日々是好日

懐かしき過去、期待の未来を希んで!

鵯からホオジロ、今は四十雀、今年はなぜ鶯が啼かなかったのか?

2015年04月24日 | Weblog

 天候異変は小鳥の世界にもひろがっていそうだ!何時もだとヒヨドリのあの喧しい鳴き声に早春が突破口を開けられるのだが、その後は鶯の綺麗な可愛いホーホケキョの鳴き声で、爽やかな早春の朝が目覚めるのである。今年はその前兆のチッチと啼くミソサザイの鳴き声を2回程聞いたのみで、鶯は遂に姿は勿論鳴き声も聞く事は無かった。悪天候や気象異変で、小鳥の生態に変化を来たしたのであろうか。残念でならない。季節の香り高い風物詩が偏倚し、減衰いして仕舞ったのかも知れない。さて雀は、家屋構造の変化で屋根に巣を営む事が出来ず、止むなく電柱の変圧器の底の狭い空間に、営巣し始めている。可愛想だが止むを得まい。斯くして自然の象徴が、人間世界から徐々に遠ざかって行く様は、決して褒めるどころか望まれるものではない。残念無念至極である。霽れているがすっきりせず、雲行きが怪しい今朝の空である。春先には世田谷観音の森で、鶯が良い声で初啼きを演じてくれるのが常であったが、今年は全く聞かなかった。何故だろうかと思う。