あの日から21年
その日は地震で目が覚めました
そのあとテレビで見た神戸は私の知ってる神戸でなく
ただただ茫然とテレビの画面を見ていました
震災前神戸に旅行へ出かけていたので余計だったのかもしれません
神戸に住む友人に電話をかけても通じず無事の連絡をもらうまでは本当に心配した
あれからもう21年経ちましたが震災のことを知らない人も増えて高齢化して
いろいろな問題があるようです
これから震災のことをどう伝えていくのか・・・そういうことも考えていく必要があるのかもしれません
私が神戸に思い入れがあるのは神戸の街が好きで時々訪れていたということもありますが
別の理由があります。
私は20世紀の終わり頃いろいろなことに悩み壊れていました
自分の人生の中で初めて未来を描けなくなり絶望し次第に体にも影響が出てくるようになりました
それに気づいた母が一度リセットしてきたら?と旅に出ることを勧めてくれました
その時訪れたのが神戸の街です
神戸に着くと長かった髪をバッサリ切って夜は友人とルミナリエに行きました
優しい音楽と光が私の心を癒してくれました
まさに自分にとっての希望の光だったのです・・・
ホテルの部屋の窓から港の夜景をずっと眺めて朝を迎え
近くの震災メモリアルパークへ散歩へ出かけました
そこで私の親世代と同じくらいのご夫婦に声をかけられました
震災当時の話をしてくださいました
とてもつらいお話で時間がたってもそう簡単に傷は癒えないんだなって・・・
最後に
せっかく使命があって生かされてるんだからしっかり生きていきなさい
こうやって生きてることは当たり前じゃないんだから・・・
まだまだやりたいことたくさんあったと思う友人たちは一瞬で命を奪われたど
生きているんだからまだまだいろいろなことができるはずだから
どうしてそのよう話を私に話されたのはわかりませんが
これも何かの巡りあわせ・・・その出会いが自分を救ってくれました
前を向くことができたのです
神戸の震災の日を迎える度にこの出来事を思い出します
これからもずっと自分が再スタート出来たことへの感謝を忘れず過ごしていこうと思います