日々是好日

懐かしき過去、期待の未来を希んで!

515事件の日! 殊更に柿の新芽が伸びる季節

2011年05月15日 | Weblog
 今から80年前の今日、515事件が起こった。政党の腐敗などに慷慨した海軍青年将校、陸軍将校生徒などが、この日犬養首相を殺害した事件である。「混濁の世に吾立てば義憤に燃えて血潮湧く」と言う、世相だったらしい。何だか最近の国情と似通っているような気もする。科学万能、人権尊重の時代に在っても、人心は清純な政治を永遠に希求している。奢りや利己心が在れば、何時の世の中でも、国家国民の為には義憤に燃える青年心理が、勃興奮起して当然であろう。
 「明日は晴れ」、「朝の来ない夜はない」、いずれも明るい未来、将来を希求するには、断じて逡巡する事なく、一歩を踏み出すべき事を教えている箴言である。後輩の運動部の学生と懇談する機会があって、具にその思いを深くした。元気を貰い生き甲斐を感得した昨日の学生との懇談であった。
 柿の枝葉が急成長を見せている。下向きや、お隣向きの枝葉を捥ぎ取り、後々厄介がないように枝卸しをした。
 昨年はあらゆる枝に実芽が付いていたが、今年は1本の木にたったの3個のみであった。矢張り一年毎のお休みのサイクルがあるのであろう。さもなくば親木も疲弊し、元も子も無くなって仕舞うのであろう。自然の循環の摂理は、偉大であることが窺い知れた。