夢のLeidi Laidi

着物と宝塚、ほぼ半々

サプール meets 平たい顔族

2016-07-29 01:16:32 | 一人着物部活動報告
…最近この「平たい顔族」という言葉が
気に入ってまして。

御多分にもれず、私も自分ののっぺりした
顔は、どうにかならんものかと
思っていたのですよ。
もうちょっと目鼻立くっきり、
すっきり立体的な感じにならないかと。

あれこれ超絶技巧を尽くして、ちょっとでも
彫りを深く見せるメイク技も紹介されてますが、
もちろん私には、そんな技術を磨く根性は
ありません。
自分としては頑張って塗装…いえ、
化粧したつもりでも、出先で鏡見たら
大して変りばえのしない、いつもの
のっぺり顔です。

けれども、年をとる利点というのはあるもので、
近頃は「そうだこれは『こういう部族の顔』なのだ」
という気がしてきて、
それならそれで「平たい」事を
前面に押し出した美ってのも、
あってもええなぁ…
えーとー…平安メイクかしらー

というような事を考えるようになりました。
解決策は見出せていませんが。

そんなこんなで、サプールの
紳士方との記念撮影。



際立つ平面感。

いや、そんな事はどうでもええのです。

カニンガム師匠と会う事は叶わなかった。
でも私たちはまだ、この世に生きていかなければ
ならないので、
そしてこの紳士方は、はるばる来阪して
くださったので。

会うのだー!
だったのです。



かっこよろしわ〜。
握手もして頂いて感謝感激。



はい、日々精進。
かっこいい平たい顔族目指して。

猛暑対策 リアルクローズ編

2016-07-26 01:25:14 | キモノ de Gozar
今年は猛暑だというので、
「帯をなんとかできないかしらー」と
作った物が、「いつどこへ行く時に
使えるのだ」な結果になってしまったので、
つまり対策は一向に進んでいない…。

まぁ、あれはもう日曜大工の一種ですからねぇ。
どうしようもない。
既製品買った方が安上がりだし使いやすいと
分かっていてもやめられない…
のと一緒です。

取り急ぎ、この夏の実用品が必要なので
麻で二部式(上)を作ります。
長着用の反物ざっくり裁断する度胸は
やっぱり出ないので、洋服生地使いますが、
最初のこのひと手間がねー。



あと、要所要所にロックミシンで端始末。

正直、和服には洋服生地は難しいと思います。
プリントや素材は魅力的なのが多くて楽しいですが…。

反物だと両端に耳があるので強度が出るし、
同じ木綿100%でも、夏のワンピース用の
布で着物作ったらめちゃめちゃ暑い…
というような事もあるわけです。
デニム着物って、Gパン用のデニムそのままで
作ったら、重くて大変だろうし。
あまり薄手のにすると、今度は落ち着きが悪くなるし。
和服はどうしても布の分量が多いですからね。
だから、ファブリック着物で着心地や使い勝手
いいものは、本当にすごいと思います。


手間はかかるし、生地の選択も難しいけれど、
直線断ちだから、使い道を思いつかない
端切れが出て、捨てるに捨てられず悩む事が少ないのは救いです。

この生地は幅広タイプで2m買いまして、
見積もったら二部式の上着と半巾帯分取れて
残り布は殆ど無しになりそうです。
ノー残布 ノーストレス。
よしよし。

カネにものを言わせました

2016-07-22 19:53:38 | 一人着物部活動報告
いえ、つまり…既製服を買いました。
という意味です。

下着や靴下、仕事の制服用のブラウス以外で
服買ったの、どれくらいぶりかなぁ。

そんな久々のお買い物は、こちら

麻こしき
ロングの巻きスカートのように見えて
巻いてない…。

はい、ご明察。
これに上着だけ作って、二部式着物に
しようって魂胆です。
毎度思うけど、これって
「着物のお客様割引」のある場所で
和服とジャッジされるのかしら…。
甚平だったら…?
やっぱり帯してるのが最低条件ですかねぇ。

まぁいいや。

で、夏場は二部式の下にはキャミソールとか
袖なしカットソーみたいなのが涼しいかも…
と物色してたら、楊柳生地で
きれいな色のを古着屋さんで見つけて、
ホクホク購入。
未使用品のようだけど、えらい値引きに
なってました。



ついでに、気合いで着物を着る時用の
衿芯も補充。
差し込みタイプの芯が手軽ですが、
私は三河芯の方が落ち着きがいいようです。
ただ、固いので縫うの大変。
このバイヤスカットのは、
も少し柔らかいので楽ですよー。

猛暑の夏帯考

2016-07-19 18:50:58 | 一人着物部活動報告
浴衣は特にそうですが、夏の着物の帯は
クルッと巻いてペタっで
なんとかならんものか…。

角帯という手もありますが、慣れてないと
見た目の違和感がどうもね…
だったりするし、
私のように上半身の厚みが不幸だったり
雰囲気に凛々しさのかけらもなかったり
すると、爪楊枝人形感ハンパない。
巾はもう諦めるとして、ぐるぐる巻いて結ぶことを
省略できないものか…

SNS上で見た、着物にゴシックなコルセットを
合わせたスタイルは、とても素敵だったし
かっこいいベルト状の帯も商品化されてますね。

というわけで、クルッと巻いてペタです。





脇はマジックテープで、着物の厚みや
おはしょりの量で変わる胴回りのサイズ位は
調整できると思います。

帯締めや帯留めする事を考えて
バックルはシンプルにしましたが、
もっとデコラティブなので遊ぶのも
楽しいですね。

これで着る時の帯結びと
炎天下で「崩れてるんじゃないかしら」
ストレスは解決です。

が、問題はあります。
半巾帯で貝の口やカルタ結びのようなのは
ちょっと…というのと同じくです。

女はお太鼓の垂れやボリューミーな帯結びの下に
不都合な現実を色々とシワ寄せしているものなのです。
その現実は、特に直視する必要もない!
と、ワタシは思います。

はい、一発解決!






オーガンジー使ったので、跳ね上がり過ぎたかな。
もう少してろんとした生地使えば、
柔らかい着物にも合わせられるかもしれません。

さて、私は無から有を生み出せる
天才ではないので、たいていソースがあります。
別の言い方をすると、常にパクってます。

今回はこちら。



2014春夏 ディオー(ピーッ 自主規制)
プレタポルテコレクション。
だいじょぶ。
ラフは鼻も引っ掛けないから。



カニンガム・ブルーの着物

2016-07-08 15:22:03 | 一人着物部活動報告
もう何百回観たことか…



登場人物に出会ったら、
「あら、お久しぶりです」とか、知り合いのように
声をかけてしまいそうです。

先月末にビル・カニンガム師匠(勝手に弟子入り)が
他界されて、寂しくて仕方ない、ここしばらくです。

思えば、私のトンデモ着物は、師匠が
「最近は皆クッキー型みたいに同じ格好で
つまらないよ」とおっしゃったから、
作って眺めるだけで満足なところを
勇気奮い起こして着て出かけてたのでした。
アホですが。
ここニューヨークでなくてナニワだし。
なのに、「いや、師匠が面白がってくれる
かもしれないから」と。

遠い遠い空の下、師匠が夢中で写真を撮って
いるということが、いつも支えでした。

ありがとう師匠。
さよなら三角また来て四角、
いつかお目にかかる日まで師匠。

いやしかし、寂しいとしょぼくれていても
仕方ない。
私らカニンガム・チルドレン(勝手に)やないか。
元気出していきましょう。
師匠を退屈させてはいけません。

無謀にも、台所の流しでダイロンで染めた
小千谷縮は、奇しくもカニンガム・ブルー。
二部式にするのは一旦やめて、
長着にしました。



えへへへへ……
右後ろ袖に刺繍いれちゃった。



本当は背紋にしたかったんだけど、
さすがにそこまで細かい刺繍する腕は
なく…。



We all get dressed for Mr. Cunningham

さて、帯をどうするか。
乞うご期待。
面白いもんにするよん。