よく「おうちが好き」って言う人がいますが、私も外に出るよりも部屋に籠って読書したりパソコンしたり手芸したりする方が好きです。そして、年々その部屋はスッキリと片付いた空間でないと心から寛ぐ事が出来ないと強く感じ始めました。
良い変化ではありますが、本来は散かし屋だったはずなのにこれは一体どういう心境の変化なのかしら?と我ながら不思議に思って細かく自己分析してみると、それは「素敵な自分を演出するのが好き」という自分がいるからだと分かりました。
ベッドで本を読んでいる時はベッドカバーとお揃いのクッションが置いてあるきちんとベッドメイキングされたベッドの上で、ひざには暖かいラルフローレンのウールの毛布を掛けているべきだし、パソコンしながらお茶を飲んでいる時はカフェテーブルの上にはお気に入りのティーカップとお揃いのケーキ皿にチョコレートがあって欲しいし、イヤホンでアイポッドを聞きながら手芸をしている時には美しい手芸の本やきれいに分類された刺繍糸の入った小箱がそばにあるといい雰囲気だわ、などなどそれぞれのシチュエーションの中にいる「ゆとりのある自分」「優雅な自分」「カッコいい自分」を演じているのが好きなのかもしれません。つまりはひとりで舞台に立つ自分のための舞台装置としてきれいにベッドメーキングされたベッドやカフェテーブル、ティーカップ、手芸の本などで雰囲気作りをしているのです。
だから本来のお掃除が嫌いな散かし屋のままではこれらの演出は出来ません。『なりたい自分』でいる為にまずは手早く掃除してスッキリ片付いた部屋をキープする事が大切なのです。そうしておけばいろいろな演出をするのは簡単ですから。
きれいな自室を維持する事に熱心になってきたのはこういう事の為だったのかもしれませんが、ともかくそれできれいな部屋を維持出来るのなら、どんな理由であろうとかまいやしませんわ。そうは思いませんか?
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