暮しを楽しむアイディアノート

2012年の引越しを契機に新しい暮らしを楽しむためのアイディアをメモしています

美しい暮らしを創りたい

2013年11月18日 04時35分25秒 | 暮し
いつもダイニングの出窓を見ると何だかホッとします。元の家に飾っていたお気に入りを少しだけ置いているからです。毎朝出窓に並べたこれらを眺めながら食事をするのが朝食をおいしく感じさせるための調味料なのかもしれません。

4人家族だった頃のたくさんの思い出が詰まった元の家はいろいろな意味で暮らしにくい家でしたが、どんなに今の家を気に入っていてもやっぱり自分の家らしさを出すためには少し違和感があっても元の家で使っていた洋風の置物も数を絞って置いた方が心が和みます。

この家を下見に来た時にはまだ元の住民が住んでいて、家の中のあちらこちらに手作りの作品らしい物を飾ってありました。その印象を払拭して早く自分の家らしくしたいという気持ちもあって、民芸調自体は厭ではありませんが、我が家には取り入れようとは思いません。それに私は民芸調のインテリアと言うのは古民家再生でよくあるような昔の古い立派な梁が出ているような造りが背景になければ似合わないと思うし、私にはこの家にうまくなじませるだけのセンスもありません。私も手芸は好きですが、余程の傑作でない限りはこの家では玄関などには飾るべきではなく、せいぜい自分の部屋とか台所、ダイニング程度にとどめるべきではないかと思います。こんな風に考えるのはこの家は築20年近くの中古住宅になってからでないと到底手が届かなかった立派な造りの家だからです。

門から入ってすぐ横に見える庭は小さくても一応プロの庭師が造った日本庭園ですし、外壁も吹き替えをしたばかりなので見た目はまだまだきれいです。それに玄関も広くて落ち着きのある和風のたたずまいなので、ここに小さな民芸品とか洋風の物や安っぽい物を置くぐらいならいっそ何も置かない方がましです。この家ではドアホンに答えて玄関を開けても胸の高さぐらいの門扉をいつも閉めているので、特別な用事がある人以外はたいてい門扉を開けずに用が足ります。だから夫は「いくら玄関に花を活けたり豪華な敷物を敷いたりして飾りたててみても殆どの来客が玄関までたどり着けないから結局は誰にも見てもらえないよ」と笑います。

でも、この家では訪ねてくる人の眼を意識するのではなく、自分達が毎日を気持ちよく楽しく暮らせるように一生懸命に掃除したりあちこちに心を配ったりして、私なりの『美しい暮らし』を創っていくつもりです。以前の家のような人づきあいがないからと言って、大きな決断をして多大な時間とお金と労力を使って引っ越してきた努力を無駄にしないためには自分たちにとってここに引っ越してきて本当に良かったと思えるような暮らしを創っていきたいのです。特に夫から見てきれいだなと思ってもらえるように美しくスッキリした佇まいを大切にしていこうと思っています。

とは言っても2軒の家を持った結果は大ビンボーで、インテリアには多くのお金をかけられません。たくさん本を読んだりネットで他のお宅のインテリアを拝見したりして物を見る目を肥やして少しずつセンスアップしてけたらいいなと思っています。

だからお掃除は嫌いでも自分の暮らしが汚いのはもっと嫌いなので、これからの落ち葉の季節は特に自分の家の前の道路だけでなく周囲の家の前も一緒にさりげなく掃いています。自分の住まいだけでなく周辺も綺麗な方がより自分の家がきれいに見えるし、嫌味にならない程度の掃除なら近所の人にも喜んでもらえます。

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