Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

いざ健康体。

2006-11-23 23:05:57 | 日々
今日は朝からadizeroを履き、ランニングデビューしてきました。が、日頃の運動不足と不摂生のツケはハンパじゃなく、わずか2.5kmほどの距離を走るのにも途中休憩を要し、それでも走り終えた後はバテバテになるというていたらく。いやでも、「走ることの効能」みたいなものはちゃんと実感できたので、がんばって続けていきたいと思います。来年のライジングに、スタミナ万全で臨むためにも。

ところで、このランニングデビューにあたり、adizeroとあわせもうひとつ購入したのが、この旧タイプiPod shuffle(上から2番目)です。持っている第4世代のiPodでは、ランニングのお供には重たいかなあ、と思っていた矢先に発見。「整備済み商品」と言うのはまあ、ちょっとしたワケあり商品だとは思うのですが、それでもちゃんとAppleがメンテナンスして、1年保証までついて4,200円(送料無料)のお値段は買いではないでしょうか。我が家に届いた商品は、少なくとも外見上はなんの問題もありませんでした。512MBでも100数十曲は入るから、ランニング中に聴きたい曲だけ入れておけば、じゅうぶん元は取れるかなと。

そうだ、ランニングと言えば。くるりの「5月の海」PVの岸田くんは本当にどうしちゃったのでしょう。PVとしてはナイスな出来だと思うし、曲もかなりいい感じなのだけど、あの岸田くんのビジュアルにある意味全部持ってかれてしまいます。うーん、個人的には赤いタンクトップを着た左側のランナーの方のほうが、断然タイプかもしれません。

一方、アナログさんの新アルバムはまだ聴けてません。結局買ってしまった髭ちゃんのアルバムと一緒に、まだタワレコの袋の中にいるのですが、週末には必ずちゃんと聞こうと思ってます。しかし、本当はDVDのついてない通常盤で済ませるつもりでいたのに、あのかわいいジャケが魅力的すぎたせいで結局初回盤を買ってしまいましたよ。いいかげん貧乏なのにー。

明日はJAPA☆RICOライブ@AXに行ってきます。当初は「チケ代も高いし、たぶんおっさん方はそんなにはっちゃけライブにならない気がするし、まあ行かなくてもいいかなー」とスルーしかけていたのですが。紅茶の日ライブであの加藤さんを観てしまったことと、期待してた年末ワンマン追加がなさそうだということから「やっぱり行く!絶対行く!」と方向転換したのでした。ひょっとしてこれが、今年のスカパラ見納めになるかもしれないので、がっつり楽しんでこようと思います。さあ、あのニュー加藤さんを今度はピンクジャケット姿で確認しなければ。ふふふふふ(←やめろ)

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GRAPEVINE@代官山UNIT

2006-11-20 23:38:35 | LIVE
気づけばなんと、まる1年もワンマンをやっていなかったバイン。まあイベント関連はちょくちょく出てくれてたので、いちおう今年6本は見てますが。まったくもう、ライブやらなさすぎだ兄さんたち。あれだけすんごいライブするくせに、最近ライブ楽しいとか言ってるくせに、他に大した仕事もないくせに(←酷い)。

と、毒の2つや3つも吐いてみたい心境だったタイミングで、クラブサーキットをこんな小さめのハコで観られるというのは、ワンマンに飢えたバインファンにとってこれ以上ないくらい幸せなことなのです。ああ、相変わらずあのひねくれた兄さんたちの思うツボだわ。

相方Tさんと開場時間に合わせてUNITに到着すると、駒沢通りの歩道にものすごい長蛇の列ができててびびりました。UNITってこれまで開演時間ギリギリに入ったことしかなかったから、あんなに思い切り世間様の邪魔になる並び方をするとは知りませんでしたよ。

入場後はビールを片手に、上手側中ほどの位置に陣取る。そして、ニューバージョンのSEが流れ始めると、いよいよメンバーの登場。さあ、1曲目はなんなんだ?クラブサーキットのセットリストだなんて、予想するだけ無駄だからちっとも考えてなかったけど。今回兄さんたち、果たしてどうくるのか。

・・・そして、ゆっくりマイクに向かった田中が、イントロ無しで歌い始めたその瞬間、鳥肌の嵐。こ、これは、壁の星!!ひゃあああああ。

あまりの意外さとナイスすぎる選曲に、思いっきり気が動転したのもつかの間。その音の素晴らしさに、のっけから頭をがつーんとやられてしまいました。壁の星をやるのって、白木屋ツアー以来だと思うのですが多分。あー、名曲だとわかってたつもりなのに、この曲はこんなにも体に染みるものか。

で、2曲目がTiny Dogs。この時点でもう、今日のライブのヤバさを完全に悟りました。ああこの曲も大好きなんだよう。いやあ肝臓ツアーの記憶がまざまざと蘇ります。でもあの時はセットリスト1曲目で、いつもステージ上が「まだエンジンあったまってませーん」な状態でしかこの曲を聴けなかったから、今回この流れで聴けたことに感動しきり。

3曲目がスロウ。これはお馴染みの名曲ですが、3曲目なんて位置で聴くのは超新鮮。しかもこれがもう。スロウと言えば、個人的には5本の指に入るバイン最愛曲のひとつなので思い入れもあるのですが、この夜のスロウは間違いなく、これまでライブで聴いた中で1、2を争う名演。UNITの音響のすばらしさに加え、ボーカルもバンドも完璧すぎました。もうこの辺で、既に「やばい、やばすぎる・・・」と内心ひとりつぶやきまくり。

冒頭3曲は完全に意識をもってかれてたのですが、短いMCを挟んでのdiscordあたりで、やっとステージをじっくり見渡す余裕もできまして。あー、田中氏は最近黒シャツキャンペーン中なのね(←意味不明)。今日も最初からとてもいい表情で、ノドの調子も絶好調なご様子。西川さんはたぶん、墓場までそのグレーのラメシャツを着ていくのでしょう。だからもうそれについては、これ以上何も言いませんよええ。金やんは、まあいつもの感じかなあ。高野さんは柄シャツと変なサングラスが、見事に怪しさをかもし出してます。そして亀ちゃんは、えーどれどれ。

・・・その時、一瞬我が目を疑いました。ライブでのTシャツ着用率100%のはずの亀ちゃんが着てるのは、茶系っぽいダークな色に柄入りの長袖シャツ。これがもう、失礼ながら違和感ありまくりで。思わず「どうしたあああ!?」と声をかけたい衝動にかられましたよ。そういや今日は、田中氏を除いてみんな柄シャツ姿なんですが、もしやドレスコードでもあったのか。謎すぎます。

しかし、次にOur Songのイントロが流れてきた瞬間、またも鳥肌&涙腺がやばいことに。そしてリトルガール。ここらへんから西川さんのギターのギアがどんどん上がってきたような気がします。

そんでもって、ちょっとした衝撃だったのが大脳機能日。これ、CDでもこれまでのライブでもなかなかしっくりこなかったんですが、今日はまるで別物のごとく、緊張感とゆるさが絶妙のせめぎあいをしてるような演奏。いやあ、バインのライブバンドとしての力を改めて思い知らされました。つーか、やればできるんじゃーん!(←何様)。

ここらへんからもう、曲順の記憶が怪しいのですが、思いつくままに。

25をやったのも、びっくりすぎてわが耳を疑いました。2年前のタワレコライブに行けなかった私は、この曲ライブ初聴きです。高速な3拍子リズムが気持ちいいのなんのって。エピゴーネンは、亀ちゃんが単独でコーラスをやっていたのが超衝撃でした。ひょっとして今日の亀ちゃんは、シャツの件と言い、何かの罰ゲームをやらされてたのかもしれません。

Hereはもう、言葉を失います。それしか言えません。ぼくらならは、毎度のことながら西川さんのギタープレイを目で楽しみます。あの、ボトルネックをひっかけたまんま器用にギターを引き続け、間奏で満を持してスライドを披露するさまが大好きなんですよ!そうですよねえ、西川マニアのみなさん!(←誰)

あ、そういえば新たに発表になった新曲は2曲ありました。ベースのリフがいい感じだった曲と、なーんか全体的に面白い構成だったような曲。どちらもタイトルの発表はなく、アルバムに収録予定だということだけ決まってるそうなのですが。この雰囲気だと、レコーディングは順調に進んでいるということでしょうか。そうであることを祈ります。

そして、もはやお馴染みになってしまった未発表曲と言えば、スレドニ。この曲はやっぱりヤバすぎます。イントロで西川さんのギターが鳴り始めた瞬間、なんつーか、全身の毛穴が開きそうな感覚に陥るのです。でもって更に、あのボーカルと絶妙のサビの音が、その毛穴から体中に染み渡って。あーもう本気で早く音源化して欲しいです。そしたらエンドレスで聴くこと間違いなし。

いよいよ終盤という手前で、田中氏お得意の突き放しMCでもってひと呼吸。そして、MCの最後に。「じゃあひさしぶりに。・・・南部の男になってくれ!カモンB.D.S!」と、ずーっと聞きたかったあのお決まりの文句でのシャウトですよ!その瞬間、感激のあまり思わず斜め前にいたTさんの肩につかまってしまいました。ああ、やっぱりB.D.Sは良いよ。リーダーのラストライブの印象がつきまとう切ない曲でもあるけれど、やっぱり大好き。いけすかないと同じで、コアなファンにも一見さんにもウケることのできる名曲だと思います。

そしてその未来、と続き、これで最後まで突っ走るのかなーと思った矢先、一旦ステージ上はクールダウン。そして高野さんのシンセから静かに放たれる音の感触に、まさか、あの曲か?と。いや、でもまさか、この流れでやるような曲じゃないでしょ。きっと別の曲をアレンジ違いでやろうとしてるのだ。でも、やっぱりこの音ってば・・・。

あ、やっぱり、KINGDOM COME。まさか、このありえない曲順でこの曲をやるつもりかよ、この人たちは(爆笑)。

しかし、音の良いハコで聴くKINGDOM COMEは、実際最強すぎて、ケチのつけどころなんかあるはずもなく。ライトに映える田中氏の色気ありすぎな表情やら、スイッチ入りすぎな西川さんのパフォーマンスに、ただただ飲み込まれるのみ。そう言えば、今回西川さんの音が、これまで以上にいろんな感触を感じたのですが。それはUNITの音響のおかげなのか、それとも少し前に買ったという新兵器の「汚い音の出るエフェクター」のなせる業だったのか。どちらにしても、最高でした。

本編のラストは、FLY。ほほう、ラストはストレートど真ん中勝負なのですね。うん、これもすごく気持ち良いです。なんだか、今日のセットリストはあれこれごちゃまぜになってて、冷静に考えるとすごく散漫なセットリストかもしれないのに、1曲1曲が相当質が高くて濃い内容だったせいか、違和感を感じるどころかお腹いっぱいすぎて。バインワンマンのすごさとクラブサーキットのおいしさを、久々に思い知らされた感じです。はあああああ。

そしてアンコール。もはやここまで来れば何でもきやがれ状態です。だから、田中氏に「盛り上がりたくても盛り上がれない内容だったと思いますが・・・ざまあ見ろと。」と悪態をつかれても、実に心地よかったです。しかし、まさかアンコール1曲目がPacesで来るとは・・・。今回、覚醒や退屈の花あたりの曲はこれ1曲だけだったと思うので、その分余計にうわあああって感動しましたねえ。個人的には、曲がガーッと盛り上がった後のアウトロの感じが大好きなのですが、その感じがまさに、アンコールの空気にぴったりだったと思います。

このあとのMCで田中氏は何を言ったんでしたっけ?全然思い出せないのですが。唯一記憶があるのが、最後に田中氏が「じゃ、ラスト!」と言った瞬間にSuffer the Childのイントロが流れたあの瞬間。いやあ、本気で痛快でした。このバカっぽくてファンキーな曲で、この濃いライブを締めてくれるとは。もちろん体は揺れまくり、顔は快感でゆるみっぱなしでございました。西川さんのソロ前には、田中氏から「アニキ、37歳!」との意味不明なシャウト。それにはノーリアクションなくせに、ものすごいソロを弾く西川さん。ああ最高。

恒例の田中氏Tシャツヌードショー(←違う)を無事終えると、メンバー全員がステージを去りライブは終了。その直後時計を見て、約2時間のライブだったらしいことを確認しました。いやあ、とんでもなく濃いセットリストで、ありえないくらいいい音で、全身骨抜きになるようないいライブを聴かせてもらいましたよ。これは本当に現実かってくらいに。フロアの「全然キャーキャー騒がないんだけど、絶対黙って音に酔いしれてるでしょう皆さん」っていう雰囲気も良かったですし。

そんなわけで、Tさんと2人して「すごかった・・・」「西川さんのギターが神だった。」「どこまでいくんだ、バインは?」「つーか、もっとライブやれよ!」などと、あふれるバイン愛をぶちまけながら、ふらふらと帰路についたのでありました。ああ、来週のリキッドも、今回のUNITと同じくらい音が良ければよいのだけど。それは無理な話かなあ。ちょっと不安、そうは言いつつも、やっぱりその何倍も楽しみな自分がいるのでした。

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ほんとに軽いや。

2006-11-19 22:46:59 | 日々
突然ですが、こういうものを買いました。

・・・はい、わかる方にはわかると思いますが、アディダスのランニングシューズ・adizero CS2モデルでございます。ついに買ったかこのバカは。いや、某氏の影響というよりも、某氏に影響された皆さんに刺激されて、勢い余ってしまったと言ったほうがいいかもしれません。あと、9月にライブ中貧血を起こしてしまった際に、自分の不健康さを本気で思い知ったことも大きいのですが。

そんなわけで、これからはチームadizeroの一員として、気合を入れてランニングデビューしてみたいと思ってます。ちなみにこの色を選んだのは、もともと黄色系が好きだから。CS2は主に男性向けらしく、23センチの在庫がある店が少なかったため苦労しましたが、最終的には店員さんからも「このモデルとサイズならいいんじゃないでしょうか」と言われたので、思いきり愛用したいと思います。ふふふふ(←馬鹿)

今日は新宿タワレコまで、サケロックレコ発イベントとして行われた、ハマケンのトークショー&握手会に行ってきました。予定時間の10分前に到着したら、既にえらい人だかりができててびっくりしたのですが。ヨロイ姿というコスプレで登場したハマケンは、終始用意された椅子に立ち上がった状態でいてくれたので、後ろのほうからでもちゃんと、あの微妙&いっぱいいっぱいな様子が確認できて楽しかったです。進行役がカクバリ社長だったので、うまく場の空気を読みながら進めてもらえたのも良かったんじゃないかと。

最後の握手会では、さてどんな言葉をかけさせてもらおうかなあと悩んでみたのですが。ヨロイ姿とあわせてコーディネートしていた、どこかで見覚えのある、鼻の下のつけヒゲがどうにも気になっていたので、思い切って質問。

私:「あのう、そのつけヒゲって、もしかして髭のアルバム特典のやつですか?」
浜:「あ。奇しくも、借りてしまいました。」

ええと、微妙に噛みあわない受け答えになってしまいましたが、どうもタワレコさんに、髭ちゃんのアルバム特典から用立ててもらったと思って間違いないみたいですよ。ちなみにハマケンの手は、とても温かくてぷにぷにでございました。

そう言えば、ここ最近ホットスタッフが配布してる、スカパラ@さいアリのフライヤーが相当カッコいいですね。どこかのライブのラスト間際らしき写真を使っているのですが、白黒スーツなとことか、照明の感じとかから推測すると、ユーロツアーでの1ショットなのかもしれません。加藤さんが冷牟田さんの椅子にバリバリ乗ってるのが、いいアクセントになってます(←そうなのか)。とりあえず、チケットはまだまだ余裕で残りまくってるみたいですが、このフライヤーがチケットの売れ行きにいい効果をもたらしてくれますように。

明日はいよいよ、バインのクラブサーキット@UNITです。あの小さな空間で、バインの音に溺れてきます。さあどんなライブになるのか、いざ代官山。

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さぼりすぎた。

2006-11-18 13:13:58 | 日々
シカオちゃんのレポを書いて以来、なぜだか力尽きてました。今日ももう時間はないのだけど、CDJのタイムテーブルも発表になったことなので、そのネタだけ。

ええと、たしか10日前には「CDJ参戦計画考え直します」発言をした私ですが、やはり当初の計画通り大阪29日のみ参加することに決めました。今回の追加分にバタ犬の名前が出れば、彼らの出演日狙いに変更するつもりだったのですが・・・(涙)。それに、大阪29日のタイムテーブルてば、個人的にほぼ申し分ないんですよ。髭ちゃん→ユアソン→ヨーキン様→100s→電気→ドーパン、と観たいものが見事にかぶってない、奇跡的展開で。さらに前田さんが出張してくださるDJブースにも、いい感じで行く余裕もありそうな雰囲気。大阪にみなと屋がないことだけが残念ですが、その分飲食ブースには食い倒れ屋台が満載であることを信じてますので。

しかし本音を言えば、大晦日も相当行ってみたいんですよね・・・。なんだこの贅沢すぎるカウントダウンの時間帯は。幕張のほうはアナログさんを観た後、サケロックに移動してハマケンで年越しができるって、ありえないでしょうこの展開!大阪はバイン→スカパラ、という、どう考えても私へのあてつけに違いないこの流れ(←違います)。うひー。どうしても大晦日は実家に帰らねばならないこの身が、もう悔しくて仕方ありません。カウントダウンに立ち会うみなさん、どうか私の分まで楽しんできてくださいねー。

それではちょっと出かけてきます。本当は盛岡まで行きたいんだけど、やっぱりそれは無理ー。

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スガ シカオ@大宮ソニックシティ

2006-11-14 23:57:11 | LIVE
恒例Shikao&The Family Sugar名義でのスガツアー。と言っても、私がこのバンドのライブを観るのは実に去年の2月以来です。アラバキではシカオちゃん観たけど、あれは弾き語りだったし。この愛するバンドの音を2年近くも聴いていなかったとは、我ながらよく耐えたと思います。まあオーガスタキャンプに行けば良かったのですが。あれはちょっとなー(←何)。

2階15列という微妙な席で「おりゃあ、久々にファミシュガで踊りまくってやるぜ!」と気合を入れると、いざ開演。メンバー登場のSEが、ニューアルバムの曲をいろいろくっつけたような音で、「え、午後パレ?え、38分?」などといちいち舞い上がり反応しながら、1曲目が何なのかドキドキしていたら・・・。

1曲目、19才!きゃあああー!

まさかオープニングがめちゃくちゃ好きなこのナンバーだとは。予想もしてなかったので、そりゃもうテンションは一気に急上昇、体も動かずにはいられないってもんです。シカオちゃんのボーカルは、まずまずの立ち上がりなご様子。おや、裕子&久美姐さんは、立ち位置が下手に戻ったのですね。で、間宮さんが上手前方。うん、やっぱりこっちのほうがしっくりきますよ。うん?つーか男性陣の衣装って、ひょっとしてお揃いの白シャツですか?うへー、なんか違和感ありすぎ、おもしろーい(←失礼)。

素晴らしい出足に感激し、さあこれから一気にアクセル踏んでいくぞおと気合を入れたそのとき。・・・あれ、シカオちゃんてば、1曲目終わりでMCするの?(汗)しかも「あっという間に終わっちゃうから、後悔しないように自由に楽しんでって!」なんて、そんな普通の内容の。あー、ここは一気に3、4曲たたみかけてほしかったかもしれない。ちょっと残念。

2曲目が、秘密結社。これ、CDで聴いた当初は全然ピンときてなかったんだけど、ライブで聴くと、ものすごくリズムがカッコよく聴こえてびっくり。さすがファミシュガだと、早くも唸らされました。で、次がサナギ。うわああこれも大好きすぎです。オリジナルとは別バージョンのアレンジだったけど、濃すぎない感じがグーでした。4曲目は、真夏の夜のユメだったかなあ。

さらにMCを挟んで、斜陽→ホームにて→夏陰。うーん、印象が薄い・・・というか、ここらへんでどうしても気になってきたことが。客席の手拍子率が、びっくりするほど高いのです。前のツアーでも気になった記憶があるのですが、今回はたぶんそれ以上。いや、手拍子でノること自体はまったく否定はしませんが、あそこまで手拍子のボリュームが大きくなってしまうと、完全にライブの音の邪魔と言わざるを得ないのです。しかも、私の真後ろの人の手拍子が「カーテンコールかよ!」というくらいよく響いてまして・・・(涙)。

テンションが下がりそうな自分に気合を入れていたタイミングでRushをやってくれたのには、かなり救われました。シカオちゃんがギターを置いてハンドマイクになったのには大層たまげましたが、どうやらこれは機材トラブルのせいだった模様。タイムマシーンは、アウトロのいちばん最後をアコギとドラムで締めたのが、倒れそうになるほどカッコよかったです。

が、ここまで9曲のうち、実は8曲が今年の曲(サナギのみ2年前)。何だかんだ言っても、昔のシカオちゃんの曲に並々ならぬ愛着のある自分としては、ここまで新曲が続くとさすがに首をかしげずにはいられず。愛する森さんの鍵盤の音も、ここまではさほどおいしい見せ場がなかったのも辛くて。ふつふつと「シカオちゃん・・・まさか古いファンを見捨てる気か?」と、恨み言のひとつも言いたくなったその時。

シカオちゃんのMCの裏で森さんが奏で始めたのは、あの耳に覚えのあるウーリッツァの音。でもシカオちゃんが熱弁を奮っているドンキホーテネタには、何だかずいぶん似合わない音だけども。何のつもりだろう?と困惑していると、シカオちゃんが最後にひとこと。

「・・・というわけで、もし僕の曲をドンキのCD売り場で流してもらえるようになったあかつきには、ぜひ濃いファンクかソウルの曲で、よろしくお願いします!」

でもって、鍵盤の音はそのまま、ソウルナンバーの超名曲・ぼくたちの日々のイントロに!うわああ、さんざん新曲続きで焦らした挙句、この曲を持ってくるなんてありえないよシカオちゃん!鳥肌は立ちまくり、さっきまでの苛立ちはどこへやら。だからシカオちゃんはやめられないのだ。

その次が7月7日、でしたっけ?弾き語りでやってくれたのですが、こうなるとどうしても、あの神がかり的なアルバムの音源のほうが良いと思わざるをえないような。個人的には、ライブでなら曲後半に森さんのエレピが入るといいんじゃないかなーと思いました。黄金の月の弾き語りバージョンみたいに。うーん、と考えてるうちに、次は裕子&久美姐さんボーカルでアマゾンズ曲を1曲披露となったため、シカオちゃんは一旦退場。

アマゾンズが終了すると照明が暗転。そして忍び寄ってきた音は、38分15秒のイントロです。ここで満を持してセンターにピンスポットライトがどん。で、そこにいたシカオちゃんを見てびっくり仰天ですよ。シカオちゃんのシャツがピンクに!ギター無しでハンドマイク!そして両脇に裕子&久美姐さんはべらせ状態!なんだーこのわかりやすいエロ演出は(爆笑)。隣の人に悟られぬよう笑いをこらえるのに、かなり一苦労でした。

そして、あまい果実。この曲にはもう、言葉は要りません。やっぱりスガナンバー最強曲であり、ファミシュガの威力を最も思い知らされるのは、この曲かもしれない。

しかし、あまい果実の後に奇跡、という流れはどうなんでしょう。やや無理があると思ったのは私だけですか。でもってHop Step Diveまでやって「あー、この後はもう明るい流れになるのかなー」と思ってたら、まさかミートソースをやるなんて!あの曲のぐちゃぐちゃでドロドロなギターが大好きなのに私。こんな強引とも言える曲順では、どっぷり曲にも浸かりきれないというか。あああもう、どうすりゃいいのよ(涙目)。

ストーリーのイントロが聴こえてきたところで、ああもう本編も終わりが近いんだな、と悟る。あー今日は森さんの鍵盤を堪能してないじゃないか、そんなファミシュガライブはいやだよう、と内心悲壮感に襲われつつあったのですが、アウトロでの森さんの鍵盤のアレンジがはじめて聴く感じで、それがものすごくカッコよかったので、ずいぶん救われました。私にとっては、シカオちゃんのボーカルと同じくらい、森さんの鍵盤の冴え具合は最重要事項なのです。

そして本編ラストナンバーは、やっぱり午後パレ。シカオちゃん&裕子&久美は、揃って例のあのふざけたサングラスをかけてご登場です。ということは。問題の、あのサビのダンスも・・・いやいや、そうは言っても、あの人たちもスガファンもみんないい大人なんだし。ひとまず最初のサビは、みなさんがどう出るか見てみよう。

そしてサビ。その時2階席後方から見えたものは、かなりありえない光景でした。それまで手拍子以外ろくに動きもしなかったお客さんまでが、ものすごい勢いであの振り付けを踊っているじゃありませんか。なんだこりゃあ(爆笑)。これは乗らない手はない!という事で、振り付け講座の映像は1度しか見てない私も、裕子&久美の動きを見ながら、なんちゃってダンス。でもやっぱり全然踊れなくて、そんな自分に自分でウケたりして。いやーシカオちゃんのライブで、ここまでバカやれるなんてねえ。これは今度のフォーラムまでに、ちゃんとおさらいしておかなければ。

アンコールでは、日曜日の午後を聴きたかったのです実は。なので、アンコールに入る前にシカオちゃんが、日曜日の午後をリクエストしたっぽいお客さんの声に反応して「日曜日の午後なんて、やるわけないじゃない!?」と断言したのには、なんかすごく凹みました。そんなに否定しなくてもいいじゃんよ!(怒)

と言いつつも、アンコール1曲目は久々のSWEET BABY。これには文句を言えるわけもありません。2曲目のアシンメトリーは、正直あの冒頭のコネタが好きじゃないので、こっちと入れ替えて欲しい気はしますが。

そしてアンコールの締めは・・・あー、このところちょっと、ですか(苦笑)。なんかなー、このへんのマンネリ化はいい加減どうにかならんものかなー、と思いつつも、もちろんサビでは皆さんと一緒に両手を振りまくり。何だかんだ言っても、この一体感は嫌いではないので。

という訳で、振り返ってみると、わずか2時間の間に異常なくらいテンションの浮き沈みがあったライブでした。良かった部分も多々あっただけに、安易に否定はしたくないけども。シカオちゃんのMCもなんだかするりと耳を通り抜けてしまったくらい、複雑な心境になったのは事実です。シカオちゃん、国際フォーラムではセットリスト見直してもらいないでしょうか。やっぱり無理かしら。

あともうひとつだけ。数年前のスガライブでは、客席のいたるところにカッコよく踊るお姉さんたちの姿があって、私はそれに憧れて音に身をゆだねるようになったのですが。彼女達は今、いったいどこに行ってしまったのか。手拍子派のみなさん、次のライブでは自分の手を縄で結わえてみて、シカオちゃんが力説する「ファンクは腰!」を一度実践されてはいかがでしょうか。たぶん絶対、今まで知らなかった快感に出会えますよ。って、これじゃまるでSMのススメじゃないか。

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