暮しを楽しむアイディアノート

2012年の引越しを契機に新しい暮らしを楽しむためのアイディアをメモしています

インフレと断舎利

2013年05月12日 09時46分18秒 | 中古ショップ
デフレが長く続いた間に私は物を定価で買う習慣がなくなりました。

大幅なプライスダウンを歌ういろいろな新聞チラシを見ても、定価とは『メーカー小売希望価格』というのが正直なところで、実際には値引きされた価格がその商品の正しい値打ちのような気がしていました。

だからデパートに行っても贈答品以外はバーゲンでしか物を買わないし、自宅使用の物はリサイクルショップで買い物するのが平気になりました。

行きつけのリサイクルショップのことは勝手に『Bセレクトショップ』と名付けて街に出かけるたびに一番最初に覗いて何か掘り出し物がないかとチェックしてきました。

4月に手に入れた深川製磁のこのシミ一つない菊の模様の花瓶は安くても定価では18000~22000円ぐらいはしたものだろうと思うのですが、4900円で買えました。デザイン的に少し古いものだとは思いますが、我が家の中古住宅が建ったころと年代的に近いはずで、事情を知らない人から見ると『ああ、家を建てた頃にちょっと頑張って買った物なのね』って思うはずです。(笑)



2つの和室は畳やふすまを3月に張り替えたばかりなのでちょっと新築みたいに見えるでしょう?





安倍政権は2%の物価上昇を目標にしてデフレからの脱却を計画していますが、そうなるとこれまでのようには安い買い物は出来なくなるのかしらとちょっと心配です。とは言ってももう大抵の欲しい物を買ってしまったので十分と言えば十分ですが。

ただ、買い物って活力のバロメーターのように思います。成人した時が高度成長期だったせいか物をたくさん持つ事が豊かさの象徴と考える世代で、私もその例にもれず家の中は物で一杯にしていました。『断舎利』が流行語のようだったここ数年でしたが、私はどれだけその効能を聞かされてもなかなか捨てる決心が付かず、引っ越しを契機に少し処分できたかなと言う所です。

衣替えをしても呆れるほどに大量の服を衣装ケースから引き出しへと移動させているだけのような気がしています。

結局賢い人達は「これはうちには必要ない物」と余計な物を断舎利して「本当にいい物、必要な物だけを家に中に置いてすっきりと暮らし」ていらっしゃるのですね、そして、私は彼らがリサイクルショップに二束三文で売った物を買い集めて来たのです。

流行を取り入れる賢い人たちはもうさっさと物を処分して断舎利もそろそろ終わった頃ではないかと思います。その一方ではまたまた新製品がどんどん生産されて・・・この繰り返しでまた物が売れる時代がやってくるのでしょうか。


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