お越しいただきありがとうございます。(^-^)
創作でラストを考えてみました。
妄想の世界を
お楽しみ下さい。
******************************
「社長,お届け物です。」
ヘシングループの社長になったテラは
毎日忙しく働いていた。父が倒れテソンも
行方知れずになり一時はどうしたものかと
混乱していたが,どうにか平静を保って
仕事を続けられている。
母は仮釈放後,急に足に力が入らなくなり
立つことができなくなった。その頃から
言動が怪しくなり始め,病院で診察してもらうと
初期のアルツハイマーであることが分かった。
病気のことは母には伏せ,足の療養のためにと
郊外の病院へ転院した。
モネの精神状態もカウンセリングを
続け落ち着いてきた。
アメリカで大学に通いながら
ヨガや自分の趣味を充実させている。
母に似て美術への造詣が深いので
ゆくゆくは母が起ち上げたギャラリーを
モネが引き継げばいいと考えている。
テラはモネを訪ねてアメリカへ行ったときに
セントラルパークのベンチでモネと並んで座って
そんな話をした。
すると,モネは静かに口を開いた。
「お姉ちゃん。私,生まれ変わった
気がするの。テソンお兄ちゃんを
撃ってしまったとき,あの瞬間
お兄ちゃん…笑ったのよ。
それがとても懐かしい気がした。
私は赤ん坊でお兄ちゃんがあやして
くれたことも覚えていないのに…
とても懐かしい気がしたの。
あの瞬間,テソンお兄ちゃんだって
分かったの。誰にも教えられなくても
なぜか分かったの。」
テラはモネの手をそっと握った。
「病院へ電話したわ。
お兄ちゃんって初めて呼んだの。
それしか言えなかった。
電話口でずっと私が泣いていたら
お兄ちゃんがこう言ったの。
『ごめんな』って。
私が謝らないといけないのに
『ごめんな,お前を傷つけてしまって
父さんや姉さんを不幸にしてしまって
ごめんな。俺は悪い兄貴だ。』って
私,言ったの。
『そんなことない。』って
『お兄ちゃんは ただ一生懸命 私たちに
会いに来てくれただけじゃない。』って。
『ああでもしなかったら会えなかった』って。
『お兄ちゃん,生きててくれてありがとう』って。」
テラはモネの髪をなでながら言った。
「モネ。えらいわ。私にも
言えなかったことがあなたは
ちゃんと言えたのね。
私も生まれ変わった気がしているの。
お母さんの罪を私が代わりに償うつもり…
お母さんのやるべきだったことを
私がしていくわ。テソンのこともモネのことも
私のかわいい弟と妹。血が繋がっていなくても
そう思っていい?」
モネが静かに頷く。その頬には涙が伝っている。
「お姉ちゃん,血が繋がっっていなくても
もう一人戻ってきてほしい人がいるの。」
かすかに微笑むモネ。
同じくかすかに微笑み返すテラ
姉妹の絆は前と同じく繋がった。
「もう一人のテソン。」
***********************************
勝手気ままに妄想していますが
できるだけ ドラマのラストシーンを
生かして行こうと考えています。
次回をお楽しみに~(^_^)
創作でラストを考えてみました。
妄想の世界を
お楽しみ下さい。
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「社長,お届け物です。」
ヘシングループの社長になったテラは
毎日忙しく働いていた。父が倒れテソンも
行方知れずになり一時はどうしたものかと
混乱していたが,どうにか平静を保って
仕事を続けられている。
母は仮釈放後,急に足に力が入らなくなり
立つことができなくなった。その頃から
言動が怪しくなり始め,病院で診察してもらうと
初期のアルツハイマーであることが分かった。
病気のことは母には伏せ,足の療養のためにと
郊外の病院へ転院した。
モネの精神状態もカウンセリングを
続け落ち着いてきた。
アメリカで大学に通いながら
ヨガや自分の趣味を充実させている。
母に似て美術への造詣が深いので
ゆくゆくは母が起ち上げたギャラリーを
モネが引き継げばいいと考えている。
テラはモネを訪ねてアメリカへ行ったときに
セントラルパークのベンチでモネと並んで座って
そんな話をした。
すると,モネは静かに口を開いた。
「お姉ちゃん。私,生まれ変わった
気がするの。テソンお兄ちゃんを
撃ってしまったとき,あの瞬間
お兄ちゃん…笑ったのよ。
それがとても懐かしい気がした。
私は赤ん坊でお兄ちゃんがあやして
くれたことも覚えていないのに…
とても懐かしい気がしたの。
あの瞬間,テソンお兄ちゃんだって
分かったの。誰にも教えられなくても
なぜか分かったの。」
テラはモネの手をそっと握った。
「病院へ電話したわ。
お兄ちゃんって初めて呼んだの。
それしか言えなかった。
電話口でずっと私が泣いていたら
お兄ちゃんがこう言ったの。
『ごめんな』って。
私が謝らないといけないのに
『ごめんな,お前を傷つけてしまって
父さんや姉さんを不幸にしてしまって
ごめんな。俺は悪い兄貴だ。』って
私,言ったの。
『そんなことない。』って
『お兄ちゃんは ただ一生懸命 私たちに
会いに来てくれただけじゃない。』って。
『ああでもしなかったら会えなかった』って。
『お兄ちゃん,生きててくれてありがとう』って。」
テラはモネの髪をなでながら言った。
「モネ。えらいわ。私にも
言えなかったことがあなたは
ちゃんと言えたのね。
私も生まれ変わった気がしているの。
お母さんの罪を私が代わりに償うつもり…
お母さんのやるべきだったことを
私がしていくわ。テソンのこともモネのことも
私のかわいい弟と妹。血が繋がっていなくても
そう思っていい?」
モネが静かに頷く。その頬には涙が伝っている。
「お姉ちゃん,血が繋がっっていなくても
もう一人戻ってきてほしい人がいるの。」
かすかに微笑むモネ。
同じくかすかに微笑み返すテラ
姉妹の絆は前と同じく繋がった。
「もう一人のテソン。」
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勝手気ままに妄想していますが
できるだけ ドラマのラストシーンを
生かして行こうと考えています。
次回をお楽しみに~(^_^)
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