地球規模の気候不順で、このグロブにも何度書いたか分からない程に、今年の日本の天候も世界の至る所の国国と同様、矢張り可笑しい。豪雨の土砂崩れが各地に続出したり、従来の春夏秋冬の自然の移ろいなどは、疾うに、人間の心や情緒から忘れ去られてしまった様だ。表題の季節の代表する語句は、確か明治節の歌い初めの言葉であったろう。誰でも皆覚え唱え体験した日本の吉日であった。時期的には2ヶ月ばかり早いが、9月9日の重陽の節句や、菊の節句、果ては曲水の宴など、季節感溢れる風物詩が至る所に自然に現出していた。人心が穏やかで、日本民族本来の人の心が、何気なく美しく自然の移ろいと共に醸成されて行ったもの思われる。明日は家内の誕生日で、近くの料理店で4人だけの心の籠った小宴会が開かれるとの事、遠慮したがまぁー良いでしょうという事で家族内歓談の機会が持たれるので楽しい。庶民の大きな喜びである。エルニュウーニョ現象にも由来し、偏西風が蛇行を固定化し、熱帯性低気圧に北からの寒い低気圧が覆い被さって、いつまでもこの悪天候や異常気象が居座って襲来し続けることが原因であるようである。書斎の断捨離も未だ緒に就いたばかりで、この10月半ば頃までには完了する予定を立てている。