goo blog サービス終了のお知らせ 

夢のLeidi Laidi

着物と宝塚、ほぼ半々

マイナーリクエスト 1

2015-12-17 19:21:57 | キモノ・マインド
「マイナーな君とマイナーな僕をつなぐ虹の架け橋」

…で始まる、マイナーリクエストコーナーがある
FM番組を愛聴していましたが、
ボーダーは何歳だろうなぁ。

先日のクリスマスパーティーに作った
スチャラカ着物を着てみたいという
奇特なあなたに贈るメイキングその1、
上着編です。

と言っても、そんなに変わったところは
ないんです。



対丈&細帯で着る場合は、身幅や身丈を考える必要がありますが、
これはもう、普通の着物を帯なしで着ただけですから。
選べるなら、マイサイズより少し大きめの方が、
袖抜きしやすいと思います。


あえて変えたのは袖です。
単なる「筒状」。
つまり、襦袢の無双袖です。



浴衣くらいなら縫えるわって人なら、
リサイクルの単衣着物入手して、
袖だけリメイクするのはどうでしょうか。
凝るなら、別布で同サイズの筒を作って
裏をつけてもいいですが、うそつき襦袢の要領で
「かさね袖」つけるのもいいかも。
その場合、うそつき袖は上着のより幅広に作って
十二単みたいに見せるのがいいですね。

あと、そのままでも問題ないけど、上半身を
たぷっとさせて着るので、袖付けと身八つの
割り振りを変えました。

標準寸法だと、袖付け六寸(23センチ弱)、身八つ四寸(15センチ位)
ですが、袖付け八寸(30センチちょい)、身八つ二寸(7.5センチ位)
にしています。
トータルは変えていないので、
普通の着物に戻すのも楽かな、と。



私は自分で仕立てたから、見せるための裏地を
選びましたが、そこまでしなくてもインナーで
なんとかなると思います。

袖を抜く時に、ちょっと気をつけて、
あんまり裏を見せないようにするとかね。
掛襟から地衿にかけてもデコっておくのも
手ですね~。

ちなみにこの裏地は、普通の生地屋さんで買った
薄手のコットンサテンです。


では次回、インナー(半着?)編に続きます。


また良からぬ事を考えている…


KIMONO輪舞 ~着物でクリスマスパーティー

2015-12-15 00:31:17 | キモノ・マインド
ワタシの神様はナニワ在住に違いない…。
頭の中で常に
「ヒネリなさい!もっとヒネリなさい!」
って声が響くのです。

一昨年は醍醐の花見
去年はアナ雪でした。

そして、三回目となる今年はこちら。




…そろそろ出禁になるんちゃうか。


恐れ多くも女神像載せましたが、
こちらとの中間あたり狙いました。



…罰当たり感、更に増加でしょうか。

全製作過程は、相変わらずカテゴリー「謀る」(今年分)です。

仮縫いとか一切せずのぶっつけなので、
完成して全装着するまでは、神頼み気分です。

はい、完成図。



このように、遠山の金さんごっこするため
裏地に凝りましたん。



袖は抜いたら、背中側の腰紐に引っ掛けます。

頭飾りはこんな感じ。



ピアスはARMEDEJET で念力アップ。




全イメージは DEEP FOREST の Noonday Sun です。
聴いてみてね♪




記念に筋肉痛ものの全力自撮りドヤ顔載せておこう。



…で、今年もこれどうしよう。

ハデハデ腰紐

2015-11-20 19:51:02 | キモノ・マインド
ちょっと前に「帯は難しいのでしませんでした
などと書き散らかしましたが、
それ見て「そうねぇ…私もいっちょ帯無しで着て、
『この桜吹雪がお見通しでぇ!』とか
やってみようかしら」なんて考えた
ファンキーなそこのアナタ!

何かの拍子に、白とか薄ピンクのモスリンの
腰紐が見えちゃったら、ちょっと興ざめですよね。

ここはひとつ、派手な柄物腰紐をするのは
いかがでしょう。



通常の腰紐より、少し幅広めにしています。
帯無しの違和感軽減にもなるかもしれません。
ウソです。
腰紐いくら派手にしたって誤魔化せますかいな。
レッツ違和感。
ウェルカム違和感。
違和感が怖くてイカくんが食えるか。

…諦めましょう。

オリジナルワードで「○○系」

2015-10-27 00:55:07 | キモノ・マインド
和服が仕事着という人は別として、
「あんまり考えずに適当に着物を着る」人は
かなり少数派ではないでしょうか。

「いや~全部洗い張り中でさ~。
その辺にある物着てきちゃった」ってレベルの人は、
なかなかいない。
かえってカッコいいですが。

というわけで、着物はその人それぞれの好みや
思い入れが分かりやすいというか、
表現しやすい衣類だと思います。

正統派クラシックなのが好きとか、
アンティークの華やかなのが好きとかロマンチック路線とか、
極妻風とか、そりゃもういろいろ。

「いつもは柔らかい色のシンプルな取り合わせだけど、
今日は思い切って柄ON柄、色ON色にしてみた」とか、
洋服と同じく、1人の人が全く違うイメージにチャレンジ、
なんて事もあるわけです。

ただ、いつも木綿やウールのカジュアル派の人が
たまに柔らかものを着るとしても、そこには何か、
変わらない好みの方向性があるのじゃないか…
その人の抱く理想の型というかね。

こんな事を考えたのは、つい先日の Kimono Rock 大阪に
行った話の時に、なんの気なしに
「私にはロックの要素が無い」と書いたものの、
「では、私の要素とはなんぞ?」と思ったのですね。
私は何系あるいは何派なんだろ、と。
何色のどんな着物の時も変わらない、共通した何か、
ありますかね。




で、ですね。
ここで「シンプル」とか「オーソドックス」のように、
普通のわかりやすい言葉を探してもいいけれど、
絶対に他の人と重ならない「○○系」を各々考えて
自称したら面白いんじゃないか…と思ったんですが
どうでしょう。

「え?何それどういう意味?」と聞かれて解説が
必要なくらいの言葉で、たとえモノトーンで決めようと
カラフルPOPで盛り盛りしようと、常に心に抱く
首尾一貫した「私のポリシー」を表す、○○派。

例えばですね…
「静かなる玉蟲の奏でるララバイ系」
「パリに出没する風の又三郎系」
「いつも心にエレクトリカルパレード派」
「冷ややかに微笑むガネーシャ路線」
「ムーミンママのコーンスープ系」

…とか。
わけ分かりませんね~。
解説要りますね~。

でも、「こういう感じ、こういうイメージなの。
紬でも木綿でも、どっしり縮緬着ててもモンペでも、
私の心の根っこがこれ」
を考えてみるのは楽しくないですか?
いわゆる、キャッチフレーズですね。

ワタクシはですね…
「桂皮たっぷり芳香性健胃消化薬系」
これです。









帯は難しいのでしませんでした

2015-10-14 16:28:46 | キモノ・マインド
こういうので



出かけるのが平気になると…
(あ、右端は参考資料です)

帯、たまには無しでもいんじゃない?



とか思ったりして。

いや、出かけませんよ。
出かけませんてばさすがにね。

でも…壺シルエットがなかなか可愛くないですか?
(諦めが悪い)

ほら、遠山の金さんごっこもできるし。



…あんまり需要なさそうだけど。

数年前になりますが、妹がタイ旅行で寺院観光に訪れた際、
着物姿の地元女性グループに遭遇、
なんとタイの着物愛好家サークルで、
着物に帯はせず、色とりどりの伊達締め姿
だったそうです。

「キモノ、好きですー。でも、帯ムツカシから
しませんでしたー」

ふふふふふ…。
彼女たちの言葉から、タイトルいただきました。
好きだわー。
こういう発想。

あ、金さんごっこした、どピンクの着物も
その妹から貰ったものですが、春になったら
着て出かけようと思います。

大丈夫。
年令札ぶら下げて歩く訳じゃないしね。