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北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

散髪

2006-01-04 21:38:41 | 留学生活
4ヶ月半ぶりに散髪にいった。中国の床屋は初めてだ。アパートの近くの床屋に行くと、タイミングよく待たされることもなく洗髪がはじまった。
まず驚いたのは、髪を濡らすこともなく、シャンプーをつけてごしごし洗われたことだ。次におどろいたのは、耳の中まで洗われたこと。シャンプーのついた指を耳の中に入れた時にはカタマってしまった。
洗髪のあとは、耳の掃除。按摩のサービスもついていたようだが、これは思わず断ってしまった。聞くところによると床屋には散髪以外にいろいろなサービスがあるらしい。
散髪のときに「どのくらい切りますか?」と聞かれ、なんと言ってよいかわからないので、とりあえず「短めに」というと、15分くらいでさっぱりした頭になった。これで15元(約230円)。
髪を短くしすぎたのか、毛糸の帽子がゆるく感じる。(写真:故宮北側の「前海」。池の水はすっかり凍りスケート場に。)

お汁粉

2006-01-01 15:19:28 | 留学生活
元旦の朝、いつもより遅めに起きた。
昨日買って来たお餅とアンコでお汁粉をつくる。アンコの味は悪くないが、お餅はそこそこ。もっともここで日本風を求める方が無理というもの。
食事のあとは、書き初めをした。たこが選択科目で書法のクラスをとっているので、その筆と紙を使い「新春」と書いた。書き初めなんて、数十年ぶりだ。筆で字を書くは集中力が必要なので、意外と気分転換になるかもしれない。
今日は空気の汚染状態がよろしくないので、出かけるのはひかえることにする。
夜は最近公開された陳凱歌の「無極」を見る予定。この作品には真田広之が出演している。映画を見るのは映画館はなく、昨日スーパーで買ったVCD。こちらでは、映画館で上映中の映画がすぐにDVDやVDCで発売される。もちろん海賊版ではない。海賊版は路上で半額以下で売っているがまだ買ったことはない。(写真:特製のお汁粉。お餅は韓国餅のトックに似ている。)

大晦日

2005-12-31 23:54:33 | 留学生活
今週は月曜日から過労のためダウン。4日間眠り続けて、ようやく回復した。今日は大晦日だが、中国は旧暦で新年を迎えるため、ほとんど関係ない。一般の会社は今日も仕事。テレビ番組も一部の番組以外はほとんど通常と変わらない。スーパーや街角の飾りもクリスマスのまま。あちこちのクラブでは、在北京の外国人や若者を中心にしたニューイヤーパーティーがあるらしい。
今日はイトーヨカードへ年越し蕎麦とお餅を探しに行った。見つけたのはアンコ。日本蕎麦と切り餅はなかったので、中国製の蕎麦と鍋用の小さな餅で代用とする。中国の干蕎麦は意外とおいしいことを発見。お汁粉は元旦のお楽しみ。
今年は、除夜の鐘も紅白歌合戦もない静かな年の瀬だ。学校は1週間休み。この期間を利用してすこし北京を歩いてみようと思う。
旧暦では1月28日が年越しにあたるため、この前後2週間は長期休暇になり、地方から都会に来ている人はみな帰省する。1月末の北京は、人は少ないがたいそう賑やかだそうだ。今から楽しみだ。(写真:街角のツリー。「あれは西方の節日だからね」というのは友人の反応。中国ではクリスマスは多くの人にとってなじみがないが、年を越してもクリスマスの飾り付けが続くのは、ある意味日本よりも西洋的か。)

今日は休憩

2005-12-16 10:11:54 | 留学生活
疲れがたまっているのか、頭の回転が大変遅い。月曜日に教科書の本文を3つ暗記したのがたたったのか、寒さ対策で厚着し過ぎでくたびれたのか。あまりにも冴えないので、老師と相談して今日は一日休みにした。この3連休はのんびり過ごそうと思う。今日は按摩に行く予定。(写真:先月訪れた789芸術区のギャラリー)

歯医者

2005-12-13 18:34:55 | 留学生活
「あっ、とれちゃった。」2日前、夕飯を食べていると、妻のたこが小さな金属のかけらを指差した。ご飯のおこげをかじっているうちに、歯の被せ物が取れてしまったようだ。「どうしよう。」「歯医者に行くしかないよなぁ。」「どこに行けばいいんだろう。」たこは心配顔になっている。ネットで北京の歯医者を調べると、日本語が通じる(とされている)病院もいくつかある。たこが治療費を気にするので、海外旅行保険を確認すると、歯の疾病は保証の対象外の項目。出発前にここまでは確認していなかった。
あれこれ迷ったが、中国語の老師に教えられた学校近くに歯医者に行っみた。衛生的でないところは感染がこわい、と聞いていたので、「汚かったらやめよう」と思いながら、ビジネスビルに向かった。思いのほか、というか、日本でもこれだけきれいなら問題なし、という感じの受付だったので、ちょっと安心した。「どうしましたか?」「金属が取れてしまったので、つけてほしい。」というと、「ちょっとおまちください。」と先生に相談にいく。しばらくしてもどってくると、「ここでは、これと同じ金属を被せる治療はしていないので、これを被せることはできませんが、代わりのものを詰めることはできます。」とおそらくこういう意味のことを言われたようだ。もう一度確認すると、やはりできないという。しっかりした感じの女性の先生もでてきて、歯の状態を見ながら、治療の方法を説明してくれたが、ほとんど聞き取れない。日本語の通じる他の病院に行くことも考え、たこが「いいや、ここでやってもらおう。」と治療室へ向かった。治療室は個室になっていて、日本と同じような治療器具の他に、パソコンもある。先生と看護婦さんのふたりで進める様子は日本とよく似ている。樹脂のようなものを何回かに分けて歯につめて、30分ほどで終了。
治療代は150元(約2200円)。この他にも、1500元という選択肢もあったがやめにした。帰国してから金属に詰め替えることは簡単か?と聞くと、「どうして金属がいいの?いまはいろいろな素材があるのよ。」と先生。当然ながら、10年前の日本の治療技術より、現代中国の治療技術のほうが進んでいるようだ。ビル1階で、日本のとんこつラーメンを食べて帰宅。(写真:朝焼け。日の出が遅い。最低気温は-8℃)

寒いはずだ

2005-12-04 17:51:47 | 留学生活
髪の寝癖を水で軽く濡らしたまま、昼頃でかけたら、日陰で歩いているうちに、2分くらいで凍ってしまった。話をしていると、寒さで歯が痛くなるたこのコートとぼくのズボンの内側に穿く薄いトレーナーみたいな下着(要するに股引)を買って来た。
信州の寒さに慣れているので、まだまだ平気だと思っていたが、12月にこの寒さというのには驚いた。北京の気温を調べたら、最高気温-2℃、最低気温-8℃。どうりで寒いわけだ。(写真:水路には薄い氷がはっている。)

GR DIGITAL 中国でも発売・その後

2005-12-04 10:39:06 | 留学生活
ようやく北京市内でも店頭にリコーのGR DIGITALが置かれるようになった。ネット上でのいくつかの紹介記事では、「GRの伝統を受け継ぐデジタル機」以外に「経典再来 理光GR DIGITAL延継神話」などの派手な表現が目立つ。11月に買ったカメラ雑誌には、「理光GR DIGITAL実践手冊」という付録がついていた。中国のリコーはGR DIGITALの発売にあわせて、GRシリーズの点検無料サービスを開始した。不具合があった場合の修理費と部品費用は有料である。GR DIGITAL専用のブログリンク集も立ち上がったが、ほとんどリンクがなく寂しい状態だ。
こちらではリコーのカメラはマイナーな存在なので、中国のyahooで検索しても、ヒット数は少ない。使用感を紹介しているブログはひとつふたつしか見当たらない。それでも、マニアはいるもので写真愛好家の掲示板では、CCDの大きさ、光学式ファインダーがないこと、単焦点であること、値段が高すぎることが主な話題になっている。
「これでは、GR DIGITALを買った人にはおめにかからないだろう」と思っていたところ、ある学生(といっても彼はもともと大学で写真を教えていて、いまは半年間の研修中)に、リコーが最近出したデジカメを知っているかと聞かれた。「理光GR DIGITAL実践手冊」を出して、これのこと?と聞くと、うれしそうに「これだ、これだ」と笑いながら、「触ってみたげど、GRDはいいよ。GR1にそっくりだ。」と言う。ぼくが、GR1を持っていることや、日本ではGR1はすごく評判がよく、GRDもよく売れていることを話すと、「そうかそうか」とうれしそうだ。買うの?と聞くと、「買う」と一言。値段の交渉もして来たらしい。ネットで価格を調べると本体で5400元だが、店頭で交渉すれば、4000元ちょっとで買えそうだという。
こちらでは、値札が出ていない店では値段交渉はあたりまえ。相場を知らないとみれば、たちまち高い値段をふっかけられる。なにしろ会話の教科書にも、中国式の買い物の仕方が出てくるくらいだ。ある中国人の友人からは、「180元と言われたマフラーを40元まで値切って買った。」と聞いたことがある。残念ながら、一言口を開いただけで外国人と分かってしまう発音と、たどたどしい会話力では、とても値切れそうにない。カメラを買うときは、友人について行ってもらうしかなさそうだ。(写真:月例コンテストの様子。年齢層が高い。)

初雪

2005-12-03 23:14:46 | 留学生活
昨日、老師から「夜は雪になるから」と聞いていたが、雪が降る様子はなかった。朝、窓の外を見ると、うっすらと雪が積もっている。深夜に雪が降ったらしい。雪は陽が当たる場所では、すぐに溶けてしまったが、日陰では昼頃にもすこし残っていた。毎日軒先にやってくる鳩は、別の鳥かと見間違えるほど羽をふくらませている。今もぴゅーぴゅーと風の音が聞こえる。寒い寒い一日だった。例年になく暖かい北京にも、ようやく冬が来たようだ。(写真:朝8時、窓からの風景)

柿のおすそわけ

2005-11-28 19:18:53 | 留学生活
中国語の老師から、柿をいただいた。彼女と同じ事務室の日本語教師が教え子からもらったもののおすそわけだ。柿は日本固有のものだとどこかで思い込んでいたので、北京で初めて柿を見たときには驚いた。中国にも渋柿や甘柿があるとのこと。今日いただいたのは甘柿。とろりと熟した実は、ミルクセーキを思わせる甘さだった。柿は2種類で、もうひとつは人指し指の大きさほどのもの。軽く干してあるのか、一見しなびたブドウのようにも見えるが、ちゃんと柿の味がする。北京では以前多く見られたが、今では珍しいそうだ。(写真:小さな柿。最初見たときは柿だとは思わなかった。)

慣れ

2005-11-26 11:03:37 | 留学生活
心配していた冬の寒さはまだこれからだ。例年にない暖冬で1ヶ月遅れの気温らしい。部屋の中の暖房は暑いくらいで、Tシャッツ1枚でも平気だ。
北京に来て3ヶ月。最近の授業は以前と比べてスピードアップしたが、ちゃんとついて行くことができるようになっている。ようやく「勉強すること」に慣れて来たようだ。中国人の話すスピードにも少し慣れた。中国人同士の会話もだいぶ聞き取れるようになってきたが、まだまだ知らない単語が多すぎる。映画やテレビの聞き取りは難しい。
友だちから知人を紹介されるたびに、自分の発音の悪さを実感する。難しい発音の単語をいうと何度も聞き直される。しかし、友だちは笑っていう。「私も最初聞き取れなかったけど、すぐに慣れるから。」
慣れてきたのは、こちらだけではないらしい。(写真:部屋の4カ所にこのような暖房がある。)