Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

東京スカパラダイスオーケストラ@横浜BLITZ

2006-07-14 23:46:53 | LIVE
つい先日の野音2daysの余韻や前日のくるりの疲れを引きずったまま、今日はいざスカパラ@BLITZへゴーです。なんかもう最近、週に3本くらいライブを観ることに違和感を感じなくなってきてる気がする自分。いや、体は正直にどんどんダメになってきてるんですが、その分勢いに身を任せてるというか。

今日は比較的良いチケ番だったので、相方Tさんと入場すると、まだ空きスペースのあった上手側のバーを確保。ふだん自分はスカパラのスタンディングで上手に陣取ることってなくて、つまりものすごく珍しい行動に出たわけですが、結果的にこの位置取りが今回のいちばんのカギとなったような気がします。詳しくは後ほど。入場して驚いたのは、野音と違って開演前のステージの最前部に「WILD PEACE」のロゴ入りの薄い幕が吊るされ、ライトがいい雰囲気で稼動してたことです。いいですねこれ。開演前に程よくテンションあがる感じで。

いよいよ開演時間となり、薄い幕越しにおっさん達が登場すると、まず最初に鳴り響くのは、今日もNARGOさんの繰り出すゴッドファーザーのイントロです。そしてステージの前の幕がすとーんと落ちると、さあ今日もライブスタートだ!

上手前方は男性の割合が高かった割に、我々のポジションは視界も良好で絶好の滑り出し。そしてさすがBLITZは音もいい。この2点については、決して野音では満足できたわけではなかったので、ああやっぱりライブハウスはいいなあと、オープニングからしみじみ噛み締めてしまいました。冒頭3曲は野音と全く同じだっただけに余計に。

いきなりびっくりしたのは、タングズで加藤さんが上手に来て煽りまくっていったこと。上手陣取り作戦が、早くも功を奏してるじゃありませんか。2曲目は髪型的にまだギリギリセーフ(←何が)なので、ここでひとまず加藤さんを堪能させてもらいましたー。

谷中さんMCを挟んでの4曲目は、Better Days Gonna Come。いえーい曲順が野音と違うよ!今日はやっぱりスタンディング仕様のセットリストを用意してるんだー!と期待を膨らませてると、それに応えてくださるかのように、久々のCALL FROM RIO!大好きな大森さん&欣ちゃんのコーラスが聴けてうれしかったです。そのあとがPINZOROでしたっけ、それともナッティ?もう記憶に自信なし。

SKA Pedaladaの時の欣ちゃんが、もうどうしようかってくらいかわいかったです。ものすごくゴキゲンな顔で叩いてて、でも8小節に1回くらい「ぴっ」とした顔に戻るんだけども、またすぐにゴキゲンな顔に戻って、口元とかも緩んじゃう、その繰り返し。たぶんあの曲を30分やり続けても、欣ちゃんはずーっとそうしてるのでは。そんな欣ちゃんの今日のボーカル曲は、世界地図でした。なんかMCも横浜ネタで絶好調だった気がするんですが、内容を全然思い出せません。

さて中盤戦。今回は野音のような譜面台こそありませんでしたが、この曲は今日もきました、ALL or NOTHING!長い長いイントロでの加藤さんギターは、今日も文句なしにカッコよすぎでした。真正面にいる谷中さんやGAMOさんの煽りに応えて手を挙げる、という上手ならではのお楽しみも満喫できて、大満足。

そしてこの辺だったでしょうか・・・。ホーンズがはけると、暗い照明の中で加藤さんのギターの音が低く唸り出し。そして始まった曲は・・・えええ?!このメロはもしや、SHOT IN THE DARK?!ギターをフューチャーした、かなりロックなアレンジに変わってるんだけども、これがものすごくカッコいい。意外なナンバーの登場にテンション急上昇のさなか、ギターの音が今度はとても耳に馴染みのあるリフに変わる。か、加藤さん、これはもしやもしやの、砂の丘ではありませんかあああ!(←メーター振り切れ)ホーンズも再び登場、フロアは大盛り上がりの中でさらに演奏は思いもよらぬ方向へ。モンスターロックのAメロが聴こえたきたその瞬間、思わず我が耳を疑いましたよ。ほぼ締めの位置でしか聴いたことのなかったこの曲を、まさか中盤に、しかもこんなカッコいいロックメドレーで聴けるなんてー!

この3曲メドレーが終わったときにはフロア全体が、もうライブがクライマックスを迎えてしまったかのような雰囲気でした。この日のライブのキモは、間違いなくこの瞬間です。いやもう、すごいとしかいいようがありませんこれ。またもおっさん達に脱帽、感服。

今日はやらないかなー、と思ってたSKOALがまた聴けたのも相当うれしかったです。野音ではなぜかこの曲のとき周囲におしゃべりが多くて、この曲を素直に楽しめなかったことが心残りだったんですけど。今日のお客さんは誰ひとり物音を立てることもなくて、あのステキなパンの音を心ゆくまで堪能できたのが、感激でした。あとリズムマシンのスイッチを入れるときの、NARGOさんのあの表情。あれは反則っす!

あとは何だっけ、沖さんフューチャーの曲で私の知らない曲があったんですが、あれは新曲でしょうか。途中で手拍子が入ったりして、スカパラとしてはかなり珍しい雰囲気の曲だったような印象を持ったんですが。

さていよいよ終盤戦。今日はThe Pretenderのあとは太陽にお願い→White Light→Come On!の流れでした。そしてここからが、上手加藤祭りのスタートですよ!もうありえないくらい上手にやってきては、掻き鳴らす&煽る&踊る&叫ぶ。太陽にお願いの時だったかなあ?沖さんのソロの時に上手のマイクスタンドでシャウトしてた際には、沖さんの見せ場の邪魔すらしていました。こんな加藤祭り、下手にいるときだってそう堪能できないのではないでしょうか。ひゃああああ。

ちなみにCome On!を、やっと完璧に口パクで歌えました。目の前の谷中さんや川上さんに合わせながら歌ったのが良かったのかしら。完璧に歌えると、ラストの燃え尽き感もひとしおかも。

そしてアンコール、この時事件は起こりました。暑さでぼーっとしながら、メンバー登場をやりすごしていたその時、同じ加藤ファンのTさんから「加藤さん、あれポロシャツ?」との発言が。「?!」と正気に戻り慌てて下手に目をやると・・・かかか、加藤さんが!ジャケット脱いでるよ!そりゃあ私はファン歴短いけども、それでも30本は見てきたはずのスカパラライブの中で、加藤さんがジャケットを脱いだ姿を見るのは初めてですよ!しかも黒い半袖シャツが似合ってて、かかかカッコいいようううう!

・・・えーと、アンコール1曲目のルパンの記憶がまるでありません(汗)。いや、間違いなく加藤さんに釘づけ状態だったはずなんですが、あれほどギターの見せ場もある曲なのに記憶がないのは、たぶん完全に自分が壊れていた証拠です。

メンバー紹介前には谷中さんが、「今日はメンバー紹介で、ひとりひとり『○○ピース』って呼んでいくから!」と突然の宣言。という訳で、以下各名称と、主なリアクションを。

・加藤さん:ロッキンピース
「(谷中さんに向かって)ちゃんと10人分考えてるんすか?」「・・・(谷中さん苦笑)」

・大森さん:スマートピース
谷中さんの「スマートには賢いという意味もあるんで」という説明にご満悦か。

・欣ちゃん:ビッグピース
「いま思い出したんだけど、元町に『ウチキパン』っていうパン屋さんがあってね・・・なんか、すごくおとなしいパンって感じするよね!」ああ、やっぱりピースの器が違うぜ。

・川上さん:クールピース
あー、なんか川上さんおもしろい事言ってたのに忘れました。

・沖さん:サムライピース

・NARGOさん:ブライトピース

・北原さん:ハッピーピース
「♪よっこはま~、たっそがれ~、ホテルのお~こおべやああ~♪」

・冷牟田さん:クレイジーピース

・GAMOさん:ダンディピース
「♪よっこはま~・・・ほら誰かが拾わないと一人ぼっちになっちゃうからさ、先輩は立てないと、怒られるんで。」フロア大爆笑。

この時GAMOさんから谷中さんをうまく紹介してもらえるかと思いきや、それがなくて。結局自分で「じゃあ俺はピースピースで!」と苦笑しながら強引にMCを終わらせてました。GAMOさん、ほんとに後輩には気を使わないのか(笑)。

最後の曲は、これまたまさかのスカミー!スカミーでアンコール締めるっていう展開も、たぶん私は初めての体験だったわけですが、いやあもうほんとにハッピーに締めくくれて最高でした。やっと上手に来てくれた大森さんにも思わず手を挙げたりして。大ジャンプ締めこそなかったけれど、こんなラストなら申し分ありません。このライブハウス仕様セットリスト、素晴らしすぎ。

そんな訳で、終演後はしばらく抜け殻&加藤さんのシャツ姿に魂を奪われた状態で、でもものすごい満足感に包まれて帰路に着きました。私の中では、間違いなく野音を越えたライブ。今回このライブが観られてほんとに良かった!と思うと同時に、今後のツアーも間違いなく、どんどん面白く変化していくはずだ!と確信を持てる内容でした。次に私がおっさんライブを観られるのは1ヵ月後。さあその時どうなっているのか。マジで期待してます。

コメント (2)
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