遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

翁長知事 辺野古埋め立て承認撤回

2018-07-28 23:58:58 | 沖縄全般
 翁長知事は、米軍普天間飛行場のキャンプシュアブへの統廃合に伴う、埋め立て承認の「撤回」手続きに入る方針を表明しました。
 政府との裁判闘争のやり直し裁判で、双方が裁定に従うとした裁定は、県の敗訴でしたが、約束は無視しての承認撤回。
 2015年10月の「承認取り消し」に対し、16年12月に「取り消し処分」を違法とする最高裁判決が確定。
 今回は、埋め立て予定海域の一部で当初想定されていなかった軟弱な地盤の存在が確認されたのに防衛省沖縄防衛局が協議に応じていないことや、希少なサンゴ類などの環境保全策が不十分なまま工事を強行していることなどが、承認時の留意事項に違反していると「承認撤回」。
 翁長知事は、「あらゆる手法を駆使して辺野古に新基地は造らせない」と語ったのだそうです。
 辺野古移設問題 承認撤回は政治利用が過ぎる ; 読売・社説

 
翁長氏 窮余の策 辺野古「承認撤回」 知事選へ求心力狙う (7/28 読売 [スキャナー])

 沖縄県の翁長雄志知事が27日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先となる名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回する考えを示した。11月の知事選を前に、政府と県の対立が再燃した格好だ。政府は司法手続きで対抗する構えで、移設計画に与える影響は限定的とみられる。 (那覇支局 高橋宏平、栗山紘尚)

■反対派圧力
 「(政府は)とんでもない(意思の)固さで、沖縄に『新辺野古基地』を造ろうとしている」
 翁長氏は27日の記者会見で、大きな身ぶりを交えながら興奮気味に語った。
 
翁長氏が今回、埋め立て承認の撤回表明に踏み切ったのは、移設反対派の不満が爆発寸前だったためだ。政府は移設工事を粛々と進めている。19日には辺野古沿岸部の一部区域の護岸も囲い終え、8月17日にも土砂を投入する予定だった。
 2014年の知事選で移設阻止を掲げ当選したものの、有効な手だてを打ち出せない翁長氏に、
移設反対派は県庁の知事室前で座り込みを行うなど、圧力を強めていた。翁長氏は11月の知事選への出馬を検討しており、求心力を高めようと、承認撤回という窮余の策に出たようだ。

■「99%負ける」
 翁長氏は辺野古への移設を、沖縄県の過重な基地負担の「象徴」と位置付けて批判し、県民の反基地感情を支持につなげてきた。
 知事就任後も国との対立を繰り返し、15年10月には「法的暇疵がある」として前知事の埋め立て承認を取り消した。政府は承認の効力を復活させる代執行訴訟を提起し、いったんは県と和解した。しかし、別の訴訟で
最高裁が16年12月、「翁長氏の承認取り消し処分は違法」とする判決を出し、国の勝訴が確定した。
 
今回の埋め立て承認撤回は、翁長氏にとって「移設阻止の最後のカード」(県幹部)とされる.
 ただ、これも勝算があるわけではない。県は撤回の理由として、政府側の対応に問題があったと強調しているが、
県関係者でさえ「ほぼ難癖に近い。訴訟になれば99%負ける」と漏らす。翁長氏も27日の会見で「法的には政府側に分があるかもしれない」と認めざるを得なかった。県幹部は「玉砕撤回だ」と自嘲気味に語る。

■出馬触れず
 政府は承認撤回への対抗措置として、裁判所に対し、撤回処分の効力の執行停止を申し立てるという。「申し立てが認められれば、1か月ほどで工事は再開できる」(法務省幹部)とする見方が多く、影響は限定的とみられる。行政訴訟も起こす方針だ。
 
工事が再開された場合、翁長氏の立場は苦しくなりそうだ。4月に膵臓がんの切除手術を受けたことから、体調面を不安視する向きも少なくない。
 翁長氏を支える県政与党の県議は27日、「撤回宣言は知事選出馬のキックオフと捉えている」と語った。一方の翁長氏は、この日の会見で知事選について問われても「一日、一日、公務を遂行するため頑張りたい」と述べるにとどめた。そのやせ細った顔には、苦悩の色がにじんだ。

 昨年は、宮古島、浦添、うるまの県内 3市長選での連敗に続き、那覇市議会選挙で、過半数を割り、4連敗を喫した翁長氏を支える超党派「オール沖縄」勢力。今年に入って、1月の南城市長選では、65票の僅差で日本共産党、社民、社大、自由、民進推薦の瑞慶覧長敏(ずけらん・ちょうびん)氏(59)が勝利し連敗阻止しましたが、注目の2月の名護市長選では、3期目を目指した稲嶺進氏(72)が当初の優勢見込みに反し、敗れ、県知事選に向け再び劣勢の流れとなり、石垣市長選では、中山市長が勝利。「オール沖縄」が占める勢力は県内11市のうち 2市のみとなり、「オール沖縄」の退潮は止まりません。

 南シナ海の中国の人口島建設が、仲裁裁判所の裁定で、「九段線」を論拠とする領海の主張が否定(人口島は海洋法で島認定違反)されましたが、国際ルールを無視し続けている中国。
 福岡の中国領事館の支援で知事の座に就いたとも言われる翁長氏。日本の最高裁の裁定を無視し続けているのは、中国流の法治国家無視姿勢です。

 翁長氏が今回、埋め立ての「承認撤回」表明に踏み切ったのは、移設反対派の不満が爆発寸前だったためだと、読売。
 「承認取り消し」とか「承認撤回」とか、あらゆる手法を駆使して、世界一危険な普天間飛行場の"統廃合"を、「新基地建設」と唱え基地が増えるようなまやかし表現も使う翁長知事。

 移設反対派(何処かの住民が混じってないか?)が県庁の知事室前で座り込みを行うまで追い込まれて、翁長氏にとって「移設阻止の最後のカード」と言われる「承認撤回」。
 しかし、県関係者でさえ「ほぼ難癖に近い。訴訟になれば99%負ける」と漏らし、翁長知事本人も、「法的には政府側に分があるかもしれない」と認めるカード。
 
 県民の為の県政で知事になったというより、基地反対で、自民党県連幹部でありながら共産党等の支持で知事になった翁長氏。
 最後まで、基地反対を唱え続けるしか道がないのですね。
 この間、中国による尖閣近海の領海や領空侵犯はエスカレートし、危機が深まり続けています。
 なので、「オール沖縄」の退潮が進んでいるのですね。
 県知事選で、沖縄県民の方々が、他県からのおしかけ偏向勢や、他国の影響を受けず、県民の為の県政を推進する県知事を選んでいただけることを願います。



 # 冒頭の画像は、前知事による埋め立て承認を撤回することを表明する翁長知事




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