夢のLeidi Laidi

着物と宝塚、ほぼ半々

阿波しじらに着手

2014-07-27 16:34:41 | キモノ・マインド
夏の着物 を 涼し「気」にではなく、涼し「く」着るわけには
いかぬものか…

はい、毎度の悪あがきのため、たかが木綿単衣のヘラつけに四苦八苦。
これまでのトライアルをもとに、「でもやっぱりここはもうちょっと…
で、こっちはもっと…」と、あれこれ思案です。



お昼にダブルシークァーサーとベジップスという、極楽休憩タイム取りながら、
ここ数ヶ月(…いや、一年くらいたつかな?)に購入した、趣味の「着る」系
DVDや本眺めて、ぼへ~…。

こちらは結構最近、新聞の書評見て買った本ですね。



ドレス・アフター・ドレス 中村和恵 著

「あなたの神があなたにとって唯一無二であることをわたしは否定しない。
しかしあなたの神がわたしの神でないことをあなたは否定してはならない」

「やってみなきゃ、わからないわ。ダメだったからって、どうってことない。
別のやり方で、またやってみればいいのよ」

前にも書きましたが…

着倒れ方丈記




これは書いたっけ?
言わずとしれた、ADVANCED STYLE



「わたしは年齢に応じた格好というものを信じないの。
ただ自分なりの主張を持って、それに自信を持つといいわ。
明日には、新しい一日と、新しいスタイルがあるんだもの」


DVD は~…

ファッションが教えてくれること


ビル・カニンガム&ニューヨーク


これは繰り返し見る度に、じんとくるところがありますね。
ごく普通の女性たちが、ブランドのドレスをどれだけ個性的に自由に着こなしているかを
ファッションモデルが人形のように着用している写真と対比して見せたら、
一般女性を「みっともない」と、揶揄するような写真の使われ方をした時…
「ビルはもう立ち直れないくらい落ち込んでいたわ。
そして(揶揄された)女性たちのことを本当に心配していた」

「この混沌とした世界で、ファッションが何の役に立つ?
事態は深刻だ。
でも…僕は思う。
ファッションは鎧なんだ。
日々の現実を生き抜くための」


ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ



「自然体?退屈ね。
怠惰の一形態よ」

はい、「ありのままに私らしく」って言葉が、私も嫌いです。

あ、ついでに「今日は、お着物でお出掛けしました」も、嫌いです。
「あなたのお着物素敵ね」は、いい。
「あなた」の着物は「お着物」ですが、「私が」着ているものを
私が「お着物」とは言いません。
たとえ、作家もののオール正絹でも。
(持ってないけど)

…てな話はともかく、今、リラコにタンクトップです。
しかも、ダブルシークァーサー終わって、スパークリング日本酒に行こうとしています。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…。

さて、こちらはつい最近購入。
ボーナスが現物支給ではないと分かって、気が緩んでポチッとしました。

サイン シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ



まだ途中までしか見てませんが…。
気が遠くなるような、根気と技術が必要な作業も、デザイナーの一言で
全て変更、ゼロからやり直しがザラ。

(仕事の喜びは?と問われた職人が)
「変な話だけど、困難があるってところかしら」

やっぱり一流ブランドって凄い。
ごめんなさい買えませんけどもね。









冷夏って聞いたような…

2014-07-23 17:13:53 | キモノ・マインド
たまに、「ミシンでガタガタ~っと縫いたい」欲求がわくんですが、
それもひとまず満たされまして…。

本当は、もう一枚チャレンジしたいAラインのワンピースがあったんですが、
ピンとくる生地に出会えずだったので、諦めました。

さて、懸案だった阿波しじら…。
はい、対丈にします。

迷ったんですけどね。

だって暑いから~。

年とともに減退してきたのは、体力だけでなく耐力。

冬の寒さでは「命の危険を感じる」とへこたれますが、
夏の暑さったらもう、人格っていうか品格っていうか、
なんかそんなもんが崩壊するっていうか溶解するっていうか、
とにかく…あづい…。

なので、少しでも身の周りの布地は少ない方がいい。
軽く軽く軽くっと。


ま、問題は、この



…と、うっかりしてた柄合わせ…。
段違いにするのが無難でしょうね。
ああ、面倒くさい。


ボーナス減のお陰様で、頭と懐が冷えたので、
「飲むのは帰ってから!」と我慢したんですが…。
暑さにへこたれて、ミスドでコットンなんとか(覚えられない)って
カキ氷食べました。
これはハマるかも~ (^o^)


まるくてぷにぷに…

2014-07-19 18:00:29 | 日記
つーかれーてるーのかーしらっと…

江坂の魔窟に出かけた後、こんなもんを仕入れに
梅田のキディランドへ。




ざっくうのは、母が欲しいと言っていたのですが、
ついでに自分用にもストラップを。

…ネギしょったのが欲しいなぁ。


「ふなっしーグッズお会計のお客様はあちらのレジへどうぞ!」
と、可愛いお姉さんに大声で言われて恥ずかしかったわ…

かぴぱらくんコーナーのレジに並んでたのね。

この団扇は職場用に。

もう、なんせ省エネ大賞まっしぐらな職場ですから。

以前、ウチを辞めて他の会社に転職したパートさん、
「前の仕事を辞めた理由は?」と面接で聞かれて
「あの…あの会社、めちゃくちゃ事務所が暑いんです。節電で…」と
答えて一発採用に到ったらしい…。

なんなんすかね、ワタクシの勤め先…。

はー…せめて休日はサ○ゼリアで命の洗濯~。





またチャレンジャーな生地仕入れたし…(^◇^;)。
なんとか夏を乗り切ろう。

おとなしやかなんちゃって

2014-07-16 16:50:01 | 洋裁
もとはと言えば、このSOU.SOUの地下足袋に合わせられる、
シンプルなワンピースを作りたかったところへ、
「赤毛のアン」のエピソードが芋づる式に蘇ったのが結びついた…
だけのことでした。





けど、本当に「おとなしい女」なんているのだろうか。

にっこり笑って「ハイ」と言いながら、胸の中で毒針千本吹いてる女は
「おとなしい」ですかね。

その実態を見て驚け間抜け! です。

まーやっぱり煩悩を洗いざらした、シンプルライフ は遠いんですね。

飾り気の全く無い、おとなしやかな服なら、日々の迷いから解放されるのでは…
なんて言いながら、「そんな服縫ってられっか」なんですよ。
退屈だしー。

…というわけで、このていたらく…。




同じ型紙で、何の飾りもない服を三枚縫ったマリラは、やっぱり並じゃないです。


スリット部にいれた布が、予想外に張りが強くて、裾がパッカーンと
開いてしまったので、苦肉の策でボタン付けました。




問題は、汗染み対策と…

1kgたりとも太れん!
という点でしょうか。



ぴったぴただぜ、おっ母さん。

胸につくと確約してくれる脂肪なら許す!




おとなしやかな服

2014-07-16 15:42:13 | 洋裁
「赤毛のアン」には、印象的な場面が沢山ありますが、
あの「ふくらんだ袖の服」の件と言えば、
「ああ!」となる方、多いのではないでしょうか。

アンが念願の「ふくらんだ袖の服」を手に入れるのは、
マシューからのクリスマスプレゼントで…
でしたよね。


友達に囲まれて楽しげにしているアンを見て、「何かが違う」と、マシューは思う。
他の少女たちに比べても、生き生きとして、ひときわ魅力的に見えるアンなのに、
何が引っかかるのだろう、と。

そして、アンだけが、少女らしい可愛らしい服を着ていない事に気付いて、
リンド夫人にアンのための「ふくらんだ袖の服」を
依頼する…あのエピソードは、印象的でした。

もちろんアンへの愛情あればこそですが、女性の服飾になんか無頓着なはずのマシューが
「なんか、ヘン」と気づくというあたりが、心に残ります。

さて、マシューが違和感を覚えるほどに地味だった、
マリラお手製のアンの普段着はどんなものだったのか。
実のところ、パフスリーブにフリルいっぱいの夢のドレスよりも
気になっていました。

ひだの無い胴にひだの無いスカートが続き、どこもきっちり細身で、
三枚とも同じ型紙で作られた、飾り気も何も無い服。
アンをして「気に入ったつもりになるわ」と言わしめた服。

何が不満なんだと聞かれて、「あのう…きれいじゃないんですもの」と
答えて、マリラを仰天させてしまうわけです。

まぁ確かに、女の子が「きゃ~」と、ワクワクするような服では
ないですねぇ。

でも、「さっぱりとした、きちんと仕立てられた新品」、
「おとなしやかで実用向きの服」ってのも、心惹かれるものが
ありませんか?

なんて言うか…日々のしょうもない迷いとか煩悩から解放されそうな…。

と、いうわけで、作ってみました。




お見事に地味ですね。

マリラ作のアンの地味服は長袖だったと思われますが、
夏物なので肘丈袖。
夏物とはいえ、二の腕出す勇気ありません (^◇^;)。

胴とスカートは切り替えなしにしました。
多分、アンのは切り替えで、スカートは少しフレア入ってたのではないかな。

マリラは許してくれないでしょうが、実際に着る時は、こうなりますかね。








アンは帽子に花飾りをつけちゃって怒られたけど、
そりゃデコりたくもなりますわね。


そう、デコりたくもなる。

問題は、私が日曜学校に生花満載の帽子で行ってしまっtたアンよりも更に
煩悩まみれだって事なんですが…以下次号!