原題Ｔｈｅ Ｂｕｃｋｅｔ Ｌｉｓｔ
監督ロブ・ライナー
自動車修理工のカーター（モーガン・フリーマン）は職場に病院から連絡入り 入院することになります
一方エドワード・コール（ジャック・ニコルソン）は頭髪剃られ包帯巻かれて手術したあと眠っているかにみえますが カーターの妻が帰ったあと 話し出し 狸寝入りだったのだと分かります
エドワードは桁外れの大富豪
この病院も彼のモノです
それを思えば超豪華な特別室に入院しそうな気もしますが
それでは映画が成立しないか
クイズが好きでどんな問題も正解する答えを知っているカーター
妻がこまやかに優しく世話しています
子供達に孫に 大家族です
エドワードは見舞いは秘書のトマス（ショーン・ヘインズ）だけ
冷静でユーモアあり誠実なトマスは エドワードが何を言い出しても動じず 問題を解決していきます
この扱いにくい欠点だらけのわがまま雇い主を 誰よりも理解し息子のような愛情を抱いているのでした
飲み物や食べ物にも贅沢していたエドワードですが 放射線治療が始まると 副作用の吐き気は抑えられません
同じ病室で助け合ううちに 戦友のような感情が湧いてきます
死ぬまでにやりたいカーターの夢のメモから エドワードはただ病室で死期を待つより 薬が効いて元気なうちに 夢を叶える旅に出ないかとカーターを誘います
限られた時間で
カーターの妻は反対し エドワードに対しても怒りますが
カーターはエドワードと旅立ちます
スカイダイビング
刺青をする
マスタングの運転
ピラミッドで絶景に感動
万里の長城をバイクで走り抜け
美しいタージ・マハール
エベレストへも
笑顔で過ごす時間
美女との会話でカーターは残してきた妻を思い出します
帰ろう 彼女のもとへ 愛する家族が 彼の身を案じ待つ家庭へ
カーターはエドワードにも家族のもとへ帰ってほしいと願い計らいますが
エドワードは怒り 二人は喧嘩別れのようになりました
カーターはエドワードの秘書の本名を知ります
エドワードは聖書が嫌いだから 他の名前で呼んでいる
カーターの帰還を家族は喜び みんな揃ってご馳走を食べ しみじみ妻とも話しー
カーターは倒れ エドワードにも連絡が行きます
病室に駆けつけたエドワードは 手術しても望み薄なのだと知ります
カーターはエドワードの好きなコーヒー豆について 調べていて 二人は大笑いします
腹を抱えて笑うにも済みの線がひかれます
手術する前カーターは エドワードが気にかけている生き別れの娘に会うように進めます
エドワードは娘に会い和解 とても可愛い孫娘に出会えました
エドワードは線を引きます
ー世界ーの美女にキスをするー
誰よりも愛しく美しい 大切な宝
カーターは手術中に亡くなりました
妻は ただ涙です
カーターの葬儀でエドワードは話します
今まで葬儀は嫌いで苦手で出たことなかったのに
最高の友人カーターへ尊敬と愛情持ち 旅の思い出を
自分が死んだらカーターに案内してもらうのが
友との再会が楽しみだと語ります
エドワード・コールは５月に死んだ
その遺灰が入った缶を秘書は雪山におさめます
缶は二つ並んでいました
もしやカーターのとでしょうか
ーこれは違法だがーと独白
最後までエドワードの願いに忠実な秘書でした
かたや真面目一方のカーター
かたや四回も結婚したエドワード
正反対にも思える二人に 人生最後に芽生えた友情
互いの違いを認めあい理解しあい 相手を尊重する
そして秘書がエドワードに忠実であったことが この映画を気持ちよいものとしています
味のある秘書 名演でした
モーガンさんと この映画ではいいコンビ 死ぬこと しみじみ考えさせられました