夢のような 2

もうちょっとぼくの夏の想い出につきあってね？




二日目はふたり旅でした。





前日、国際通りで一通り打ちひしがれた後、



めちゃくちゃ親切な島んちゅの若者と出逢い、



港まで自分の車で送ってくれることになっていたのです。



エアコンの効かない古いスターレットでさとうきび畑を走り抜けながら、


いろんな沖縄の話を聞かせてくれました。




沖縄の人は意外と海で泳がなくて、


自分も10年くらい泳いでない、と。



『うそん！？』



ってことで、一緒にコマカ島に渡ることに。





ひとりになりたくて行った無人島。




でも。



美しい景色、


驚くような生物。



ギャー！すごい！！って言い合える人がいるというのは、


やはりしあわせだった。




その後、海辺のカフェへも送ってもらい、


無事2日目は計画通り。




フジシロの綿密な計画では、


港からカフェまで地図を見た感じ徒歩15分でしたが、



実際、車で45分・・・。




絶対行けてなかった上に、


帰りのバスさえ逃していたよ。







神様と島んちゅに守られた、



2泊3日の夏の想い出。




たいしてヒットしなかった80年代の映画のような、


おかしな二人のおかしなふたり旅。




夏が始まる前に出来た、



夏の想い出。