カメラマサムネ

スピッツ・草野マサムネさんの詞からみつけた花・夕焼け・風・人・ぬけ道 撮ってみました

「くー、なんか、いい!」

2009-11-19 22:32:06 | 本本本
無銭優雅 山田詠美著 2007年 ★★★☆☆

主人公、42歳男女。
中央線に生まれ育った、中央線な人々のおはなし。

名作文学を所々に挟み込みながらの短い文体は、サバーっと今っぽい雰囲気。
↑このセリフだって42歳男性のセリフなのであーる。そう、そうゆうノリ。

「私たちって粋でちょっと特別でしょ?」ってゆう視点なのは昔から変わらない~けど
「それを理解できない人たちってダサイ」から「そんな人たちにもよい所がある」
というフォローが付け加えられている辺りに年月を感じる。

何を隠そう?私も中央線沿いには2年ちょい住んでいた。
あの雰囲気、だいすき!!私もどちらか?というとそっち寄りだよなぁと思うし。

ただ「無邪気」と「こどもっぽい」は似てるけどちょっと違う。
というわけで、残念ながら3.5点くらいの読み心地。

大人になっても「運命」を感じるような恋が存在すると思っている人。
40歳を過ぎても色褪せない恋をしている人におすすめです。 

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