私事で忙しくしておりまして
ずいぶん 前回から 時間が経ってしまいました。
それでも お越しいただきありがとうございます。(^-^)
創作でラストを考えてみました。
妄想の世界を
お楽しみ下さい。
******************************
龍先生の作品による企画展は
大成功のうちに終わった。
ジェインは最後の作品の搬出を
確かめてほっと息をついた。
毎日忙しく立ち働いていると
いらないことを考えなくて済む。
(今日は久しぶりに早く帰って
ウォニンにおいしいものでも
作ってあげよう。)
チゲの材料を買い込み家に戻ると
ウォニンが待ちかまえていた。
「お姉ちゃん,荷物が届いてるよ。」
「えっ,なに?」
買ってきた荷物をテーブルに置いて
ウォニンが差し出した箱に目をやる。
受け取った箱は大きさの割りに軽かった。
「…?」
箱の包みを解き蓋を開けた。
レモン色の緩衝材が詰まっている。
そっと緩衝材を取り除いていくと
現れたのは…ガラスの仮面だった。
(…え?)
以前,龍先生から譲り受けたあの仮面とは
表情が違う。明らかに別の表情だ。
面長のフォルム,見たことのある面影…
添えられたメッセージカードを開く。
そこにはなつかしい文字が…
「愛する人の目で 見る世界はどんなだろう ジェイン。
昔は こんな事を考えた。
他人の目で 世界を見たら どうみえるか。
ジェイン 元気か 絶対に幸せになるんだぞ
幸せの目で 俺の世界を 見てくれたら
おれもきっと 笑顔になれる。
夜は辺り一面真っ暗闇で
どこが空で どこが地か
光っているのが
明かりなのか 星なのか
区別がつかない。
俺はどこに 向かっているんだ。
天国か地獄か」
カードを持つ手が震える。
(…ゴヌク)
思わずジェインは家を飛び出していた。
(ゴヌク,近くまで来てるんでしょ…
どこにいるの?)
二人で歩いた場所をあちらこちら
歩き回ってみる。
あの時 龍先生の工房に
ゴヌクは居たのではないのかしら?
あの懐かしい感じはゴヌクだったのでは?
カードに再び目を落とす。
ゴヌクの深い悲しみと苦悩が見え隠れする。
ゴヌクはいまだに罪の意識と現実の残酷さに
苦しんでいるのだ。
(ゴヌク,ゴヌク…戻ってきて
ゴヌクでもテソンでもそんなこと
どうだっていい。あなたの苦しみを
私も分かち合いたい…あなたの背負った
荷物を私も一緒に持ちたい。
天国でも地獄でもない
あなたは生きてここに戻ってきて
ゴヌク!)
ジェインが街をさまよい歩いていたその頃…。
***********************************
勝手気ままに妄想していますが
できるだけ ドラマのラストシーンを
生かして行こうと考えています。
次回をお楽しみに~(^_^)
ずいぶん 前回から 時間が経ってしまいました。
それでも お越しいただきありがとうございます。(^-^)
創作でラストを考えてみました。
妄想の世界を
お楽しみ下さい。
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龍先生の作品による企画展は
大成功のうちに終わった。
ジェインは最後の作品の搬出を
確かめてほっと息をついた。
毎日忙しく立ち働いていると
いらないことを考えなくて済む。
(今日は久しぶりに早く帰って
ウォニンにおいしいものでも
作ってあげよう。)
チゲの材料を買い込み家に戻ると
ウォニンが待ちかまえていた。
「お姉ちゃん,荷物が届いてるよ。」
「えっ,なに?」
買ってきた荷物をテーブルに置いて
ウォニンが差し出した箱に目をやる。
受け取った箱は大きさの割りに軽かった。
「…?」
箱の包みを解き蓋を開けた。
レモン色の緩衝材が詰まっている。
そっと緩衝材を取り除いていくと
現れたのは…ガラスの仮面だった。
(…え?)
以前,龍先生から譲り受けたあの仮面とは
表情が違う。明らかに別の表情だ。
面長のフォルム,見たことのある面影…
添えられたメッセージカードを開く。
そこにはなつかしい文字が…
「愛する人の目で 見る世界はどんなだろう ジェイン。
昔は こんな事を考えた。
他人の目で 世界を見たら どうみえるか。
ジェイン 元気か 絶対に幸せになるんだぞ
幸せの目で 俺の世界を 見てくれたら
おれもきっと 笑顔になれる。
夜は辺り一面真っ暗闇で
どこが空で どこが地か
光っているのが
明かりなのか 星なのか
区別がつかない。
俺はどこに 向かっているんだ。
天国か地獄か」
カードを持つ手が震える。
(…ゴヌク)
思わずジェインは家を飛び出していた。
(ゴヌク,近くまで来てるんでしょ…
どこにいるの?)
二人で歩いた場所をあちらこちら
歩き回ってみる。
あの時 龍先生の工房に
ゴヌクは居たのではないのかしら?
あの懐かしい感じはゴヌクだったのでは?
カードに再び目を落とす。
ゴヌクの深い悲しみと苦悩が見え隠れする。
ゴヌクはいまだに罪の意識と現実の残酷さに
苦しんでいるのだ。
(ゴヌク,ゴヌク…戻ってきて
ゴヌクでもテソンでもそんなこと
どうだっていい。あなたの苦しみを
私も分かち合いたい…あなたの背負った
荷物を私も一緒に持ちたい。
天国でも地獄でもない
あなたは生きてここに戻ってきて
ゴヌク!)
ジェインが街をさまよい歩いていたその頃…。
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勝手気ままに妄想していますが
できるだけ ドラマのラストシーンを
生かして行こうと考えています。
次回をお楽しみに~(^_^)
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