最近、良く聞く言葉の一つが、「クラウド」とか「クラウド・コンピューティング」という言葉です。”クラウド(cloud)”とは雲を意味する英単語ですが、これは”インターネット”を表現しています。
ほとんどのコンピュータ用語がそうであるように、「クラウド」、「クラウド・コンピューティング」という言葉も定義が曖昧ですが、簡単に言うと、
”パソコンでやっていたことを、インターネットで実現しよう”
”パソコンのソフト機能やデータ保管を、インターネットで実現しよう”
ということになると思います。
十数年前に比べると今は、インターネットは私たちの生活に欠かせないものになってきました。これからも、インターネットのサービスはますます豊富になり、私たちの生活に無くてはならないものになってきます。
現在は、パソコンの中に、ワープロ、表計算、プレゼンソフト、メールソフト、画像編集、年賀状作成など、様々なソフトを入れて利用し、ソフトで作成したデータもパソコンに保管しています。
しかし、「クラウド・コンピューティング」になると、これらが全てインターネットの中(クラウド(cloud)の中)で実現されます。つまり、パソコンにはOS・ブラウザ、そして、少しのデータを保管する記憶装置さえあれば、よいことになります。
「クラウド・コンピューティング」で、パソコンには、WindowsのようなOSとブラウザ以外のソフトウェアは殆ど不要になる時代がきつつあります。
なお、CNET Japanが特集を組んで、インターネットの歴史を、主要な出来事を中心に紹介しています。4/12段階で第1章~4章まで紹介されています。これを読むと、インターネットの技術、および仕事や生活に与えたインターネットの影響が良く分かります。
インターネットの歴史--50の主要な出来事(第1章):特集 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/sp/internet-history/story/0,3800092771,20388783,00.htm
■ 何故、”クラウド(cloud)”が”インターネット”?
それは、インターネットが、私たちが使っているパソコンの向こう側にあり、そして、見えない世界でコンピュータが動いているので、インターネットは、あたかも空の”雲(クラウド:cloud)”のようなイメージな為、”インターネット=雲(クラウド)”、ということになっています。
英語圏の人には、”インターネット=雲”というイメージになるようですが、私たち日本人にはピッタリこないかもしれませんね。
パソコンには、様々なソフトウェアが入っていて、それらを使って様々な作業をします。インターネットを利用するのは、主にブラウザでホームページを見るときです。
この「クラウド・コンピューティング」は、この状況を一変し、今のパソコンのソフトウェアの機能を、インターネット上で可能にしてしまおうということです。
専門的に言うと、「クラウド・コンピューティング」とは,自分のパソコンや会社のコンピュータではなく、インターネットにあるコンピュータ(サーバー)に処理をしてもらう、システム形態を表す言葉です。
企業の業務アプリケーションから、Gmailのようなメール・サービス、ファイルを保存するストレージ・サービス、ワープロや表計算といった、パソコン上で使うのが当たり前だったオフィス・ソフトまで、クラウド・コンピューティングと呼ばれるサービスが多数登場しています。
参考:
クラウドコンピューティングの現在 第1回 クラウドの基本を押さえる
http://www.techworld.jp/channels/software/101651/
なお、「クラウド・コンピューティング」に関して、良くまとまった説明があったので紹介します。
『CPU、ネットワーク、サーバー、アプリケーションソフトウェア、ストレージ、データベースなどあらゆるコンピュータ資源は、『ウェブ進化論』で梅田さんが言われた「あちら側」に移動していくことになりそうだ。それらの移動が完了した時点で、ユーザーはハードの買い替え、ソフトのバージョンアップ、ファイルのバックアップなどの煩わしい作業から開放され、真にユーザーとしての視点で利用に集中できるようになるだろう。それこそが、ユビキタスの始まりと言えるように思う。』
出典:[ネットビジネスでおさえておきたいトピックを紹介]ネットの風を読む
2008年3月19日 井芹 昌信(All-in-One INTERNET magazine 2.0発行人)
http://i.impressrd.jp/e/2008/03/19/411
■ 「ネットブック」は、クラウド時代に適したノートパソコン
最近は、数万で買える、低価格で小型のノートパソコン「ネットブック」が人気です。このネットブックは、ノートパソコンですが、もっぱらインターネット関連のサービスを利用するために特化されたノートパソコンです。
通常のノートパソコンとは違い、インターネットが充分に利用できる最低限のスペックを持ち、移動時にも使えるように軽量・小型で、また余分なソフトは入っていません。
また、ハードディスクに代わりに、高速で衝撃に強いSSDと呼ばれる補助記憶装置を搭載している機種も多いですね。
ネットブックは、まさに、「クラウド・コンピューティング」時代にマッチした、新しいパソコンの形態といえます。
私も、このネットブックを持っていますが、画面が小さく、年をとった私には少し見にくいのが難点ですが、充電したら6時間以上使え、(USB経由)PHSカードは数MBbpsというADSL初期の通信速度を持っているので、なかなか快適で便利です。
(注)SSD(Solid State Drive、エスエスディー)
記憶媒体としてフラッシュメモリを用いる補助記憶装置。ハードディスクドライブ(HDD)と同じ接続インタフェースを備え、ハードディスクの代替として利用されています。
SSDは、ハードディスクにある円盤(ディスク)がない為、高速に読み書きでき、また、モーターが無いため消費電力も少なく、機械的に駆動する部品が無いため衝撃にも強いと言われています。
ほとんどのコンピュータ用語がそうであるように、「クラウド」、「クラウド・コンピューティング」という言葉も定義が曖昧ですが、簡単に言うと、
”パソコンでやっていたことを、インターネットで実現しよう”
”パソコンのソフト機能やデータ保管を、インターネットで実現しよう”
ということになると思います。
十数年前に比べると今は、インターネットは私たちの生活に欠かせないものになってきました。これからも、インターネットのサービスはますます豊富になり、私たちの生活に無くてはならないものになってきます。
現在は、パソコンの中に、ワープロ、表計算、プレゼンソフト、メールソフト、画像編集、年賀状作成など、様々なソフトを入れて利用し、ソフトで作成したデータもパソコンに保管しています。
しかし、「クラウド・コンピューティング」になると、これらが全てインターネットの中(クラウド(cloud)の中)で実現されます。つまり、パソコンにはOS・ブラウザ、そして、少しのデータを保管する記憶装置さえあれば、よいことになります。
「クラウド・コンピューティング」で、パソコンには、WindowsのようなOSとブラウザ以外のソフトウェアは殆ど不要になる時代がきつつあります。
なお、CNET Japanが特集を組んで、インターネットの歴史を、主要な出来事を中心に紹介しています。4/12段階で第1章~4章まで紹介されています。これを読むと、インターネットの技術、および仕事や生活に与えたインターネットの影響が良く分かります。
インターネットの歴史--50の主要な出来事(第1章):特集 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/sp/internet-history/story/0,3800092771,20388783,00.htm
■ 何故、”クラウド(cloud)”が”インターネット”?
それは、インターネットが、私たちが使っているパソコンの向こう側にあり、そして、見えない世界でコンピュータが動いているので、インターネットは、あたかも空の”雲(クラウド:cloud)”のようなイメージな為、”インターネット=雲(クラウド)”、ということになっています。
英語圏の人には、”インターネット=雲”というイメージになるようですが、私たち日本人にはピッタリこないかもしれませんね。
パソコンには、様々なソフトウェアが入っていて、それらを使って様々な作業をします。インターネットを利用するのは、主にブラウザでホームページを見るときです。
この「クラウド・コンピューティング」は、この状況を一変し、今のパソコンのソフトウェアの機能を、インターネット上で可能にしてしまおうということです。
専門的に言うと、「クラウド・コンピューティング」とは,自分のパソコンや会社のコンピュータではなく、インターネットにあるコンピュータ(サーバー)に処理をしてもらう、システム形態を表す言葉です。
企業の業務アプリケーションから、Gmailのようなメール・サービス、ファイルを保存するストレージ・サービス、ワープロや表計算といった、パソコン上で使うのが当たり前だったオフィス・ソフトまで、クラウド・コンピューティングと呼ばれるサービスが多数登場しています。
参考:
クラウドコンピューティングの現在 第1回 クラウドの基本を押さえる
http://www.techworld.jp/channels/software/101651/
なお、「クラウド・コンピューティング」に関して、良くまとまった説明があったので紹介します。
『CPU、ネットワーク、サーバー、アプリケーションソフトウェア、ストレージ、データベースなどあらゆるコンピュータ資源は、『ウェブ進化論』で梅田さんが言われた「あちら側」に移動していくことになりそうだ。それらの移動が完了した時点で、ユーザーはハードの買い替え、ソフトのバージョンアップ、ファイルのバックアップなどの煩わしい作業から開放され、真にユーザーとしての視点で利用に集中できるようになるだろう。それこそが、ユビキタスの始まりと言えるように思う。』
出典:[ネットビジネスでおさえておきたいトピックを紹介]ネットの風を読む
2008年3月19日 井芹 昌信(All-in-One INTERNET magazine 2.0発行人)
http://i.impressrd.jp/e/2008/03/19/411
■ 「ネットブック」は、クラウド時代に適したノートパソコン
最近は、数万で買える、低価格で小型のノートパソコン「ネットブック」が人気です。このネットブックは、ノートパソコンですが、もっぱらインターネット関連のサービスを利用するために特化されたノートパソコンです。
通常のノートパソコンとは違い、インターネットが充分に利用できる最低限のスペックを持ち、移動時にも使えるように軽量・小型で、また余分なソフトは入っていません。
また、ハードディスクに代わりに、高速で衝撃に強いSSDと呼ばれる補助記憶装置を搭載している機種も多いですね。
ネットブックは、まさに、「クラウド・コンピューティング」時代にマッチした、新しいパソコンの形態といえます。
私も、このネットブックを持っていますが、画面が小さく、年をとった私には少し見にくいのが難点ですが、充電したら6時間以上使え、(USB経由)PHSカードは数MBbpsというADSL初期の通信速度を持っているので、なかなか快適で便利です。
(注)SSD(Solid State Drive、エスエスディー)
記憶媒体としてフラッシュメモリを用いる補助記憶装置。ハードディスクドライブ(HDD)と同じ接続インタフェースを備え、ハードディスクの代替として利用されています。
SSDは、ハードディスクにある円盤(ディスク)がない為、高速に読み書きでき、また、モーターが無いため消費電力も少なく、機械的に駆動する部品が無いため衝撃にも強いと言われています。