峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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灯りが点る

2016年09月21日 | 町内会長

町内会の活動を行う際、あるいは西町町内会として何かの大会等への参加を検討する際、会員のみなさんの気が進まないものは止めましょう。
思うところがあって、昨年度から町内会の運営方針としてそう打ち出している。

そんなことから昨年度、2年に1度開催される町民運動会への不参加が役員会で決まり、これまで参加し続けてきた大綱引き大会への参加も役員会で見送ることを決めた。

そして今年度早々の役員会、各部の部長を決める際、婦人部の部長がなかなか決まらなかった。
そこで、とりあえず1年間、婦人部の活動を休んでみてはと提案したのだったが、重い空気の中、成り行きからFさんが部長を引き受けてくださることになった。現在、毎月1度、婦人部(女性学級)の活動は続いている。

過日、大綱引き大会の案内が届いたので体育部長のIくんの所へその書類を持参していた。
Iくんは40代で、3人の子供の父親である。町内会の次の世代のリーダーとして期待をし、ずっと声をかけ続けてきた。しかし、ここ数年、仕事の悩みや、育ち盛りの子供のこと、夫婦間のことなどがあり、過度に期待するのを控えていた。仕方のないことだと自身に言い聞かせていた。

昨年度、彼に町民運動会と大綱引き大会への不参加を告げた時、彼は不本意な様子だった。
町の主催する大きな大会に私たちの町内会が参加しない、できないことを彼を始め、町内会の若い人たちはどう思うか。その気持ちを彼ら自身で問うて欲しかった。

今夕、生まれて未だ1か月の赤ん坊を抱いてIくんが訪ねてきた。
「綱引き大会、申し込んでおきました」
「そうか!」

帰りしな「選手少なかったら俺も出るよ!」そう言うと、彼はただ笑っていた。

嬉しかった。


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