「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

「商工会議所活動の今後について」

2013-11-08 07:36:47 | 日記
11月7日(木)17時30分より、花巻商工会議所の臨時総会が開かれました。

3年に一度の議員の改選が行われ、新しい体制でのスタートとなりました。

 商工会議所には、会頭、副会頭、専務理事の執行部を筆頭に、会頭推薦の3号議員15人、部会推薦の2号議員33人

選挙により選出される1号議員48人とがあり、11月1日より全国一斉に新体制でのスタートになりました。



 戦後の日本経済の発展過程において商工会議所が果たしてきた役割は実に大きかったと思います。

全国各地にあって金融斡旋を中心とした各種サービス提供等総合的な経営支援によって、

中小企業を実質的に保護発展させてきました。

 しかし、伝統的な商店街の衰退への対策や、自主財源拡大の必要性、急速な行政、各種組織の合併への対応、郊外型大型店の進出等、
商工会議所や中小企業を取り巻く環境は実に厳しいと言わなければなりません。それだけに責任も重い。

 今後益々、商工会議所の役割は大きくなると考えております。

本格的な地方分権の推進によって地域の自立・地域の自己展開力の発揮が求められ時代に入っていく中

従来の業者への経営支援業務以外のイベント支援、環境問題への対応、景観創造、人材育成、

まちづくりビジョンの作成、提言等地域の総合振興にさらに貢献することが重要になると思っています。

 地域の特性は極めて多様であり、歴史、文化、産業構造、人口構成、行政との関係等多岐に渡ります。

全国一律的な取り組みではなく、地域の実状にあった政策展開がこれまで以上に望まれます。

会議所に所属することで得られるメリットのアピール、ニュービジネスの創造と支援、

団結と学びによる更なる組織力の強化を図り、時代の変化と地域のニーズに迅速かつ大胆に対応出来る体制をつくり

地域社会の経済をリードする重要な機関として発展していきたいものであります。

アベノミクス以降経済は順調に回復してきていると言われておりますが、地方は依然として厳しい状況におかれており、

各企業の努力はもちろん、会議所の更なる支援の充実が望まれます。

 組織の確かな目標と明確な政策、そして確実な行動によって、地域の未来を共に切り開いていきたいと思います。

市民の皆様方の尚一層のご支援を心よりお願い申し上げます。

照井