遊爺雑記帳

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G7外相会合〝限界露呈〟ガザ戦闘の「人道的休止」求める声明発表 ネタニヤフ首相「人質の解放がない限り停戦はあり得ない」

2023-11-10 01:23:56 | 中東全般
  G7(先進 7カ国)は 8日の外相会合で、パレスチナ自治区ガザへの人道支援を可能にするため同地区での戦闘の「人道的休止」を支持する声明を発表。
 イスラエルと、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘が激化するなか、G7として一致可能なメッセージを打ち出したが、「停戦」までには至らなかった。
 
G7外相会合〝限界露呈〟ガザ戦闘の「人道的休止」求める声明発表 ネタニヤフ首相「人質の解放がない限り停戦はあり得ない」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2023.11/9

 G7(先進 7カ国)は 8日の外相会合で、パレスチナ自治区ガザへの人道支援を可能にするため同地区での戦闘の「人道的休止」を支持する声明を発表した。イスラエルと、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘が激化するなか、G7として一致可能なメッセージを打ち出したが、「停戦」までには至らなかったハマスが人質を拘束し続けているため、イスラエルは停戦を否定し続けており、事態の根本的解決は見通せない状況だ。

          ◇

 「ガザの持続可能な長期的解決に取り組む」

 議長を務めた上川陽子外相は記者会見で、こう意気込みを見せた。

 
会合では、ハマスによるテロ攻撃を断固として非難し、人質の即時解放を求めることを確認した。より広い地域への紛争拡大を防ぐ必要があるとの考えでも一致した。

 
だが、今も200人を超える人々が、ハマスによって捕らわれの身となっているロイター通信は 8日、ハマスが10~15人の人質を解放する代わりに、イスラエルがガザでの攻撃を 1~ 2日休止する交渉がカタールの仲介で行われていると伝えたが、全員解放への道筋は見えない。

 
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は 8日「人質の解放がない限り、停戦はあり得ない」と改めて明言した。一方、アラブ諸国には、長期休戦や停戦を求める声が多く、国連のアントニオ・グテレス事務総長は「人道的な即時停戦」を要請。レバノンを拠点に活動するイスラム教シーア派武装組織ヒズボラなどの動向によっては、危機が拡大する恐れもある。


 
"G7外相声明の要旨 - 日本経済新聞" target="_blank">G7外相声明の要旨 - 日本経済新聞 2023年11月9日

主要7カ国(G7)外相声明の要旨は次の通り

【冒頭】
 G7広島サミット(主要7カ国首脳会議)を踏まえ、協力を強化。力による一方的な現状変更の試みに反対する。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化する。気候変動、核軍縮などの過程で女性参画を推進する「女性・平和・安全保障(WPS)」の取り組みへの連帯を確認する。

【中東情勢】
 
イスラム組織ハマスのテロ攻撃を断固として非難する。イスラエルは国際法に従って自国と自国民を守る権利を有すると強調する。人質の即時解放を要求する。より広い地域への紛争拡大を防ぐ必要がある。

 
パレスチナ自治区ガザの人道危機への緊急行動が必要。人道支援を可能にする戦闘の「人道的休止」を支持する。民間人保護と国際人道法の順守が重要。イスラエルとパレスチナが共存する「2国家解決」が平和につながる唯一の道だ。

【ウクライナ情勢】
 
ロシアの侵略を最も強い言葉で非難する厳しい制裁とウクライナ支援を継続。ロシアの無責任なレトリックやベラルーシへの核兵器配備は受け入れられない。

【インド太平洋地域】
 東南アジア諸国連合(ASEAN)や太平洋島しょ国と共に
「自由で開かれたインド太平洋」の実現へ努力を続ける東京電力福島第1原発処理水海洋放出では、科学に基づいた日本対応を歓迎する

 
北朝鮮の核・ミサイルへの懸念を表明。各国は日本人拉致問題解決への取り組みを支持する

【中国】
 中国に対する懸念の直接表明が重要。
地球規模課題では、中国との協働が必要だ。


ハマスが人質を拘束し続けているため、イスラエルは停戦を否定し続けており、事態の根本的解決は見通せない状況だと、夕刊フジ。

 議長を務めた上川陽子外相は記者会見で、「ガザの持続可能な長期的解決に取り組む」と、意気込みを見せたのだそうです。

 会合では、ハマスによるテロ攻撃を断固として非難し、人質の即時解放を求めることを確認。

 だが、今も200人を超える人々が、ハマスによって捕らわれの身となっている。
 ロイター通信は 8日、ハマスが10~15人の人質を解放する代わりに、イスラエルがガザでの攻撃を 1~ 2日休止する交渉がカタールの仲介で行われていると伝えたが、全員解放への道筋は見えない。

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は 8日、「人質の解放がない限り、停戦はあり得ない」と改めて明言。
 一方、アラブ諸国には、長期休戦や停戦を求める声が多く、国連のアントニオ・グテレス事務総長は「人道的な即時停戦」を要請。

 G7外相会議は、ガザ地区での戦闘の「人道的休止」を要求。「停戦」までには至らなかった。
 イスラエルは停戦を否定し続けており、事態の根本的解決は見通せない状況だと、夕刊フジ。 

 とかく、イスラエルの反抗に対する非難が多い中、ハマスによるテロ攻撃を断固として非難し、人質の即時解放を求めることを確認した点は、長い対立の歴史の中で、今回のイスラエルの攻撃は、ハマス側がイスラエルに侵攻し、一般市民を殺戮、人質を拉致、連れ去ったテロ行為が発端である事を、冷静に指摘している点は評価すべきでしょう。
 G7の内の日本以外の 6か国は、イスラエルの自衛権の主張を支持しているのは、諸兄がご承知の通り。

 今も200人を超える人々が、ハマスによって捕らわれの身となっている。ロイター通信は 8日、ハマスが10~15人の人質を解放する代わりに、イスラエルがガザでの攻撃を 1~ 2日休止する交渉がカタールの仲介で行われていると伝えました。

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は 8日、「人質の解放がない限り、停戦はあり得ない」と改めて明言。
 
 バイデン大統領は4日、「人道的休戦」をめぐる協議に進展があったことを示唆したが、詳細は示さなかった。アントニー・ブリンケン米国務長官は同日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区で停戦した場合イスラム組織ハマスが立て直しを図り、次の攻撃を起こすだろうとの見方を示したのだそうです。
 ガザでの人道的休戦協議に進展か……バイデン氏示唆 アラブ諸国はイスラエル批判 - BBCニュース

 アラブ諸国には、長期休戦や停戦を求める声が多く、国連のアントニオ・グテレス事務総長は「人道的な即時停戦」を要請。

 一般市民を盾にして、人質を拉致し地下に立て籠るテロ戦術のハマス。
 自国に侵入され、市民を殺戮され、人質を拉致されたイスラエル。
 人質の解放と、自国民を殺戮されたことへの自衛権行使として反撃攻勢を続けるイスラエル。
 喧嘩の成敗をすべき国連は、機能不全。G7の仲裁に期待する道も、停戦にはまだ道は遠い。
 
 ハマスが10~15人の人質を解放する代わりに、イスラエルがガザでの攻撃を 1~ 2日休止する交渉が実現、更に人質解放が進み、休戦、停戦に向かうことが望まれます。
 G7の 6か国および、ハマスの後ろ盾のイランともパイプがあるとされる日本の貢献が期待されますが。。



 # 冒頭の画像は、G7外相会合を終え、記者会見する上川外相(8日午後、東京都港区の飯倉公館)=共同



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