本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「北京大学てなもんや留学記」谷崎 光著

2010-03-06 10:00:29 | 本・雑誌、読書
たまに会って、会うとよさそうな本やDVDを紹介してくれる女性が紹介してくれた本です。

物書き社会人留学生から見た中国は、汚職がはびこり、個人は自己主張が強く協調性がない。
ばれないならちょっと危ない食材を使うのもOK。

共産党支配が徹底し、十分な情報が伝わっていない。
戦争中の日本軍の残虐行為を若い人に伝え、対日感情を煽る。

でも世話好きで日本製品大好き。
たくましくて勤勉で優秀な人も多い。

いろんな中国が書かれていて・・悪く書いているところが多い(いいところは報道されて既にしっているけど、悪いことは知らないから読者に知らせるためだと思う)けれど、この著者は中国が好きなんだなあと感じる本です。


多くの不正があって、政治も国民のことを考えていると思えないけれど、中国はしっかり発展を遂げています。

国が発展する重要な要素は、もちろん発展を促す社会システムが必要だろうけど、国民の自国発展(というよりは個人の生活向上)への願望の強さかなって思えます。

この本を読むと日本人って、政府や周囲の環境のせいにして、結局自分がやる気ないことを言い訳しているのかなっと思います。

完璧な制度やシステム、それを実現してくれる人たちはいままでいたためしがないんだから、不満ばっかり言わずに「自分が」何かをしないといけないです。

とはいいながら、海外事情を知ると日本って結構いい国だよねって思いますね。

もっともっといろんな国のことを知って(行くだけの余裕はないけど)、客観的に日本を見てみたいですね。

この本の中国もあくまでこの方が見た中国だから、隣の大国を知るためにもっと中国関連本を読みたいって思っています。
そのうち行ってみたいな・・・

ところでこの本を紹介してくれた女性は、とっても行動的、たまに思ったことをすばすば言ってみんなから一目置かれているけど、なんだかこの本の中国人的だなあと思ってしまいました。

~こんなこと書いたら彼女怒るかなあ・・褒めてんだけど・・

聡明で努力家。

彼女に私の「お薦めの何か」を紹介できるくらいになりたいなって思ってますけど、彼女が数歩先を行っていますねえ~

コメント
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