ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

1月も終わりに近く、今更の……

2010-01-29 | Weblog
それでも、
2010年初のご挨拶になりますので。

さすがに、あけましておめでとう、はどうかと思いますが、
いまだに新年会などもポツリとあり、その例に倣いますと、

本年もよろしくお願いします!

くらいのご挨拶はよいかな~?


生ける屍、散華せり!

2009-10-12 | 映画
サンゲリア

久々にこのルチオ・フルチ作品を見たりしたのでありますが、

残念ながらこの夏新発売なった「パーフェクトコレクション」盤ではないのでした。

やっぱり音楽がいいね。

サントラ・シングル・レコード持っていますが、主題曲が俄然よいです。

それから、ゾンビー現象の原因も全然わからないのがとてもいい。

結局のところ、おおもとはブードゥーの呪術が原因なんでしょうね。
スペインのコンクェスタドール達が、次々に墓から蘇るあたりを主軸に考えると。

頭を破壊すると止まるみたいですが、やはり、それじゃあ何故? と思いますよね。

そのあたり、とっても適当なのが……かえって良い味であります。

フェドラー帽に皮ジャンの冒険家ヘストン! こんな映画があったんだねぇ…

2009-09-24 | 映画
 インカ王国の秘宝

goo 映画「インカ王国の秘宝」あらすじよりコピペ。

 アメリカの冒険家ハリー・スティール(チャールトン・ヘストン)は野望を抱いてペルーに来た。インカ王国に伝わる日輪を形どった秘宝を探し出すためである。伝説によれば秘宝はアンデス山中のマク・ピクーの墓の中にあり、それがインカ族に戻れば再びインカ文明が復活すると言われていた。ハリーは、ペルーの田舎町でエド(トーマス・ミッチェル)という謎の人物に会ったが彼もハリーと同じ目的を持っていた。マク・ピクーに行く飛行機を探すうちハリーはまたエレナ(ニコール・モーリー)という美しい娘に会った。彼女は鉄のカーテンから逃れ来たが領事の捜索の手が伸び、たまたま会ったハリーを抱き込み領事の飛行機を盗ませ米国へ渡ろうとした。しかしハリーは抱き込まれた様子をして飛行機をそのままマク・ピクーの付近に着陸させた。マク・ピクーでは折しもムアヘッド博士の考古学研究発掘隊が作業していた。ハリーは飛行機故障を装い発掘隊に加わり秘宝を探すことにした。そのうち博士はエレナの美貌にひかれ遂に彼女に結婚を申込んだ。がエレナの心は既にハリーに引き寄せられていた。発掘隊にはインカ族の土民が応援したが、その中にインカ国王の子孫コリという美しい娘がいた。夜ともなれば彼女は太陽の神への讃歌を唱うのであった。やがてハリーは秘宝のありかを発見した。が、その時、エドが現われ秘宝をめぐって激しい争いが起こった。逸早く拳銃を抜いたエドはハリーを脅し秘宝を奪ったが、逆に追い詰められ谷底へ転落。ハリーは永年夢みた秘宝を手に入れた。だが彼は秘宝がいかにインカ族に大切なものかを覚り、これを彼らに戻した。その代わりハリーは、もっと価値のあるエレナを手に入れた。

この作品、パブリック・ドメインらしいので、500円DVDにならないかしら? 日本語字幕付きで見たいなぁ。

あらすじ参考に、英語に耳を傾けて本編鑑賞する根性がある方は、

こちらへ↓

Secret of the Incas

この画質の酷さでも、作品の面白さのすべては奪えない!

2009-09-12 | 映画
要塞警察(Assault on Precinct 13)

入手したのは2001/06/25 発売ヴァージョン。
画質がとんでもなく酷いヴァージョン、

でも、この画質の酷さでも、作品の面白さのすべては奪えない!

そして、この画質の酷さは同時に、テレビ受信環境が悪かった頃に初めて録画して見たテレビ東京放映版を懐かしませるものでもあった。

だからこそ! テレビ放映当時の日本語吹き替えをも収録しているという、

要塞警察 デラックス版」DVDをそのうち買いなおすぞ、と心に誓ったのである。

いずれにせよ、リメイク版しか知らない人は必見!

テーマ音楽にも取り憑かれること受け合いである。

始祖ヴァンパイア、弱すぎ!

2009-08-16 | 映画
ヴァンパイア 最期の聖戦

ついにヘラルド/ビームエンタテインメント盤ですが、買ってしまいました。まあ、ハピネット盤もケースが違うだけのようなので、値段の安い方に手を出した次第です。

今回は、従って吹き替えで見ました。

堪能いたしました。
そして、今回の感想の目玉は!
「それにしても始祖(オリジナル)ヴァンパイアであるヴァレック弱すぎ」ということでしょうか。黒の十字架によって日光を克服できるという期待が、一気に費えたせいにしても、お前さんの600年の潜伏生活はなんだったの、というくらいにうかつな最期でした。

そして、今回もやはり、男の純情と友情がぴかぴかと輝くラストが胸に迫りました。

ジョン・カーペンター監督、最高です!

*写真は前記事と同じです。

右に極楽、左に地獄!

2009-08-13 | 映画
ZIPANG

今回改めて見直して、これは、林海象監督の「インディアナ・ジョーンズ」コンプレックス作品だと再認識した。

巻頭いきなり紹介される賞金首、地獄極楽丸。その手配書の金額に騒然となる賞金稼ぎ一同に、「この懸賞首はあたいが戴く」と名乗りをあげる鉄砲お百合。

場面変わると獅子の歌舞伎舞を舞う男がいる。血気に逸る男たちをからかうように舞うこの男こそ、その羽織にも「右に極楽、左に地獄」すなわち地獄極楽丸であった。

ここから大群の男たちを七本の(大半はふざけた)刀で切って、突いて、倒しまくる! 
その間に、彼の、ユニークな仲間たちが紹介される。

鉄砲お百合との出会いの場面を挟んで、この人物が埋蔵金やお宝に目のない怪盗であるとわかる。

リズム、リズム、リズム感だけで、その人物を、観客にとっての馴染みの人物に強引にしてしまう遣り口! インディ・ジョーンズとその模倣者のやり方そのものだ。

しかし、それだけじゃない、鉄砲お百合と地獄極楽丸の男女関係の醸す雰囲気に、別の親しいものがあるぞと思ったら!

そうか、これ、すなわち「インディアナ・ジョーンズ」コンプレックス映画で、且つ実写版の「劇場版ルパン三世」なのだ!

鉄砲お百合は峰不二子なのだね。

林海象監督、のちに「キャッツアイ」を撮るが、ルパン三世を既に撮っていたのだな。

そう思って見ると、大団円に至るクライマックス、群集による追撃シーンが「高所恐怖症」を惹起しそうな階段であるのも、終幕、こっそりと笛に仕込んで砂金を持ち帰ったお百合とか、また、地獄極楽丸のお仲間一行がイカダでどこかに流されて行くところとか、

なんともルパン映画的じゃないか!

だいたい、東宝マークの映画だしね。

あ。題名が「ZIPANG」であるのは高天原的な黄金の真世界ジパングを巡る冒険だから。(とても簡単に書くと、黄金の国ジパングは、神の嫁である巫女の恋により神の寵愛を失って凋落している。その国力を取り戻そうと目論む巫女の弟王と、いくたび死のうとも巫女のもとに駆けつけようとする男の千年愛……というモチーフが絡んでいる。)
だから、ジパングの話は今回限りで、あくまで地獄極楽丸一行に関する続編があってこそ当たり前なツクリになっている。

それなのに! 映画での続編はいまだにない。

来年には20周年を迎えるこの映画、10周年にはPS2ゲーム版で「セブンブレイズ」という続編も(マンガも)出ていることだし、意外なかたちで映画版の続編にも飛び出してもらいたいものだ。

*写真は鉄砲お百合と地獄極楽丸。地獄の旦那を慕う一行の研造、文七、鍵玉、鳥介そしてお百合の弟分の菊丸。モンタージュ技巧=口づけするふたりからカメラがパンダウンすると百合の花に鉄砲、あるいは笛、によってふたりの関係が深まったと暗示させる。そして千年愛のふたり。

*そういえば、映画公開当時、ファミコンでは「地獄極楽丸」という歌舞伎男が髪の毛を武器に戦うという変なアクションゲームが、またPCエンジンではそのものずばり「ZIPANG」という題名ながら実は「ソロモンの鍵」のキャラ載せ換えゲーム(オリジナルの妖精の替りが小象のカステラ!)が、出ていたのだった。

「スター・ウォーズ」勘違い:イタリア編

2009-08-10 | 映画
「スター・クラッシュ」を、久々に、猛烈に見たくなってしまったのでした。

随分前にエイチ・アール・エス・フナイのVHS版をレンタルした覚えがありましたが、国内盤はDVD未発売、この際北米盤でもいいや、と米アマゾンを確認したら、新品40$弱もするではないですか! たしか送料も5$弱は取られるはず! むむむ……と、ネット検索を続けるうちに、こういう怪しいブツにたどり着いてしまいました。まあ、どこがどう怪しいかは目で見ていただければわかると思いますが、結論から申し上げると買ってしまいましたよ。なにぶんにも日本語字幕つきで(もちろん画質はお察しのとおり、酷く悪いのですが)値段が納得の安さだから!

やっぱりこいつもジョン・バリーの音楽がよいのですね。あとはキャロライン・モンローの魅力と、キャロライン・モンローの魅力と、キャロライン・モンローの魅力で出来上がっている映画です。

大昔、テレビで初めて放映された時もまったく同じ感想でした。

お話に至っちゃ、「惑星大戦争」や「宇宙からのメッセージ」の方が面白いかもしれない、というレベルですからね。

銀河一の操縦士といわれる女宇宙海賊ステラ・スターと、実は不死身の超能力者でもある銀河一の航法士アクトン。
銀河皇帝とサイモン王子。
銀河警察のロボット警官エル。
帝国を滅ぼし、新帝王となることを狙う悪のザーサン伯爵。
その手下のアマゾネス一族や食人原始人。
登場人物を羅列すると、うっかりすると面白そうに感じられるかも知れません。

でも!
変な映画に耐性のない素人さんにはついていけない作品なのです。(こんな感じだし。)

そう考えると国内盤DVDが出ないのも当然なのかも知れません。

ああ。だが、私はもう少しマシな画質で見直したくなってしまいました。何かの間違いで国内盤DVDが出ない限り、いつか、北米盤も手に入れたいものです!

もしも「夜明け」版3Dを作ることがあったら、邦題はどうする?

2009-07-25 | 映画
超立体映画 ゾンビ3D

某TSUTAYA DISCASでレンタルしているのが「超立体映画ゾンビ3D TSUTAYA2Dバージョン 」となっていたので、てっきりレンタル店には2Dバージョンしかないものと思い込み、中古で3Dバージョンを入手、帰ってパッケージをよく見たらレンタル専用だったのだけれど、販売用の仕様を調べてみたら特典映像も予告編のみで結局違いなしとわかり、安心、満足した。

本作は「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の3D版リメイクということになっているわけだが、確かに劇場で見た人には気の毒だけれど、980円中古DVDで鑑賞した当方としては、まあまあ楽しめましたよ。

鑑賞条件としては、

最低限「オリジナル版」を見ていることである。その上で、出来たらあの「最終版( 30th Anniversary Edition )」も見ていること、ビル・ハインツマンの「フレッシュイーター/ゾンビ群団」も見ていることが望ましい。

さて、本編の、まず「立体感」だが、赤青メガネを使ったアナグラフ方式としてはそれなりに立体視できると思う。それがホラー映画としての価値を上げているかという点については疑問だが。結局奥行きのはっきりしている墓地だとか、昼間の道だとかは立体感があるが、暗い閉所のシーンが多い「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」ではそれなりの立体感しか味わえないのは致し方ないであろう。

次にストーリーだが、決してリメイクではなく、パスティーシュかパロディというべきかも知れない。ゾンビ誕生の理由が「最終版」以上「ゾンゲリア」以下ではあるが、面白いと感じた。納屋のHシーンだが、これはかのオリジナル墓地ゾンビ=ファーストゾンビを演じたビル・ハインツマンの勝手に続編(リメイク)として知られる「フレッシュイーター/ゾンビ群団」からの引用という印象である。

まあ、なんだかんだといって、ゾンビ映画の標準くらいには届いているんじゃないだろうか。もちろん大半のゾンビ映画はクズだから、本作も立派なクズ映画である。

*日本語字幕がなくてもよければ、オリジナル版ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドはこちらからDVDフル(MPEG2)か、Ogg Videoか、MPEG4でDownloadできる。「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」はパブリック・ドメインなのである。

*「フレッシュイーター/ゾンビ群団」の日本版DVDは新品5,000円近くするし、中古も4,000円を下回らない。雰囲気をしりたければYoutubeの、たとえば、予告紹介1紹介2あたりをご覧いただければと思う。

*左目が青、右目が赤。

ジェリー・ゴールド・スミスの主題曲がなければ……

2009-07-21 | 映画


キング・ソロモンの秘宝」(1985)

危機また危機を次々に脱していく、問答無用の大冒険映画!

……なのだが、いやいや、なんともだらしがない映画なんだよ。

意図的に安っぽい連続活劇っぽくしました、というのが「インディ・ジョーンズ」のシリーズだったわけだが、その亜流にして、原作は元祖の「アラン・クォーターメイン」ものでありながら、説明不要の危機また危機が浮きまくり、外れまくる、なんだかどうしょうもない恥ずかしさを、

しかし、

それを救うのがジェリー・ゴールド・スミスの主題曲なのであった。

なんだかんだと文句言いながら、あの曲が聞きたくって、久々に見ましたよ。

続編も見ちゃおうかな♪

リチャード・チェンバレンの三流役者ぶりと、まだまだ駆け出しのシャロン・ストーンもよい味ではあるし。

何かよ、道をやってこい!

2009-07-17 | Weblog
WALT DISNEY LEGEND COLLECTION DVD BOXというのが、その単品盤も同時で、発売になったようである。

<セット内容>
●『星の国から来た仲間』
●『続・星の国から来た仲間』
●『海底2万マイル』
●『宝島』
●『スイスファミリーロビンソン』
●『フラバー うっかり博士の大発明』
●『三匹荒野を行く』
●『黒ひげ大旋風』
●『ラブ・バッグ』

……だそうで、これはこれで欲しいものも入っているのだが、

そもそも
「何かが道をやってくる」(ジャック・クレイトン監督)
「呪われた森」(ジョン・ハフ監督)
「ドラゴンスレイヤー」(マシュー・ロビンス監督)
ブラックホール」(ゲイリー・ネルソン監督)

これらを出しやがれ、ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメントよ、と思いつつ、「ディズニー 実写 DVD未発売」という検索ワードによって、このDVD BOXの発売を知った次第。

もう、だから!

いいから、「何かが道をやってくる」「呪われた森」「ドラゴンスレイヤー」
ブラックホール」を出せ!

と書いておく。(みんなで声を大にしよう!!)

*写真は「ブラックホール」(音楽はジョン・バリー!)から。
ヴィンセントとオールド・ボブとマキシミリオン。ブラックホールに引き寄せられるシグナス号。ブラックホールは地獄だった! 魔王マキシミリオンの足元に列をなす奴隷人間ロボット。地獄から女神に導かれて脱出……の4カット。