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夢のLeidi Laidi

着物と宝塚、ほぼ半々

アナタのまぼろし ワタシのまやかし

2016-02-07 18:02:21 | キモノ・マインド
休みの日にちょぼちょぼと作業してると、
本当に遅々として牛歩…。
ランチタイムにもれなくアルコール摂取するのが
いけないのよね。
でも私、なんだかんだ言いながら、基本的に休日しか
飲酒してないから。
ほんとほんと。
お目こぼしください。

さて、グダグダ着付けに割烹着というおウチ着物で
もちろん歩き方も所作も身につくはずもなく
過ごしておりますが、
考えるともなく考えてしまうのが、
いわゆる「あるべき和服の着姿」論。
成人式と浴衣のシーズンに盛り上がりやすい、
あれですね。

もう今更「着物にブーツなんて」「正絹じゃなきゃ恥ずかしい」
の類に対しては「あーはいはい承っておきます」で
流せると思います。

とはいえ、ぐっと立ち止まってしまうのが、
「和洋折衷も着崩しもいいけど、基本を
身に付けてからにしてはどうか」というもの。
「正しい型があってこその崩しだろう」と。

説得力ありますよねぇ。
五七五で俳句詠んだこともないのに、いきなり破格とか。
毛筆持つの初めてなのに、草書体教えろとか。
クッキーも焼いたことないのにウエディングケーキ
作りたいとか。
デッサンも出来ないのに抽象画もどき描いて
アートとか言っちゃって~と
同じ事してるのかしらね私…とね。

もっと優しい人は「基本を身につけた上でと
言っていても始まらない。
どんな形であれ、実際に着る経験を
重ねていく中で体得していけば」
になるんですが…。
て事は、着物にパーカーインしてスニーカーの
スタイルで場数を踏んで、最終ここにたどり着けばいい…



という事になるのかにゃ。
とかね。

いえ、もちろんこれは文句なしの整った形なので、
こういう着姿になるためのスキルを磨くのは、
いい事だと思います。
その努力が楽しいのであれば。
今は良心的な着付け教室も先生も増えているし。

が…「いや、特にこんな感じになりたいわけでは
ないんだなぁ」という場合。
要らないのではないですか?
おはしょり7センチに整える技術は。

「出来ないのと、出来た上であえてやらないのとは
違う」というのは分かるけれど、
和服を着る事だけが人生の目的じゃなし、ですよ。
そこに時間や労力を割いてる場合じゃない
人も多い。

そして思うに、そもそも着物を着る上での
「正しい基本」そのものが、
「ま~ぼ~ろ~し~」なのではないでしょうか。

それなりの年月の積み重ねと、多数派が認めるところが
「正統」の証しと言っていいのかもしれませんが、
「でも私、安土桃山あたりに軸足おいてるんで」
なんて人に、「それより未来の型を習得してからにしなさい」
って、叔父と姪ですよ。
つまり、叔父と姪は結婚しちゃいけないんですよ。
叔父と姪が結婚すると矛盾が生まれるんですよ。
って、フィーの兄ちゃんが言ってた。
(渡辺多恵子著『ファミリー!』参照)

着物の着方の「正しい」基本も基礎も、幻想です。

花魁…いえ、ベルばら着付けのお嬢さんも、
和洋折衷大好き派も、7センチおはしょりに
拳ひとつ分衣紋抜きでなけりゃのご婦人も、
それこそ左前は断じてけしからん派も
そんなん根拠あるんかいな派も、
それぞれのフィクションを楽しんでるに
過ぎない、のではないでしょうか。

まぁ葬式と結婚式だけはねぇ…。
知らずに要らぬ反感買うのは気の毒なので、
「こういう暗黙の了解があって、ものすごく外すと
それなりに波風は立ってしまうよ」と、
子供には教えとくべきでしょう。

それ以外は、他人の抱くフィクションを嫌うのは
自由ですが、わざわざ当の本人に嫌悪感を伝えたり、
自分の方が上だと勘違いして差し出口をきいたり
するのは、やめた方がいい。

だってさ。
「あなたの見ている幻覚は嘘っぱちよ!
こっちの幻がホンモノよ!」
て、ヘンでしょ?
…おもしろいけどね。








謹賀新年

2016-01-01 15:13:17 | キモノ・マインド
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

年末年始休暇がないとか、
くさっててはいけません。

脳天から花咲くおべべで
幸運を引き寄せるのさ。

テーマは「開運」。



今年もてろてろざっくりしか
着られない(^^;)

細かいことは気にしない。
ドラゴンブレスで鷲掴みさ。


もしかして年末

2015-12-28 18:52:44 | キモノ・マインド
盆暮れ正月無関係の職場なので、年越し準備も
無縁で過ごしています。

お陰さまで年取らないって感じー!

…と、一応言っておこう。

いやー本当に、お正月もクリスマスも、
お盆もゴールデンウィークも、
年中行事が全てテレビの中のイリュージョンと
化しているので、盛り上がりに欠ける反面、
面倒な事から逃げる言い訳にもなっています。

今日は年内最後の休みだったので、
またしても何の役にも立たない事をして
遊んでおりました。


頭だけは使った!
スリットにするか隠しプリーツにするか、
裏地はどことどこが繋がるか、とか。

多分…いけると思うんだけどなぁ。
作りながら考える事になるのかも。

こういう時、知識と技術は自由度を増すのねーと
実感します。
私はそれがないから、時間と手間がかかるのです。

行き詰まって逃げた…。



うーん、フリル感がイマイチ。
気晴らしに作るのはいけませんね。


それでは、皆様良いお年を。

私はこのまま通常通りの月末棚卸しをして
月初の処理に入りますので、例年のごとく
年は取らない予定です。
多分ね~。


ぼそぼそと… マイナーリクエスト3

2015-12-22 19:26:32 | キモノ・マインド
では、言い訳編です。

まず、ちゃんと普通に着ろよ。

というのも分かるんです。

が…面倒くさいんだもーん。

着物は好きだけど、着物道に入門する
気は、ない。

歴史に「たられば」はナンセンスといいますが、
洋服に切り替えずに、和服習慣がそのまま続いて
現代に至っていたら、仕事や日常生活着は
上下セパレートタイプが普通になったはず…

というのが私の持論なんですが、
それはまぁおいといて。

もっと楽に動きやすく、と
女性も対丈や細帯で着るというのも
ありますね。
そうするとどうしても、「着飾る」とは
違う、実用的な着姿になりがち…
(除くチーター)

私が試したかったのは、胴回りの殆どを覆う
帯をせずにいながら、
コッテコテにフェミニンに
生活感ゼロのドレスアップ盛り盛りって、
でっきるっかな~?
ということでした。

できるじゃないか。
というのが、今回の実感ですが、
まだまだ要工夫ですね。

そういえば以前、二部式は普段着で、そうでなければ
意味がないと書いたことがありますが、
最近は、もうちょっと「着飾りました」な
感じの、よそ行きってのいうも
できるんじゃないかなぁと
考えています。
…でっきるっかな~。

マイナーリクエスト2

2015-12-22 15:02:31 | キモノ・マインド
マイナーな君とマイナーな僕をつなぐ
虹の架け橋!
マイナーリクエスト第二弾かつラスト!

まぁ結局、なんの事はない半着編です。



この生地が上着の色と合って好評だったのですが、
普通の洋服生地です。
ノムラテーラーで購入しました。
フランス製のジャガード生地。
お値段ちょっと良かったので、1.5m買ったのですが、
なんと1センチたりとも残布出ませんでした。
柄の都合上、横地で使ってます。
仕立てはもう肌襦袢に準ずる、です。
長方形の布にT字に切り込みいれて、
脇縫って衿つけて袖つけて終わり。

袖付けは六寸、身八つ無し。
ゴテゴテバングルつける予定だったので
袖は透ける素材がいいだろうと、
シルクオーガンジー奮発しました。
くるっと筒に縫って、ザクザク綴じつけてるだけです。
これ、透けるのでなく、もっとてろんとした布で
長めに作ったら、「天上の虹」出来るんじゃ
ないでしょうか。

衿のヒラヒラは、フリルリボンを縫い付けただけです。



これ、普通の着物の時のデコとしても
楽しいかもしれません。
なんていうか…伯爵夫人ごっこ?

普通の規模の手芸屋さんでは入手しにくいかな。
「リボンの館」で検索かけて、
オーガンジーとかフリルとかでサイト内絞れば
通販で買えますよ~。

では袖抜き族諸君、ともに闘おう!

…何と?
バス停まで徒歩3分とだ!