日々是好日

懐かしき過去、期待の未来を希んで!

春休み祖母の実家へ

2008年04月05日 | Weblog
幼稚園児時代決まって4月3日から2晩泊まりで、祖母の生まれ故郷へ出掛けた。これが何時になっても楽しい懐かしい良い憶い出だ。バスから降りて田圃道を約2k、目指す農家の庭先には大きな犬が吠えて出迎えてくれた。これが怖くて仕様が無かった。利根川土手に蓬摘みに、田圃に芹摘みにでかけた。それらが直ぐ食卓に上った。あんころ餅、芹のおひたし、とても美味しかった事が今でも忘れられない。干上がった小川の底には、カラス貝が彼方此方に住んでいて、掬い上げて夕べのお采になっていた。翌朝のお澄ましに卵が茹でて出てきて、これこそが一番のご馳走であった。何しろ卵などは1年に1度か2度ほどしか食べられない貴重で高価な食べ物であったからだ。これがほんとに、ほっぺが落ちるという美味しさだった。又往復のバス、車に乗れることが堪らなく嬉しく楽しかった。陽炎の野辺を祖母との徒歩、今ならお散歩だが、確か下駄履きであったと思う。春休みの最高の楽しい憶い出であり、78年前の良き時代の憶い出は尽きない。祖母は本当に良い人で、とことん可愛いがってもらった。今はメイに馴れているが、当時は犬を飼った事が無く、相当大きな犬に吠え付かれて怖かったわけだ!P4030362.jpg