Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

東京スカパラダイスオーケストラ@日比谷野外音楽堂(2日め)

2006-07-09 23:38:11 | LIVE
野音2日目は、前日の時点での天気予報が雨一色だったほどの、レインスーツ着用濃厚なムード。それでも昼間はどうにか持ちこたえてくれたのですが、ちょうど開場時間あたりから、ぱらりぱらりと雨粒の気配が。そんな訳で、相方のSちゃんと「欣ちゃーん、頼むー!」と空を仰ぎながら、レインスーツ入りバッグを抱えていざ会場へ。

では、今日は初日と違ったところに的を絞って。と言っても、びっくりするほどセットリストが変わっていたので、「的を絞る」にはならない気もしますが。とりあえず、1曲目のゴッドファーザーでは鳩の出番はありませんでした。ああまた見たかったのに、ヘタレ鳩。

冒頭3曲は初日と同じで。でもってドランカード後のMCで谷中さんが「雨降らなくてよかったね!・・・たぶんこのまま最後まで降らないよ!」と断言。そうか、谷中さんが言うならそうで間違いないよねきっと!よっしゃあ今日もいいライブだ!

・・・まさかその2分後に思いっきり雨が降り出すなんて、いったい誰が予期していたでしょう(汗)。たぶん谷中さんの発言で、メンバーもお客も油断したせいだ。やっぱり自称てるてる坊主が気を抜いちゃいけなかったんだよう、谷中さーん!!

とは言いつつも、実はCブロック上手端っこである私の席の頭上では、生い茂るたくさんの木の枝が見事に雨よけになってくれまして。結局最後まで、レインスーツにご登場いただくことなく余裕で楽しむことができてしまったのは、思わぬ誤算です。でも雨のまっただ中で踊ってたみなさんの頑張りには、心から拍手を送りたいですよ。

話をライブに戻しますが。この2日目のセットリストは、WILD PEACEの曲以外ほぼ初日と違ってました。序盤のナッティと入れ替わったのは、SOUL GROWL。GAMOさんがスタンドマイクを永ちゃんばりに振り上げていたのが、ものすごくキマってました。欣ちゃんボーカルは当然、世界地図にチェンジ。いやあどっちを歌ってても、欣ちゃんはかわいいっすねえー(←馬鹿)。

そして譜面台登場曲は、ALL or Nothingで。前日のジャイヴ同様、ドラムとギターでの長い長いイントロから始まったんですけども、この時の加藤さんのギターのキレ具合が前日に負けず劣らずのすばらしさで、かなーりテンション上がりました。そしてこの次だったでしょうか。まさかまさかの、BLACK JACK!私はファン歴が浅いため、大好きなこの曲を実はまだライブで聴いたことがなかったので、イントロを耳にした瞬間思わず「ひゃああああ!」と絶叫(←うるさい)。この日の自分内ピークその1は、間違いなくこの曲でした。いやもう、ほんとにうれしかった。

FINGERTIPSに替わって演っていたのは、新曲らしきオルガンメインの曲でした。これがすばらしくカッコよかったです。ぜひ次のライブでも聴きたいですわ。ちなみに譜面台コーナーのとき、なぜか沖さんと谷中さんが首にタオルをかけて演奏してたのが、なんかおもしろかったです。

星降る夜に・大森さんボーカルバージョンは、初日よりいい感じでちょっと安心しました。ただ大森さんの髪型が前日と違ってオールバック気味になっていたのは、正直悔やまれますが。そしてコブラとチェンジしたのは、STROKE OF FATE。こちらの大森さんは、ジャンベの替わりにコンガを叩いてましたね。それにしても、スカパラってどうしてこうも、ライブの雰囲気を変えずにセットリストをいじるのがうまいんだろう。

昨日はスティールパンが登場した位置では、Walkin' Aloneを。なんとこの時マイクトラブルが発生し、GAMOさんのハーモニカの音が全く聞こえない状態に。そこで異変に気づいた川上さんが欣ちゃん、沖さん、大森さんに合図し、音を止めずにもう1度頭からやり直したのですが・・・それでも、音は鳴らず。ここでやっとスタッフがマイクを換えに飛んできて、いざもう1度イントロから。やっとのことでハーモニカの音が野音に響いた瞬間、客席からはものすごい歓声と拍手が起きました。この時、2度も演奏を仕切りなおしながら決して音を止めなかったおっさん方は、本当にすごいと思いましたね。あれで止めてたら、完全に空気をぶった切られていたと思う。これぞプロの仕事。

そしていよいよ終盤、The Pretenderのあとに聴こえてきたのは、NARGOさんのピアニカですよ!わ、昨日と終盤戦の曲順が違う!しかも今日のNARGOさんの「メリーさんの羊」は、なぜかとっても焦らしぎみ。おかげでいつも以上に熱いスカミーになってしまいました。さらに続いて、太陽にお願い→White Light。ここからの加藤さんのラストスパートは本当にすごかった。下手方面で、ヒザをついて弾くわ客を煽りまくるわのお祭り騒ぎ。今日は下手の盛り上がりがすごかったので、ついそっちに力が入ってしまったのでしょうね、ああうらやましいーー!

でもって今日の本編ラスト曲は、Come On!しかもイントロで、キャノン砲から銀テープが飛び出してきたからびっくり仰天。今日は鳩じゃなくこれか(笑)。今日は加藤さんも締めジャンプもしっかり飛び出し、やっぱりラストはこうでなくちゃ!と実感。1日目で感じた、ラストの曲順の違和感を、まさかこうもあっさり修正してくれるなんて。やっぱりすごいよこのおっさん達は。わあああい!

そしてアンコール。さあ、雨のアンコールと言えばあれしかないでしょう!てなわけで、きました!Raindrops Keep Fallin' on My Head!うわあこれライブで聴くの2度目ですよ、しかも前聴いたときはホールだったから、このシチュエーションは初めて。雨の日限定ってところが悔しいけど、やっぱりすごくステキな曲ですねえ。ビニール傘を持ってきて飛び跳ねるGAMOさんと一緒にめいっぱいジャンプしたのは、もちろん言うまでもありません。

メンバー紹介でひとことがあったのは、今日は5人のみ。みなさん口々に「今日は伝説になりそうなライブになったねえ」といった感じの話をしてたのですが、個人的には特に川上さんのコメントが忘れられません。「いやあみんな、昨日じゃなく今日来て良かったねえ!」・・・昨日の今日でそのコメント、あなたはペテン師ですか(爆笑)。

ラストは今日もモンスターロックで締め。燃え尽きました。

で、例によってダブルアンコールはないだろーと思いつつ帰り支度をしてたんですが。なーんかステージ上を見ると、スタッフさん達は撤収を始める様子もなく、ステージ袖から客席を眺めてる。もしや、今日はくるか?!という事で、手に取りかけたバッグを放り投げると、ひたすら拍手拍手。そして・・・きたー!まさかのダブルアンコール!

「いつもは絶対やらないんだけど、今日はやらないわけにはいかないだろう!」と谷中さんの言葉。どうも本当にやるつもりはなかったらしく、沖さんは既にリボンタイをはずした状態で、大森さんに至ってはなんと上半身裸。ああ大森さん、遠目に見てもそのお姿はヤパすぎっす!でもぜひまたやってください!(←やめろ)

ダブルアンコール曲はダウンビー。もうこれ以上テンション上がるかよってくらいのお祭り状態。しかも加藤さんが上手客席に降りてさらに大騒ぎ。最後はGAMOさんの大ジャンプで締めて、ライブはついに幕を閉じたのでした。

正直、この日記を書いてる時点でかなりの記憶が飛んでいるんですが、とにかくめちゃくちゃ楽しかったです。雨が降ったのは残念だったけど、その分ステージ上も客席もテンションが上がって、ものすごいライブになったのは間違いありません。このライブで、おっさん方が長いツアーの絶好のスタートダッシュを切ってくれたならいいなあと思うばかり。

さて、次回のおっさんライブは、わずか5日後の横浜BLITZですよー。いえーいスタンディングだ、また踊るぞー!

コメント
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