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この人の書く文章には思春期の頃から触れていた。
実家でとっていた「週刊朝日」に毎週彼女のエッセイが載っていたからだ。
当時は
「どろどろっとしたワイドショーみたいなネタばっかり持ってる人だな」
「なんだか根暗そうだ」そんな印象を持っていた。
小説を初めて読んでみて。
やっぱり同じ感想を持ちましたた(笑)暗く、じめっとしていて
粘りつくようなけだるい空気感、どこを向いてもやる気の出ない諦観。
この本を読んでいる間中、心が重かった。
最後まで読んでも釈然としない部分もあった。でも希望もあった。
出てくるヤクザの方がまだよく見えるほど、少年の心に巣食った闇は大きく感じた。
リアルでグロテスクな描写が平気な人、
特殊な環境で育った14歳の少年と少年犯罪に興味がある人におすすめです。