コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

図で分かる”インターネット接続の仕組み(ソフトウェア編)”

2008-10-26 16:25:38 | インターネット基礎用語
自分のパソコンから、何故、世界中のコンピュータのホームページを見れたり、世界中の人とメールができるのでしょうか?

ホームページは「http://www.home.co.jp」というようなURLを指定しますが、このURLの中の「www.home.co.jp」は、ホームページが保存されているコンピュータを指しています。

(注)「http://」は全てのホームページに付けられる接頭語です。

また、メールを送信する場合の、メールアドレス「taro@mail.home.co.jp」の「mail.home.co.jp」も送信先の人のメールが保存されるコンピュータを指しています。

今回は、これらの仕組みを簡単に説明したいと思います。なお、文章だけでは分かりづらいので、仕組みを図でも表現してみましたので、参考にしてください。


■クライアントとサーバ

まず、”クライアント”と”サーバ”という言葉を理解することが必要です。

クライアントとは依頼者、サーバとは提供者のことですが、コンピュータはその役目で、大きく、この二つに分けられます。

  クライアント→家庭や職場のパソコン
  サーバ   →ホームページ、メールなどのサービスを提供するコンピュータ

サーバには、ホームページを提供するWWWサーバ、メール機能を提供するメール・サーバ、ソフトウェアを提供するFTPサーバなどがあります。


■IPアドレスとドメインネーム

ホームページやメールを見るためには、それぞれのサービスを提供するサーバつまりコンピュータとデータのやり取りをすることが必要です。

なお、インターネットのコンピュータにはIPアドレスという番号が付けられており、このIPアドレスでコンピュータを識別し、データのやり取りをします。

IPアドレスは「123.124.125.191」(IPv4の表現方法)のように,3桁の数字を4個、「.」で区切り、表現されています。

なお、ホームページやメールのやり取りの時に、このIPアドレスを使っても良いのですが、数値のため分かりづらく面倒なので、考え出されたのが「ドメインネーム」という記号です。

  URL   http://www.home.co.jp *”www.home.co.jp”がドメインネーム
  メール  taro@mail.home.co.jp  *”mail.home.co.jp”がドメインネーム

この「ドメインネーム」はIPアドレスと一対一に対応しており、この「ドメインネーム」という記号を使うことで、ホームページを見たり、メールのやり取りをします。

「ドメインネーム」により、ホームページはURL”http://www.home.co.jp”で見れ、メールは”taro@mail.home.co.jp”でメールのやり取りができるようになりました。


■ドメインネーム

人間は、このドメインネームで、ホームページをみたり、メールのやり取りをしていますが、コンピュータ間では、このドメインネームをIPアドレスに変換して、データのやり取りをしています。

 URL       「 http://www.home.co.jp 」
 メールアドレス  「 taro@mail.home.co.jp 」

上記でいうと、”www.home.co.jp”、”mail.home.co.jp”がドメインネームでした。

(注)このドメインネームをIPアドレスに変換(その逆の変換も含む)するのが、DNS サーバーです。

もう少し詳しく言うと、上記の”home.co.jp”は「ドメイン(Domain)」と言われ、1台または複数のサーバーで管理されているネットワーク上のひとつのまとまり、一つの会社、団体等のコンピュータ群の名前です。

なお、その前の、”www”、”mail”はサブドメインと言われ、ドメインの中に含まれる一つ一つのコンピュータの名前になります。

  www.home.co.jp  → ”home.co.jp”というドメインの中にあるWWWサーバ(ホームページサーバ)
  mail.home.co.jp → ”home.co.jp”というドメインの中にあるメールサーバ


■DNSサーバ(ドメインネームシステム、Domain Name System)

インターネット利用時は、ホームページのURL、メールアドレスのように、「ドメインネーム」(記号表現)でアクセスします。

しかし、コンピュータ通しのやり取りには「IPアドレス」が必要なので、「ドメインネーム」を「IPアドレス」に変化させることが必要で、これを実行するのが”DNS サーバー”です。


《補足》OpenOffice.orgについて

今回の図は、フリーのOfficeソフト「OpenOffice.org」を使って作成しています。このソフトは、ワープロや表計算・プレゼンツールなどを統合したオフィスソフトで、無料で使えるフリーソフトです。

マイクロソフトのOfficeデータも読み書きでき、操作も良く似ており、それでいて、無料で使えるソフトです。

「OpenOffice.org」は、ワープロ (Writer)、 表計算 (Calc)、プレゼンテーション (Impress)、データベース (Base)、図形描画(Draw)の5つの機能があります。今回の図は、図形描画(Draw)を利用して作成しています。

詳しくは、下記を参照下さい。

  OpenOffice.org日本ユーザー会 - oooug.jp
  http://oooug.jp/

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