夢のLeidi Laidi

着物と宝塚、ほぼ半々

変わらなきゃ…きゃ…(*゜▽゜)ノ

2016-09-25 18:29:14 | キモノ・マインド
木綿の着物はリサイクルで入手するのが難しく、
反物探すことになるのですが、
無地ものは少ないですね。

縞や格子がほとんどで、それも好きなのですが、
無地の方が組み合わせで雰囲気を
ガラッと変えやすいように思えます。

淡いラベンダー色と迷って、こちらに
決めたベビーピンクの木綿。



この前のガリガリくんソーダ色の着物と
並べるとキキララカラーですな。

自己満足の世界ですが、着物は
あれこれストーリーを作れるのが
楽しいですね。
私はよっぽど気合い入れたドレスアップの
時にしかしませんけど (^_^;)
こないだのはもちろん「体育祭」です。
秋晴れの空の色とグラウンドの色、
ハリボテの帯留と、夕暮れ色に帯揚げ…。
塗り絵の楽しみに似てるかな。

ピンクの着物は何に合わせるか
決めてませんが、この秋に着られると
いいなぁと思います。

で、本屋さんうろついてて
たまたま目についたので買ったこれ、



面白い。


「キモノは歩くときすら邪魔になり、
道を歩いている人のなかにもうしろの
裾の中央を帯に挟んで『尻からげ』
している人が多いのです」



例えば、海外での着物ショーで西洋人モデルが
和服でキャットウォークしてるのに
違和感覚えるという声が上がることもあり、
そこまでいかなくても、成人式の
振袖姿のお嬢さんが襦袢の裾を
バサバサ翻しながら闊歩する姿に
「慣れてないから仕方ないわねぇ」と
暖かく見守るか眉ひそめるか…みたいな
事はありますわね。

けれど、実際のところ「日本舞踊とか茶道とか剣道とか
和のお稽古事をすれば身につくはず」ってな
「和装の正しい歩き方」で楚々と歩いていた
日本人はどれだけいたのかなと。

私の社会的所属レベルを維新直後に
スライドさせると
「女性はほとんどが腰にぴったりと
巻きつける短いペティコートか、
膝下はとてもぴったりしてその上は
ぶかぶかの青い木綿のズボン、
それに前がウェストまで開いていて、
帯にたくしこんで着る青い木綿の上着と
頭に巻きつけてしばる青木綿の手拭い以外、
ほかのものを身につけていません」
くらいになると思います。

それが百数十年かそこらで、
「正絹は手入れが面倒だから、木綿や
ウールのバリエーション欲しいなー」
などとほざくようになるのです。
しかも、現代では女性としても
小柄となる私の身長が、幕末なら
男性としても普通なぐらい。

もうねぇ。
ここまで体格も生活様式も
変わっちゃったんだから。
パンツスーツ歩幅でガツガツ歩ける
着物(着付け)にして、裾は翻して
襦袢とのコーディネートをこれ見よがしに
見せるのがオシャレ…

に変えちゃった方が早くない?

と、着物の時と洋服の時で歩き方変える
なんて無理だよぅ…と
半べそかいてる根性無しの
私は思うのですが。

どない?




我が師の恩

2016-09-21 14:00:33 | 一人着物部活動報告
ん10年ぶりの再会となった同窓会も
無事終了しまして…。

もう「和装逃げ」以外の選択肢は無いので
ございますよ。
安定の底上げっぷり。

バーンとな。



背中は凸凹もさせず、ニョロニョロも
スタンバイさせずで、行儀よろしいな。



アンティークのキラキラボタンを
ポイントに。





ギリギリ単衣で暑苦しくない気温でした。
(色がガリガリくんソーダ色だったし)

衣替えの時期については、昨今「昔と違うんだから」と
見直す傾向もあって、いいことだと思います。
この調子では、10月入ってすぐに袷なんて無理だし。

季節の実情とともに、年齢の「しきたり」も、
考え直していくべきだろうなぁと思います。
真面目な呉服屋さんだったら
「お客様くらいのお年でしたら、
これくらい深みのある色柄の
ものをお召しにならなくちゃ」
なんて言われそうですけども。
でも、もし私が実年齢に相応しいとされるであろう
落ち着いた渋い色の着物着ると多分…
笑える。

はいはい、よう頑張ったねー。
えらいえらい。
って感じで。

童顔とはいえ、年なりのシミだのシワだのは
しっかり蓄積されてきているのですが、
それだけでレベルアップできるものでは
無いらしい…。
人生の厚みや包容力の問題が大きいと思います。

そこはもう冷静に、身の丈にあったスチャラカ色をですね、
選択していこうかなと…。

はい、レッツ・スチャラカ。



最後に、心に残った恩師の言葉を。
「私が皆さんを教えていたのは、
ちょうど今の皆さんと同じ位の年齢でした。
今日、皆さんを見ていると
私もこんなに若かったのだと
あの頃の私はまあ何と若かったのかと
皆さんが羨ましくもあり
感慨深くもあります」

…めっきり記憶力が衰えたとか、
泣き言いわんと勉強しよ。
本当に師はいつまでも、
追いつけない師であります。



困ったもんだ

2016-09-14 18:33:22 | 一人着物部活動報告
9月も半ばに入ったとはいえ、昼間はまだ暑くて
洋服でも季節感で悩む時期ですが…。

着物だと更に面倒…らしい。
もう盛夏ものはダメとか、浴衣なんか
とんでもないとかね。
でも、秋の入り口のカラッとした暑さは、
浴衣が本当に心地よい頃合いではないか…
という気もします。

「夏の終わりにはたとえ木綿でも新しいものを
しゃんと着て、別れようという心意気が欲しいものだ」
と、幸田露伴先生もおっしゃってるので、
ここはひとつ、来年用の浴衣を新調して、
前倒しで着ておくというのはどうですか
だめですか。
ま、来夏用の浴衣を秋に買っておく人なんて
いないですよねぇ。

そんなこんなで、悩ましい季節ですが、
こりゃもうご勝手にどうぞの世界。



上は阿波しじら、下は麻。
インナーは綿ニットのノースリーブ。
エディーバウアーで10年前くらいに
買ったのだったかな。
めっちゃ快適。

さて、今週末には高校の同窓会なんですが、
前投稿の一揃いで行儀よく行こう…と
思っていたのに、ここへきてまたぞろ
天邪鬼が顔を出す。

体育祭のシーズンですしねぇ。
3年生の時の事を思い出してしまいまして。
そういう学校も多いと思いますが、
縦割りの団構成で、競技以外に幾つかの種目で
競うんですよ。
応援団とマスゲーム、仮装とマスコットだったかな。
このマスコットというのが、名前は可愛いけど
竹で骨組み組んで巨大なハリボテを作るんです。
ウチは確か、スリランカの仮面をモデルに
してたと思います。




で、作ったのがこういうの。



で、帯留を作ってみました。



…して行くのか。
これを。

上品に、しとやかに、恩師も出席されるんだから
「大人じゃーん」なコーディネートで…。

どこがやねん。

背伸び(?)の季節

2016-09-03 16:50:54 | 一人着物部活動報告
着物はいろいろ決まり事が面倒というのは
よく聞きます。
私がその辺あまり意識せずにいられたのは、
よく考えてみたら、気を使う必要のある場所へ
出かける機会が、
ほとんど無かったからかもしれません。

いつも、好きに着て「ひゃっほう!」で
済ませてきましたが、今月半ばに高校の学年同窓会に
出席予定してまして、これは「いえーい!」では
良くないな…と。
そんなに「フォーマル!」というわけでもないけど、
場所も居酒屋ではないし、恩師も出席されるし、
そこそこお行儀よくせねば。

時期が微妙でねぇ…。
9月半ば〜下旬となると、気温は高くても、
盛夏ものは落ち着きが悪い。
私は細々とした「決まり事」は
気にしない方ですが、人と会う目的の時は
季節の空気というか光の色に馴染むかどうか
というあたり、ちょっと気にします。

けど、多分まだかなり暑いよねぇ。
というわけで…

こんな感じでどないでしょうか。



帯締めと帯留めが未定です。
単衣の水色の着物に、帯はシルクシャンタンに
透ける素材合わせて気持ち涼感プラス。
いつもなら、ここにヒカリモノ追加する
ところですが、ぐっと抑えて。



大人じゃーん。
…とか言うてる場合か。


お互い、変わり果てた姿での再会が恐ろしい
同窓会を目前にした今日この頃、
読んだのがこんな本。



私が高校生の頃、ファストファッションて
言葉すら無かったような…。
百均も無かった…と思う。
服だけの問題ではないけれど、せめて
ボタンが取れたり裾がほつれたり
ゴムが伸びたりした時に、自分で修理して
着ようと思える服だけを買うようにしよう
と思います。

…洋服、ほとんど買わないけどね。
だって奥さん、リサイクル着物って未使用品が
ものによっては数千円。
上記の正絹水色単衣、しつけ糸付き未使用品で
三千円か四千円だったかなー。
まぁほんとに、やめられまへんな。