本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「武器としての交渉思考」瀧本哲史著

2012-07-13 05:34:35 | 本・雑誌、読書
「次世代による次世代のための武器としての教養 星海社新書」と銘打った星海社新書の「軍事顧問」を務められる瀧本哲史氏のこの新書シリーズ「武器としての決断思考」の続く、一冊。

若者に向けて書かれた本ですが、社会で成功を収めてある程度影響力を持った年配者を「エスタブリッシュメント」と呼び、若者にこの層を見方につけるよう語られており、年配者は(エスタブリッシュでなくても)、脇役として次世代を支えるために読んでみてもいいかな・・・なんて思っていたんですが、”交渉”に関して書かれた本で、いまや人生交渉だらけですから、とても参考になりました。

それから当然若者に向けたメッセージが随所にあって、退屈なノウハウ本とはちょっと違いました。感動しつつ、”交渉”について考えられる。

なかなかのお勧め本です。

交渉についていろいろ参考になる当たり前だけれど忘れていることが書かれていますが、

『自分の立場ではなく、相手の「利害」に焦点を当てる』

言われてみれば”当然”と思えることが、案外忘れているよね~と。。。

これじゃ、「交渉術」を学ぶために読んでみてください・・みたいになっていますが、最初に書いたとおり、この本は“次世代のための武器としての教養”を提供する星海社新書の一冊ですから、若者へ向けたメッセージ部分、こっちをメインに楽しんでください。

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