で時間延長、時間がなくて残念。じっくり見せてもらいたい圧巻作品がいくつかあった。


水彩絵の具

2015-04-21 | 日常 (^-^)/

去年ふとしたことから絵の具単色買いを始めた結果、色数を増やしてしまった。重くなっってしまったパレットを前に彷徨時間が増えている自覚がある。かといって断捨離するのは忍びない。 

そこで、お店で見つけた12色セットを買ってみた。スケッチ前日に開封並べてみたものの、新しい12色に変えることはハードルが高く思い切れなかった。結果、schmincke社の方にはちょっと申し訳ないと思いつつ、新しい12色はひとまず封印、新しいコンパクトなパレットにこれまでの絵の具から21色を選抜してみた。思いのほか時間がかかったが、それはそれで楽しかった。

      

この手のひらサイズパレットを味方につけて、ささっと描ける日が来ますように。schmincke12色を使いこなせるようになりますように。


弘明寺

2015-04-19 | 風景

今日は横浜最古の寺といわれている弘明寺まで行ってきた。

3年前にやや緊張気味にスケッチに訪れて以来の弘明寺界隈、京急弘明寺駅を降りると記憶の糸を辿る感じもあった。今日こうして元気に出向くことができたことに感謝。前回は'ぐみょうじ'と聞いても、京急電車内表記で'弘明寺'だとは知らなかった。

弘明寺の起源はなんと1300年前だそうだ。その後紆余曲折、明治時代に弘明寺の復興と町おこしが進められ、昭和になって京浜急行の弘明寺駅ができたそうだ。昭和懐かしい商店街は今も健在、ゆっくり探検したい気持ちを少し抑えながらのスケッチ、やや小さめF2サイズを3枚、F4サイズを1枚描いた。

その内、私には珍しくパチンコ屋さんの自転車置き場に立って描いたのがこの弘明寺仁王門。書き始めた時は、隣にいた仲間は途中で別の場所に移ってしまい、私ひとり。さっさと仕上げようと思う気持ちが、程良く作用した気がする。


舞岡公園

2015-04-12 | 風景

お天気に恵まれた中、横浜市戸塚区にある舞岡公園に、5月定例会の下見に行ってきた。JR戸塚駅からバスで15分ほどのところにある自然公園で、横浜市が管理、地元NPO団体が運営しているそうだ。

台地や丘陵に囲まれた小さな谷が入り組んだ地形に、雑木林や田んぼがあり昔話の絵本を思い浮かべるような風景だった。

バードウォッチングに訪れている人、田植えの準備田おこしをしている人、自然観察をしている子供達、広場で葉桜の下お弁当を食べている家族連れ他、それぞれがゆったりと過ごしていた。こんな公園の近くに住んでいる人が羨ましい。

「谷戸(やと)」という言葉を初めて知った。舞岡公園にあるような地形をもつ地域を指すそうだ。

5月定例会当日の段取りを決め、少しだけスケッチをして帰ってきた。


木製小箱のある静物

2015-04-10 | 人物・静物

デッサンクラスでは、木製の小箱と馬、蓋付き缶他のモチーフを、2回での鉛筆デッサンとなった。

細かい描写が求められる鉛筆デッサン、クロッキーなどに比べると正直なところあまり好きではない。腕の痺れがある間イーゼルに向かって集中力を維持することが難しいことも苦手意識につながっている。

それが、幸運なことに先月から服用している消炎鎮痛剤が効いて、このところ、鉛筆デッサンに挑戦しよう、という気持ちに。

なのに、今回はなんと眼鏡を忘れてしまった。裸眼でも全体のシルエットはわかるのだが、乱視が邪魔をして鉛筆デッサンは無理。途中何度かモチーフに近ずいて確認するも。

止むを得ずスマホで写真を撮り、うちで描きたしてみた。写真を見ながらだと、どうしても少しびくびくしたような感じになってしまう。

でも、ひとつ気が付いたことがあった。シルエットしか見えないことで、普段よりもかたちを捉えることができている気がした。

デッサン中に眼鏡をかけたり外したりしていると、クラクラしてしまいそうだけれども。いまの私にとって、全体見ることと細部を見つめることのバランスが大きな課題であることを、実感することができた。


平成中村座

2015-04-09 | 歌舞伎・観劇ほか

先週の昼の部に引続いて、昨日、夜の部公演に行ってきた。

私の歌舞伎好きは、初回平成中村座を観たことに始まっている。それ以来東京での公演はほぼ全て通ってきた。中でも3年前のロングラン公演は強い思い入れがある。浅草三社祭当日の公演で、お神輿が登場したあの時、あの場にいられたことは、私の人生出来事ビッグ3入りすると確信している。

そんなこんなで、思い入れが強すぎて、特に先週はすんなり芝居に入り込めないくらいだった。小屋内をうろうろするだけで、心はうきうき、うるうる。

今回の演目の中でまずひとつあげるとすると、"高坏"かな。太郎冠者、次郎冠者が登場するコミカルな狂言劇としては、"棒しばり"とならんで好きな演目だ。

大名に仕える家来太郎冠者が、お酒の席で盃をのせる台'高坏'の調達を命ぜられたものの'高坏'がどんなものかよく分からず、居合わせた'高足(下駄)'売りにだまされてしまうという話。最後に、酔っ払った太郎冠者が下駄を履いてタップダンスを踊るのだ。

中村屋贔屓の私だが、他で一番好きな歌舞伎役者は片岡亀蔵さん、若手で一番愛おしい役者さんは中村鶴松くん、だ。その二人で、お芝居が始まったにだから、こんなに嬉しいことはない。

亀蔵さんは坂東彌十郎さんの息子ではないけれど、彌十郎さんの後継者のような存在になっていくのだろうなあ~と。亀蔵さんらしく中村座を見守りながら支えてくださっている存在感があたたかく漂っていた。一方、舞台上で凛々しい若さの中、軽快感、安定感両方を持って演じている鶴松くんは本当に素敵だった。歌舞伎のうちの生まれではない彼はただひたすら歌舞伎が好きで、一心に稽古に取り組んできた。その成果を観ることができ、誇らしく心から嬉しかった。

勘九郎さんの動きや表情は、一段と勘三郎さんが入っているように思えた。どうしても、ファンタジーを観ているような気になってしまう。それは彼の望むところではないのかもしれないが・・・。勘九郎さんは彼の中にいる勘三郎さんと力を合わせて、勘三郎さんを目指しながら、その上での勘九郎さんをきっと築いてくれることと楽しみにしている。勘九郎さんが勘三郎さんのビデオを繰り返し繰り返し見入っている姿が目に浮かんだ。

平成中村座、小屋内いろんなところで、勘三郎さんの目線を確かに感じた。6日にお亡くなりになった小山三さんも。

少し日をおいてまた観にいく予定、進化した舞台が楽しみだ。

 


アーティチョーク

2015-04-05 | 人物・静物

新年度初のデッサンは、1回で仕上げる静物画だった。

あれこれ迷わずにとりあえず描いてみようと、水彩にパステル鉛筆で少し描き足すスタイルにしてみた。

アーティチョークを描いてから、後ろのガラス花瓶に入っているカラーの茎、螺鈿模様のある花瓶、その奥のガラス皿?の順で描いていった。

カラーは花よりも水に挿さっている茎を描きたかったので、先生のアドバイスもあり、花をぼんやり描くのではなくスパッと途切れさせてみた。

螺鈿の模様を綺麗に描いてみたかったのだがややハードルが高く、途中で諦めた。その調子のまま'てんてん'とアボガトを描いていたら、先生に "アボガドが怖い(笑)"と。上から濃いめの色をのせてリカバリーした。

今の私の技量や性格から、あまり迷わずにサクッと描くこのスタイルが、心地良いことを再認識した。あと、今眺めてみると、左側ぎりぎりまで描いているところが気になってきた。


今日一日が素敵な日でありますように

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