ジャネット絶好調
ジャネットが昨年の11月27日に盲導犬として正式に登録されて、はや 一年が経過した。
今月の6日から1週間のセンター入所で、すっかり返信して戻ってきてから2週間。最近のおかあさんの歩きやすさは今までになく快適そのもの。
肩にも力が入らず、軽々とリードを持って、すいすい。これは単独ではなく、ガイドヘルパーさんとの歩きのことだが、それにしても 返信したジャネット。
懸案だった排尿も今の所問題なく過ごしている。ただし 与える水の量は気をつけて、多量に飲ませることはしない。
今日はダンスの先生から和歌山のおみかんを頂いた。すると、ジャネットは私の分はどおれですって。帰宅して、おかあさんと分けて食べた。何でもおいしそうに食べる。
今日は外で木の枝を見つけて、あっという間に口に入れた。
そう言えば、この4月に皇居の東御苑でも芝生の上に沢山落ちていた枝を口に入れた。
腸にでも突き刺さったら大変。油断大敵。
歩行の様子は良くなったのに、この道に落ちている物を見境無しに口に入れる悪行は訓練士さんに預けても改善されなかったわね。
目の見えないおかあさんにとっては、大問題。次から次へと、懸案事項は出てくる。
さて 昨日のこと、地元の老人会が主催して落語会が開かれた。
誘い合ってきた6、7人のグループが傍に座った。開演中に、りりりりとメールを受信した音。丁度その時、おかあさんは居眠りをしていた。パッと目覚めたおかあさん。あれ 私かしら?
おかしいな。電源は落としたはずなのに。何度消そうとしても消えない。
それもそのはず。おかあさんの斜め前の座席から聞こえてくる。しかし ご本人は、全く築かない。そのうちに隣の人がもそもそ。あれ、あんたじゃないの? あら、バッグを開けたら、りりりりと賑やかに鳴いていたケイタイ。
終わってから、一言あるかなと思ったけれど、終わった時には、もう そんなことは忘れていたのでしょう。
このグループ、飲食は外でというアナウンスを聞いてから、やおら、仲間にお菓子を配っていた。
ジャネットはちょっと その臭いに反応。
年を取ると こんなことがまかり通るのかしら。
人の振りに見てわが振り返れだ。
美しい 高齢者生活をしたいと強く思った午後だった。