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セラピストのつぶやき

まあ、おもにつぶやきです。オモニ!

効果

2022-01-18 14:36:42 | がん日記


よかった。放射線室の音楽が元に戻ってて。


きのうはJ-POPピアノソロが流れててぼくがベッドに寝た途端『会いたい』が流れ出し。アトム気分どころか沢田知可子に責め立てられてる気分になり。「約束してへんから!海も映画も約束してへんから〜〜!!」ってちょっと乱れたんよね。


放射線治療と抗がん剤治療も半分が終わりました。がんばってるのはぼくじゃないけど、まあがんばったとしておきましょう。そして効果の方は。


これは自分の感覚ですが、めちゃ効いてるように思う。前までは痛み止めが切れてくるとお尻の中が気持ち悪くてウズウズしていても立ってもいられない感じでしたが、先週くらいから痛み止めの量も減り、きのうは全然飲まずにいけた。効いてる気がしてならない。


今後の予定は、2月初めに放射線と抗がん剤が終わり、放射線は終わってからもまだまだ効果が出るので1ヶ月ほど待って検査。結果がよければ3月の終わりに手術、となっております。


きっと振り返るとあっという間の闘病生活になってると思う。行きは雪が降ってたけど帰りは止んでた。









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がん日記②「入院」

2022-01-17 14:40:22 | がん日記


〜回想的読みもの。今を生きながら、ちょっと時間の経ったことを落ち着いて思い出してみた。今と1ヶ月前。ふたつの時間〜



告知されたからには家族に告知せねばならぬ。


やだな。先生はスマートにカッコよく告知してくれたけどぼくにできるのか?先生はぼくが言えるか心配してくれて、「私が電話でお姉さんに言いましょうか?」と何度も気にかけてくれた。結局この日は言えなかった。


まあ、検査の結果は悪かったけどぼくはホッとしてた。むしろ「至って健康!帰ってよし!」とか言われてたらクラ〜って倒れてたかも。この後すぐに処置をしてもらい、この2週間のお腹の痛みがみるみる楽になった。


さて入院だ。しかし、ぼくは今日帰るつもりで病院に来てるのだ。タオル一枚持ってない。なによりイソジンがない、イソジンが。朝、リュックに入れようと思ったのに。がんのことより、イソジンがないことでこころはパンパンだ。


すぐ友達と連絡を取る。明日持ってきてくれるらしい。「メモして送って!」と返事きた。



「了解!全部OK!」


翌日全部届く。ややこしいクナイプのラベンダーオイルもちゃんと見つけて入れてくれてた。書いてなかったパンツも入れてくれてた。しかしすでにぼくはその時、おしめだったのである。









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整う

2022-01-16 16:50:35 | がん日記
整が集めてるって言うからぼくも買った。ジャ〜ン!名画マグネット。



これを冷蔵庫に貼って〜。



なんと!ワンドアの冷蔵庫がグッと豪華に。


今日はレンジを置くための棚も組み立てたし冷蔵庫も豪華になったし、充実した1日でした。これくらいで充実した、と思えること自体が充実してる証拠かもね。違うかもね。


ところで、『健全なる精神は健全なる身体に宿る』と言う言葉は本当は違う意味なんですよ。健康な体にこそ健康な精神が宿ると言うことではなくて、健康な体に健康な精神が宿ればいいのにね、つまり実際はそうではないと言うことなんです。もともとは古代ローマの詩人、デキムス・ユニウス・ユウェナリスの『風刺詩集』の言葉で、弁護士でもあった彼は社会の歪みを嘆きそのように詠んだそうなんですよ。


・・・整みたいにうまく説明できん!自分で調べて。





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がん日記①「告知」

2022-01-15 22:01:26 | がん日記


〜回想的読みもの。今を生きながら、ちょっと時間の経ったことを落ち着いて思い出してみた。今と1ヶ月前。ふたつの時間〜



そもそも。昨年の夏の終わり頃からお腹の調子が悪くなり、3ヶ月ほどクリニックに通ってたけど全く良くならず、血液検査をお願いしたところ。がんマーカーが上がってたので大きい病院へ。


いまお世話になっている病院に内視鏡検査を受けに行く。30分ほどかかると聞いてた内視鏡検査が1分で終わる。部屋はなにやらざわついている。直腸の出口に何かがあり、内視鏡が入らない。


「なんか検査、中途半端になってごめんなさいね〜。」と看護師さんに言われながら他の部屋へCT(?)を撮りに。その部屋を出て元の部屋に戻る途中、「お一人暮らしですか?」とか「ご家族は近く?」とか世間話を装って聞かれたので、その時点で「おお。これはヤバいんかもよ。」と気づいた。元の部屋に戻ると男の人に、「すぐご家族呼べますか?」と聞かれ「そんなに悪いんですか〜??」と聞くと「良くはないです。」と言われた。


たぶん夕方6時くらいになってた気がするし、急に呼ばれた場合の家族のショックも考えて、「ひとりで大丈夫ですから。」と言って先生から説明を受けに診察室へ。


今日はこのまま帰れないこと。多分がんであること。そしてなにより腸閉塞を起こしてて、腸が普通の3倍くらいの太さになっており危険な状態であることが知らされた。


「ほう。なんかやっぱりって感じもするなあ。」と思った。この時に人工肛門になる可能性も告げられて、それだけはどうしても受け入れられなかった、その時は。









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気持ちいい魂に乗って

2022-01-15 12:10:15 | がん日記


未来肛門になって1ヶ月。もう長い間仕事もしてない気がしてたけどまだ休んで1ヶ月くらいやわ。濃密。濃厚。それは充実。


一般的には健康とは言えない体で、でもなんか元気な感じはずっとしてて、でも「から元気なんでは?」と問われると自信もなくて。でも、きのう友達と電話で話してていまの自分の状態がわかった。


魂が元気なんやわ。


自分自身に誇りを持って、自由な気持ちで、大きな流れの中で生きている。



最近は、生きてるのと生きてないのってそんなに変わらないんじゃないかと思ってて。「ぜんぜん違うやろ!」っていう常識的な判断ももちろんまだ持ってはいるけど、それはどの視点から見るかで変わってくると思う。脳や肉体から見ると生きてるのと死んでるのでは大違いだけど、魂から見たらそんなに変わらないような気がする。


だいじょうぶやで!生きてるで。まだまだ魂の研究は始まったばかり。









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未来肛門、水戸黄門

2022-01-13 16:55:43 | がん日記


今日は週に一度のストーマ外来の日。


ヘソの横のストーマ(未来肛門)の袋ももう立派にひとりで交換できるようになったけど、この日だけはプロフェッショナルな先生に替えてもらえる。大げさじゃなく、ぼくがリムーバーを使ってちめちめ10分かけて剥がすところを先生は30秒で取っちゃう。その後ストーマをきれいにした後、ストーマの大きさを調べ、その大きさに合った穴をハサミでくり抜き、皮膚を保護しつつ装着。ぼくがまあ全力出して1時間近くかかるところを先生は10分ほどでやっちゃう。それも「『ミステリと言う勿れ』、何巻まで読みました?」とか話ながらだ。


惚れ惚れする。


しかしぼくが惚れ惚れできるのは自分で替えたことがあるからだ。知っているからそのすごさを感じることができるのだ。なにも知らなければただ「ほうほう。」と見てるだけ。このように「何かを知る」と言うことはひとつ人生の中で感動が増えることでもある。



プロフェッショナルはカッコいい。ぼくは10巻まで読んでて、先生はまだ4巻やった。勝ったんそこだけ。











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健康診断

2022-01-12 14:50:19 | がん日記


健康診断などは一度も行ったことがなく、「がんとかなっても治療はいいや。」とか思ってたタイプです。実際はすぐ治療しました。だってしんどかったもん。治療しないとかあり得へん。



これからはまあ気をつけて生きていくしかないけど、「健康診断行っとけばよかったな。」とかもさほど思ってなくて、時が戻せても同じことしそう。まあしゃあない。


よく病気した人は他の人に、「アンタも気つけなあかんで!」と言ったり、タバコ吸ってた人なら「アンタもやめなあかんで。」とか言ったりするけど、それもまだ誰にも言ってないなあ。冷たいの?


なんとなく差し出がましい気もするし、本人が決めることだとも思ってる。


そんな感じでいると、逆に「俺も気をつけなあかんわ。」って向こうから言ってくる場合も多く、それならそれで気をつけてもらった方がいいからわざわざこっちから言わなくてもいいのかもな、と思ったり。



ただ、「俺も気をつけなあかん。」の後に何が省略されてるかと言うと(フジシロくんみたいにならんように)と言うのが省略されており、なんとなく失礼な感じがするけど一応黙ってる。




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Astro boy

2022-01-11 16:01:13 | がん日記


連休明け、初めての雨の通院。マンションと病院は高速道路でつながっており下を走れば濡れずに行ける。



アトムになるときはいつも、胸に手を当て、自分の生命装置を全てoffにし、無になって受けるようにしてる。その方が放射線が効く、と勝手に思ってるからだ。


なので機械が動いたりする気配は感じても、実際どうなってるかは知らない。いつも終盤に差しかかった頃、技師の人が何かを言い(「スポットライト入ります。」と聞こえる)、その後ベッドが小刻みに動き出す。どうなっているのか?技師の人が手で動かしてるのか機械で動いてるのか。薄目を開けて確認したいが、放射線の「効き」を心配して開けられない。


スポットライトと言えば銀色の回転扉が回り、今週のスポットライトの人が現れることしか想像できない昭和生まれ。ほんとは何と言ってて、どうなっているのか。



そうだ!放射線は25回あるのだ。最後の25回目に薄目を開けて確認しよう。こりゃまたたのしみだ。



*いいね!とか押してくれててめちゃうれしい。ありがとう。






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受容

2022-01-10 14:03:22 | がん日記


3連休、いかがお過ごしかな?



マンションにMacとキーボード持ってきて音楽作ろかなあとも思うけど。


こんなこと言ったら不謹慎だけど、いまは病気の方がおもしろい。


人は病をどのように受け入れるのか、自分はどのように生を考えているのか。興味の方が勝つ。


一般的に死を受け入れるには5つの段階が必要と言われており、がん告知も同じような段階を経て受け入れられることが多い。


1)否認(うそだ!何かの間違いだ!)
2)怒り(なぜ自分だけがこんな目に!)
3)取引(◯◯するから助けてくれ・・・)
4)抑うつ(あきらめ)
5)受容


この段階については、遠藤周作の『死について考える』という本を読んだ時から知っていて、知っていたからかどうかはわからぬが1)〜4)は飛ばしていきなり受け入れれた。


・・・と思っててんけど。先日、ノーマスクの爺さんに延々話しかけられ、「なんでこんな爺さんがピンピンしててぼくが病気なわけ!?」とカッチーンと来たので意外といまやっと2段階目やったりして。


人生は元気でも元気でなくてもおもしろいのである。





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3連休〜

2022-01-08 12:03:51 | がん日記


いい天気の3連休。ぼくのアトムもお休みです。


友達と電話で話したりするとまず副作用のことなどを聞かれるので、「そうやわ!そこ心配してくれてる人いてるんやわ!」とやっと気付き。


結構だいじょうぶです。抗がん剤は、初めの方こそ少し副作用があったけど、空腹にし過ぎなければほぼ大丈夫でいまは気持ち悪くなることも全然ないです。


放射線もだいじょうぶそう。ぼくはまじめなので、放射線当ててるとこは言われた通りタオルで洗わずやさしい泡の石けんで手で洗い、言われた通り保湿もしてるので肌荒れもない。陰毛が縮れてきた気もするけど元からかも知れません。


そういや放射線する前に先生から、「まだお若いのでもし子供がほしいなどあれば、精子を冷凍保存することもできますがどうしますか?」って言われた。あっさり断ったけど、放射線を受けるというのはそう言ういろいろなところに影響があるのも事実っぽい。


放射線がない日は抗がん剤も飲まなくていいことになってます。


病院も3日間行かなくていいわけですけれど・・・



シェフは行きたい!シェフカワカミは。









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