遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

習近平国家主席 「一国二制度」による中台統一推進表明

2019-01-05 23:20:58 | 台湾 全般
 中国の習近平国家主席が新年早々、「一国二制度」による中台統一を進める考えを示し、対する台湾の蔡英文総統が断固拒否するなど、台湾海峡の緊張が高まっているのだそうです。
 ひとつは来年の台湾の総統選に向けた中国の圧力。もうひとつは、「米中新冷戦」による経済的苦境から中国国民の眼を逸らすことが理由なのだと。
 
習氏「中台武力統一」発言が示す中国の窮状 識者「対米貿易戦争の打撃を隠そうとしている」 - zakzak

 中国の習近平国家主席が新年早々、「一国二制度」による中台統一を進める考えを示し、台湾の蔡英文総統が断固拒否するなど、台湾海峡が緊迫しつつある習氏は武力行使も辞さない構えだが、「米中新冷戦」による経済的苦境を覆い隠そうとしているとの見方も出ている。来年の台湾総統選に向け、中国の工作が激化することが予想され、今後、共産党独裁の中国と、民主主義の台湾と米国、日本との対立が注目される。

 「祖国統一は必須であり必然だ」「武器の使用は放棄せず、あらゆる必要な措置をとる選択肢を残す」

 習氏は2日の演説でこう語り、1つの国家に異なる制度の存在を認める
「一国二制度」の具体化に向けた政治対話を台湾側に迫った。台湾や東・南シナ海での覇権を強める習政権が改めて、欲望をむき出しにしたように映るが、識者は中国の窮状が背景にあるとみる

 台湾出身の評論家、黄文雄氏は「
中国の国家主席武力行使を放棄しないという考えを示したのは珍しいが、過去にはタカ派の軍人が同じような発言を繰り返していた。むしろ、米国との貿易戦争による経済的打撃が大きいからこそ、それを覆い隠そうとしたのではないか」と分析する。

 確かに、ドナルド・トランプ米政権は、対中国経済制裁を次々に発動し、中国通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」や、同「中興通訊(ZTE)」の排除を打ち出し、中国経済を危機に陥れている。
 米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一教授も「米中の緊張関係が高まっている流れのなかで、習氏の発言は中国にマイナスの影響を与えるだろう。米国は南シナ海の出口である台湾防衛に力を注いでおり、米国では議会を中心に対中警戒心が高まるのではないか」と話す。

 
習氏の「一国二制度」発言に対し、台湾の蔡総統は2日、断固拒否する考えを示し、「中国には大国としての振る舞い、責任を思い起こさせたい」とたしなめた。

 事態はどう動くのか。
 前出の黄氏は「2020年の台湾総統選が1つの契機になるのではないか。貿易だけでなく、海(=東シナ海や南シナ海など)の問題でも米国が簡単に譲ることはないだろう。シーレーンを考えたら、日本にとっても台湾は重要な存在だ。中国が総統選に圧力をかけた場合、米国、日本との駆け引きが激しくなるのではないか」と語った。

 習氏は 2日の演説で、「祖国統一は必須であり必然だ」「武器の使用は放棄せず、あらゆる必要な措置をとる選択肢を残す」と語り、「一国二制度」の具体化に向けた政治対話を台湾側に迫ったのだそうです。
 習政権が改めて、欲望をむき出しにしたように映るが、識者は中国の窮状が背景にあるとみているのだそうです。

 黄文雄氏は「中国の国家主席が武力行使を放棄しないという考えを示したのは珍しい。米国との貿易戦争による経済的打撃が大きいからこそ、それを覆い隠そうとしたのではないか」と分析。
 福井県立大学の島田洋一教授も「米中の緊張関係が高まっている流れのなかで、習氏の発言は中国にマイナスの影響を与えるだろう。米国は台湾防衛に力を注いでおり、議会を中心に対中警戒心が高まるのではないか」と指摘されている。
 
 習氏の「一国二制度」発言に対し、台湾の蔡総統は断固拒否する考えを示しておられるのだそうです。
 
 事態はどう動くのか。
 当面は、「2020年の台湾総統選」の結果がどうなるか。
 11月の統一地方選で与党・民進党が大敗したことを受け、党主席を辞任した蔡総統。2020年 1月の総統選に向け、厳しい状況ですが、習氏の強硬発言は、救いの風となりそうですね。
 
 CNN.co.jp : 台湾の蔡総統、党主席辞任を表明 地方選大敗で引責

 台湾独立運動先駆者や民進党若手、蔡総統支持を表明 | 政治 | 中央社フォーカス台湾

 習近平の強権発動に対しては、米国だけでなく、日本の支援も望まれますね。
 台湾・蔡総統、中国にらみ日本との安全保障協力に期待 - 産経ニュース



 # 冒頭の画像は、施朝暉氏(右)と握手を交わす民進党の蔡英文・総統選候補(2015年12月当時)




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暴かれた中国の極秘戦略―2012年台湾乗っ取り、そして日本は…?





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