※すごく長いですが、後半に想いをこめました(後半だけでも読んでください)。
本日午前中、仕事はお休みをいただいて、福岡市で開催されている「国際知識経済都市会議」の公開プログラムに参加しました。
詳しくは福岡市がホームページ( http://asiabiz.city.fukuoka.jp/IRBC2010/ )を開設しておりますが、
配布資料の説明によると
「・・知的集約産業に強みを持つ都市を核とした、都市圏のネットワーク・・」で「会員地域は次の10都市圏で、経済指標・社会指標。共通して関心がある課題について綿密な調査によって比較しあうことは、互いにとって有益であると考えている」という説明があります。
今回の会議は国際地域ベンチマーク協議会の第3回会議ということらしいです。
次の10都市 バルセロナ、大田、ダブリン、福岡、ヘルシンキ、メルボルン、ミュンヘン、シアトル、ストックホルム、バンクーバーの10、オブザーバー参加がシンガポール、グラスゴー、ケープタウン
錚々たる都市が並んでいます。
気になるのは、都市圏と言いつつも福岡は福岡市だけが取り組んでいるように理解したんですが、壮大な取り組みが日本の悪い癖で福岡都市圏と言われる周辺市町を巻き込んでいないのは残念です。
本日参加した会議の基調プレゼンが シアトル Luis & Associates 社長、Mr.Michael Luis(マイケル・ルイス氏)の「リサーチユニバーシティとナレッジリーション」、
基調講演が クオンタムリーブ(株)の井出 伸之氏の「九州からおこす日本大転換」ということで、
地域と大学との関係、地域の将来をデザインするリーダー、リーダーの育て方、地域成長の戦略など
とても示唆に富んだ議論が行われました。
当然ながら議論は英語。
楽天の社内公用語は英語が話題になっていますが、福岡においてももはや英語を使えなければ議論ができないということになるのがそう遠くはないのかもしれません。
残念だったのは結局福岡側の関係者は大学(九州大学)と福岡市が中心だっただろうこと。
地域を議論するときに必ず出てくる「産・官・学」
産の参加者がどの程度だったかはわかりませんが、地域をテーマにする際に官すなわち公共という場合はNPOあるいは市民を外せなくなっているんではないかということ。
公共を国や自治体だけでなく・・とするならば、
それを担うだけのNPOあるいは志ある市民が出てこなければいけないですが、福岡に限らず日本の状況を見ると小規模な団体が自分の関心があるところをちまちまと取り組み、それで満足している例が多いように感じます。
本当に地域を担うだけのNPOが出てくるためには、このような場にできるだけ参加してもらって刺激を受けてもらう、期待される役割の凄さを感じてもらうことがあってもいいのではないでしょうか。
どなたかの講演の中に、中東で環境問題に取り組んでいる事例がお金持ちの趣味のようだという話がありましたが、公開プログラムだけを見るとこの取り組みが若干同じように感じられました。
会議の中でも戦略も大事だが「実行」だという話が議論の中でありました。・・・(実行が大事では?というのは最近私がいつも言っていることなのでちょっと嬉しかったですが、それはさておき)
これに関わっている福岡市及び大学がこの取り組みを受けて次に進み、「成果を出して」くれなければ、
市にしろ、大学にしろ国税や地方税を使っていますので、趣味だと笑っていられないのではないかと思います。
ともすれば大きな会議を招へいしてそれが成果だ、すごいことをやっていると説明しますが、もうそれでは「お気楽」ですねって思います。
偉そうなことを言っていますが、本日はオフでしたから、一市民の戻り、ささやかながら国税、市税を治めるステークホルダーの一人としての発言として許してもらえればと思ってます。
10都市プラス3オブザーバー、これを活かせなかったら残念なんてもんではないです。福岡と言わず九州一丸となってで調査から一歩進んだ具体的に取り組みを進めて欲しいです。
そのリーダーは誰か? 官がまとまらないとすれば、学ならば九州大学、産ならば九州電力、あるいはJR九州。地域存続のため、本来の役割以上に動いてもらう。それがひいては組織自らの存続につながり、自身の利益になると考えられます。大英断を下してほしいです。
皆さんどう思われました?どう思います?
本日午前中、仕事はお休みをいただいて、福岡市で開催されている「国際知識経済都市会議」の公開プログラムに参加しました。
詳しくは福岡市がホームページ( http://asiabiz.city.fukuoka.jp/IRBC2010/ )を開設しておりますが、
配布資料の説明によると
「・・知的集約産業に強みを持つ都市を核とした、都市圏のネットワーク・・」で「会員地域は次の10都市圏で、経済指標・社会指標。共通して関心がある課題について綿密な調査によって比較しあうことは、互いにとって有益であると考えている」という説明があります。
今回の会議は国際地域ベンチマーク協議会の第3回会議ということらしいです。
次の10都市 バルセロナ、大田、ダブリン、福岡、ヘルシンキ、メルボルン、ミュンヘン、シアトル、ストックホルム、バンクーバーの10、オブザーバー参加がシンガポール、グラスゴー、ケープタウン
錚々たる都市が並んでいます。
気になるのは、都市圏と言いつつも福岡は福岡市だけが取り組んでいるように理解したんですが、壮大な取り組みが日本の悪い癖で福岡都市圏と言われる周辺市町を巻き込んでいないのは残念です。
本日参加した会議の基調プレゼンが シアトル Luis & Associates 社長、Mr.Michael Luis(マイケル・ルイス氏)の「リサーチユニバーシティとナレッジリーション」、
基調講演が クオンタムリーブ(株)の井出 伸之氏の「九州からおこす日本大転換」ということで、
地域と大学との関係、地域の将来をデザインするリーダー、リーダーの育て方、地域成長の戦略など
とても示唆に富んだ議論が行われました。
当然ながら議論は英語。
楽天の社内公用語は英語が話題になっていますが、福岡においてももはや英語を使えなければ議論ができないということになるのがそう遠くはないのかもしれません。
残念だったのは結局福岡側の関係者は大学(九州大学)と福岡市が中心だっただろうこと。
地域を議論するときに必ず出てくる「産・官・学」
産の参加者がどの程度だったかはわかりませんが、地域をテーマにする際に官すなわち公共という場合はNPOあるいは市民を外せなくなっているんではないかということ。
公共を国や自治体だけでなく・・とするならば、
それを担うだけのNPOあるいは志ある市民が出てこなければいけないですが、福岡に限らず日本の状況を見ると小規模な団体が自分の関心があるところをちまちまと取り組み、それで満足している例が多いように感じます。
本当に地域を担うだけのNPOが出てくるためには、このような場にできるだけ参加してもらって刺激を受けてもらう、期待される役割の凄さを感じてもらうことがあってもいいのではないでしょうか。
どなたかの講演の中に、中東で環境問題に取り組んでいる事例がお金持ちの趣味のようだという話がありましたが、公開プログラムだけを見るとこの取り組みが若干同じように感じられました。
会議の中でも戦略も大事だが「実行」だという話が議論の中でありました。・・・(実行が大事では?というのは最近私がいつも言っていることなのでちょっと嬉しかったですが、それはさておき)
これに関わっている福岡市及び大学がこの取り組みを受けて次に進み、「成果を出して」くれなければ、
市にしろ、大学にしろ国税や地方税を使っていますので、趣味だと笑っていられないのではないかと思います。
ともすれば大きな会議を招へいしてそれが成果だ、すごいことをやっていると説明しますが、もうそれでは「お気楽」ですねって思います。
偉そうなことを言っていますが、本日はオフでしたから、一市民の戻り、ささやかながら国税、市税を治めるステークホルダーの一人としての発言として許してもらえればと思ってます。
10都市プラス3オブザーバー、これを活かせなかったら残念なんてもんではないです。福岡と言わず九州一丸となってで調査から一歩進んだ具体的に取り組みを進めて欲しいです。
そのリーダーは誰か? 官がまとまらないとすれば、学ならば九州大学、産ならば九州電力、あるいはJR九州。地域存続のため、本来の役割以上に動いてもらう。それがひいては組織自らの存続につながり、自身の利益になると考えられます。大英断を下してほしいです。
皆さんどう思われました?どう思います?