11月4日早朝、天気予報が快晴であることを確認して家を出ました

行き先は翌日から冬季通行止めとなる枝折峠、つまり今シーズン最後となる滝雲の撮影へ行ってきました
皆さんこんにちは ネイチャーフォトグラファーの星和馬です
もう5年以上も前、まだ何の知識もなかった私が滝雲を見ることができたのはとても幸運だったと思います
それ以来毎年秋になると勤務表と天気予報を照らし合わせ、枝折峠に通うようになりました
それはまるでお互いの都合を合わせて逢引きをするカップルの様でもあります(なんちゃって❤️)
最終日に快晴. . .私と滝雲はとても固い絆で結ばれていることを感じました
いつも通りシルバーラインを通って銀山平へ行き枝折峠の頂上を目指します
そして日の出時間の少し前に到着

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滝雲どこ?
これではまるで. . .
私の片想いじゃん!
私の片想いじゃん!
長い付き合いですが私にはまだ彼女の知らないところがあるようです
天気予報の文字情報だけでは彼女の気持ちを理解することはできませんでした
「会えると思ったのに〜っ!」

奥に見える霧は奥只見湖の湖面です
その霧が枝折峠にまで溢れ出して滝雲となるのですがこの日は全く足りませんでした
この思わせぶりなところも滝雲の魅力です❤️
シルバーラインに入ってそのまま帰ろうと思ったのですがその時ふと気になることが. . .
霧は少なかったけど奥只見湖は今どうなっているのか
まるで呼ばれている様な気がしてトンネルへの曲がり角を通り過ぎ、銀山平の乗船場へ向かいました


湖面から立ち込めた蒸気(霧)が山の中腹に留まっています
今まで見たことのない、とても神秘的な光景でした
この様子を見守っているとファンタジア号の背後から太陽が昇ってきます




胸が高鳴り、私は滝雲を見た時以上に興奮していました
こんな表情もするのか. . .
彼女の普段見せない表情を見てしまったような、そんな気持ちになりました
私の一方的な片想いかと思われたこの恋もまだチャンスがありそうです
また来年アタックしてみます❤️