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外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

「Wi-Fi」とは?無線LANの信頼性を保障するブランド名が「Wi-Fi」

2008-10-11 10:56:25 | インターネット基礎用語
「Wi-Fi(ワイファイ)」は、「Wireless Fidelity」の略で、無線LANの信頼性を保障するブランド名です。

無線LANは簡単にいうと、ある限られた空間での複数のコンピュータを無線でつないだネットワークです。最近では、パソコン以外にも携帯ゲーム機、携帯電話、デジタルカメラ等の家電製品にも、無線LANでの接続が拡大しています。

なお、無線LANは「IEEE 802.11」という接続規格で実現されていますが、無線LAN関連の業界団体「Wi-Fiアライアンス」(旧:WECA)が、無線LANの消費者への認知を深め、その接続を保障するブランド名が、「Wi-Fi」です。

つまり、「Wi-Fi」は、安心して無線LANを使えるということを証明する名前ですね。

無線LANの接続規格「IEEE 802.11シリーズ」は、始めのうちは規格が曖昧で異なる製品間での相互接続がうまくいかないことがありました。

そのため、メーカー各社が相互接続のテストするため設立されたのが“WECA(ウェカ)(現在のWi-Fiアライアンス)”という業界団体です。

このWECAが接続認証プログラムを作り、そのプログラムを通過できた製品に対して使われるブランド名として“Wi-Fi(ワイファイ、Wireless Fidelity)”を定義したのです。

この定義にあわせてWECAは団体名を“Wi-Fiアライアンス”に変更しました。

  参考情報:Wi-Fiとは? ? 情報サポートサイト|グルット(Grutto)
  http://www.grutto.jp/?p=99

WiFiはモバイルデバイス間の接続だけでなく、小規模な放送局間の接続やそこからのインターネット接続を可能にするものです。

サービス開始当初は11Mbsが使われていましたが、最近ではより高速な54Mbpsの802.11g標準が多く使用されるようになっています。

なお、無線LANを利用したインターネットへの接続サービスを行える「ホットスポット」の増加により、街での移動時や、より広い範囲でのネットへの接続がより容易になっています。


■Wi-Fi(ワイファイ)

Wi-Fiアライアンス(Wi-Fi Alliance)によって無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示す名称、ブランド名。WiFi などとも表記されます。

通信規格であるIEEE 802.11シリーズを利用した無線機器間の相互接続性等について、Wi-Fiアライアンスによって認定された機器には、Wi-Fiロゴの使用が許可されます。

最近では、当初想定されていたノートパソコンなどのモバイルコンピューティング機器以外にも、ニンテンドーDSやPSPと言った携帯ゲーム機や、VoIP電話、iPod touch、iPhone、デジタルカメラ等の家電製品にも搭載されています。


■無線LANとは

LAN(ラン)は、Local Area Networkの頭文字をとったもので、一般的には企業オフィスや家庭内などの、限られた空間でのコンピュータの接続ネットワークを言います。

このLANには線でコンピュータ間を結ぶ(有線)LANと、それを無線で実現する無線LANがあります。無線LANの接続規格には、一般的にはIEEE 802.11シリーズという規格が利用されます。


■IEEE 802.11とは(アイトリプルイー ハチマルニーテン イチイチ)

IEEE 802.11とは、IEEE(電気電子学会)が定めた無線LANの国際規格の総称です。利用する電波の周波数や通信速度によっていくつかの規格に分かれています。

(1) IEEE 802.11b(2.4GHz帯の周波数) 通信速度11Mbps
(2) IEEE 802.11a(5GHz帯の周波数)  通信速度54Mbps
(3) IEEE 802.11g(2.4GHz帯の周波数) 通信速度54Mbps

*(3) IEEE 802.11gと、(1) IEEE 802.11bは互換性有り

2008年現在より2009年にかけて、次期無線LAN規格であるIEEE 802.11nが取りまとめられる予定となっており、通信速度のさらなる高速化などが見込まれています。


■ホットスポット

ホットスポットとは、無線LANを利用したインターネットへの接続サービスを利用出来る場所を指し、「公衆無線LAN」、「アクセスポイント」あるいは無線LANスポット、 フリースポットと呼ぶ場合もあります。

このホットスポットは、空港、駅、カフェやファーストフード、ホテルのロビー、屋外(商店街や公園)などにおかれ、街中で自宅や会社同様、ブロードバンド環境でインターネットが利用できるようになっています。


■「WiMAX」は広範囲な無線通信を可能にする技術

「WiMAX」は、携帯電話と同じような移動体通信サービスが可能になる、次世代の広域の高速無線ネットワーク技術の愛称です。

限られた空間での無線ネットワークの「WiFi」では「IEEE802.11」という規格を使用しますが、広域の無線ネットワークの「WiMAX」は「IEEE 802.16」規格を使用します。

WiFiは、無線LAN技術で、通信範囲は半径数十m程度と限られていますが、それに対して、WiMAXでは、都市程度のエリアをカバーするより広範囲な無線通信が可能になります。

無線LANを利用するためにはその場所に止まっていなければなりません。しかし、WiMAXであれば、移動しながら無線LANに匹敵する通信速度を利用できるようになります。

移動しながら通信するといえば、携帯電話やPHSでも可能ですが、WiMAXはこうした移動体通信を可能にします。


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