Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

東京スカパラダイスオーケストラ@日比谷野外音楽堂(1日め)

2006-07-08 23:30:16 | LIVE
待ちに待った今回のツアー開幕戦は、梅雨真っ盛りの野音2days。この日程を知ってからというもの、この日に雨が降らないことをずーっと祈ってました。その甲斐あってか、欣ちゃんの太陽にお願いパワー(意味不明)のおかげか、とりあえず初日はお天気ももちこたえてくれました。というわけで、Cブロック上手端寄りという決してよくないポジションながら、気分も上々でいざ野音へGO。あ、ちなみにネタばれレポですので、よろしくお願いしますね。念のため改行しとこうかしら。






まだ明るい空の下、18時半からのライブスタート。今回、1曲目はThe Pretenderではないかと勝手に予想してたんですが。予想に反し奏でられたイントロは、何とゴッドファーザー!おお、春ツアーに続いて今回もそのパターンなのか?うーん、できれば別のパターンで来てほしかったなーと思いつつ、踊りながら自分のテンションを高めていきつつあったその時。

なんと、ステージ両脇からたくさんの白い鳩が!!ひゃー、粋な演出!こんなの生で見るの初めてだよう!放された鳩って、ほんとに群れでぐいーんと回りながら飛んでいくのね。なんてステキなんだろう、「春と同じだ」なんて前言撤回だわー。

・・・とひとしきり感動したその後で、突如思い出したように上手から飛び出し、すぐ客席に降りたテンションの低い鳩一羽。あわててスタッフが走っていき、無理やりそこから追い立てられる鳩。そして・・・確か、ゴッドファーザーも終わりかけた頃でしょうか。必死の鳩が、ばたばたと飛んでいった方向は、なんとステージ上部。でもってステージの壁に阻まれた鳩は、そのまま落下するように真下の大森さんを襲撃。激しく驚く大森さん。そして鳩はステージど真ん中、冷牟田さん後ろに無事着地し、なぜかそこで落ち着く。

・・・ええ、もうここまで、客席の目は完全に鳩に釘付けですよ。ゴッドファーザーのことなんて、全く印象に残っておりません。ありえない奇跡。笑いの神の降臨。そんな幕開けでいいのか初日。

でもって、鳩がステージに居座った状態ではじまった2曲目は、まさかのToungues Of Fire。意外な流れにイントロ聴いた瞬間はびびったけど、でもよく考えたらこの曲ってテキーラあたりと雰囲気かぶるし、2曲目の位置ってものすごくぴったりハマるんですね。続く3曲はドランカード。うわあ強力すぎだこの冒頭3曲。問題の鳩はここであえなく捕獲され、退場となりました。ずっといても良かったのにねえ。

谷中さんMCを挟んで、次がPINZORO、新曲(なのか?)、Better Days Gonna Come、Natty Parade。ナッティの時に客席を見渡したら、みんなが手を振っててものすごく壮観でした。今回はじっこの席だったし序盤はまだ空も明るかったので、客席の様子が良く見えて楽しかったです。欣ちゃんのボーカル曲は、久々の銀河と迷路。今日の欣ちゃんは、MCもボーカルもさすがの内容でした。「WILD PEACEはね・・・ワイルドで、ピースなんだよ!それしか言えないんだよ!」オッケー欣ちゃん、それでバッチリだよ!(←何)

次がライラックのトランペットダブVer.だったかな?トランペットがかなり控えめだったのですが、その分リズム隊の音がすばらしかったですよ。特にラストのドラムとベースが圧巻でした。

そして、ライラックのしっとりとした雰囲気から一転。欣ちゃんのドラムと加藤さんのギターが繰り出すイントロに、思わず「きゃあああ!」と叫ぶ自分。これは大大大好きな火の玉ジャイヴじゃありませんか!しかも長いイントロの加藤さんギターが、ものすごくカッコいい。さらにステージには譜面台登場、当然GAMOさんは声もアクションもステキすぎ。まさかこのパターンを野音でも見られるなんて、いやもううれしすぎー!

という訳で、ここで完全にメーター振り切れてしまったため、ここから先はもうセットリストはろくに覚えておりません。次はFINGERTIPSだったかしら、沖さんのプレイがものすごくキレてましたわ。沖さんが激しくステップを踏んでプレイするたび、あのリボンタイがぶんぶん揺れるのが、非常にチャーミングでした。

ところで、今回の野音の注目ポイントのひとつだったのが、「ヒロトは出るのか」という点ですが。結局ヒロト氏は登場せずじまい。で、代わりに大森さんが星降る夜にのボーカルを務めるという、まさかの展開。だったのですが・・・ええと、やはり初日だったせいか、大森さんのボーカルが微妙にアレで(←どれだよ)。歌いだしの瞬間、客席からは微妙な笑いが起きてました。うーん、ヒロトのイメージがあまりに強すぎるせいもあるんでしょうけど、個人的にはこの曲に大森さんはやや微妙かなと。ごめん大森さん。エンブレムみたいに勢いのある曲だと、大森さんの声ってすごく似合うと思うんですけども。でもツアー中に歌いこんでいけば、大森さんに似合うカッコいい曲になるかしら。

ええとあとは、そう、コブラですよコブラ!夕闇の野音でコブラってもう!!(←落ち着け)もちろん、繰り広げられる加藤祭りに身も心も我を失ったのはいうまでもありません。ちなみにここで譜面台撤収。この展開って去年のAnswerツアーとおんなじですね、懐かしい。

そしてここでいよいよ、昼間に欣ちゃんがラジオで予告していたスティールパンの登場!ステージにはわずかに沖さんと川上さん、そしてパンの前にはNARGOさんが立ち3人でSKOALを(←これ、曲名思い出せなかった・・・)。NARGOさんのパンって生で聴くの初めてだったんですが、夏に似合ういい音ですねえ。うつむいて一生懸命パンを叩くNARGOさんが、ペットを吹くときとは表情も違った感じでステキでした。ふふ。

1曲目で予想してたThe Pretenderは結局、「ここからいよいよ終盤戦!」ってところでの初お披露目でした。そしてCome On!この曲はどこまでテンション上げて「Come On!」と叫べるか、を個人的なポイントにしています。あんまり気合いれて叫んでたもんだから、隣の子に最初びびられましたが、そのうち彼女も同じテンションで叫び始めました。やったあ(←意味不明)。

その後は、太陽にお願い、スカミー、そしてWhite Lightで本編終了、と超強力クライマックスな曲順だった、のですが・・・。うーん実はこの並びだと、なんつーか1曲1曲が細切れな印象で、最後のWhite Lightでなんかうまくはじけきれなかったんですよ。恒例のラストの加藤さん大ジャンプも、せっかく冷牟田さんの椅子に上がりながら、結局飛ばず(飛べず?)じまいだったし。うーん、ちょっと曲順変えてもらいたいですこれ。

そしてアンコール。さすがに夏の野外ワンマンは暑さもハンパなかったのだろうと思います、川上さんと谷中さんがジャケットを脱いだ姿で、そして北原さんと大森さんが例によってツアーTシャツに着替えて登場。川上さんのシャツがものすごくキレイなブルーで、長身に映えてとても男前でした。大森さんはなぜか頭にタオル巻き。やはり長すぎなのかあの髪は。でもってアンコール1曲目はスキャラバンでした。わーい。

続くメンバー紹介では、初日ということで全員がひとことを。特に印象深いコメントだけ書いてみましょう。

加藤さん:「うしろーーっ!!」(客席大歓声)「いやー言ってみたかったんだよねえ」
それでいいのか、満足なのか?

川上さん:「いやあ雨降らなかったねえ。ものすごく降って、階段のところが濁流になってお客さんが前に流れ込んできて、ってのを想像してたんだけど・・・。みんな、明日じゃなく今日来てよかったねえ!(超笑顔)」
ちなみにこの時点で、翌日の天気予報はずばり雨。川上さーん、あなたのそんなところ、最っ高です。

沖さん:「アジャパー!」
えええそれだけ?!

北原さん:「ヤッホオオオ!」(客席からやまびこがかえってくる)
ああ今日もいいお声だわ。

冷牟田さん:「長いツアーやるんで(以下中略)・・・みんな、よろしくね。」
冷牟田さんが、よろしく「ね」って!きゃー!!

GAMOさん:「鳩をさ、ほんとは胸から出したかったんだけどね。それはできないって。で、ほんとは最初じゃなくいい感じに盛り上がってきたところで飛ばしたかったんだけど、そこまで待てないって。鳩死んじゃうってさ。」
これ、もうお腹がよじれるほど笑わかしてもらいました。ああ見たかった、GAMOさんの胸から飛び出す鳩。

でもってラストはモンスターロック。これでアンコール締めるのって久々じゃないでしょうか。すっかり夜の空気になったステージに、何よりも似合う曲だと思います。最後は北原さんの大ジャンプで締めて終了。今回もきっちり2時間、なんだかんだ言いつつも、湿気と汗で肌が限界までべちょべちょになるほど、踊って楽しませていただきました。

でも振り返ってみると、やっぱり「初日」って感じなのかな、これ。長いツアーの中で、このライブがどんな風に変化していくのか、ものすごく楽しみな感じです。でもとりあえずは、野音2日目の晴れ祈願だわ。ってことで翌日に続く。

コメント (2)
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