いかのてんぷら

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癒しのひととき

2009-05-31 | Weblog
お休みの日にひとりぼっちだと
ダンナと一緒のときにはしないことをしたくなったりするもの。

そんな休日、久しぶりにお花を買った。

芍薬と梅。

店頭で売られていた芍薬は固いつぼみだったけど
見事に開花したこの芍薬は、Saleで売られていた。
つぼみを買って水が上がらず枯らしてしまうくらいなら
誰にも買われず、廃棄されるかもしれない運命にある
見事に開花した芍薬を買うのも悪くない。
ちょっぴり、いい事をしたような錯覚にも陥り
お花を抱えて帰宅し、早速一緒に買った
梅とともに活けた。

生け花の心得もないけれど
投げ入れならなんとなく形になるから不思議。

大きくたわわな花をみてると本当に癒される。
薔薇の季節だけど私は「和」の花のほうが好き。

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花

私の高校は女子高で、
クラスが「1組・2組・・・」とかでなく
「桜・梅・桃・菊・藤・・・」と一文字の花の名前が付いていた。

幸い私は、学年にひとクラスしかない「美術科」という
専門クラスだったためにお花の名前で呼ばれることはなかったんだけど
2年生の春の遠足のとき観光ガイドのオバサンが
「あなた方のクラスだけお花の名前じゃないなんて可哀そう」
と言って「立てば芍薬・・・」の話をしだし
「いまからあなた方を『ボタン組』と呼びます」と言い出した。

その瞬間から私たちはオバサンに
『ボタン組さぁ~ん、コチラに集まってくださぁ~い~』
なんて呼ばれ、クラスの皆でブルーな気分になっていたのを
芍薬の大輪の花を見ていて ふっと思い出した。

もう、四半世紀も前のことなのに・・・