新幹線通勤ナ日々

那須塩原-東京間で新幹線通勤をする中で見た人の行動、新幹線通勤学や、田舎暮らしなど、筆者の独断と偏見により勝手に解析。

Amtrakについて

2006-02-08 11:36:05 | 新幹線関連
先日のお話では色々と話が飛んでしまったので本日はそのAmtrakについて。

改札
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まず、日本と一番の違いは改札が無いこと。入り口も出口も改札というシステムは無く、ホームには誰でも行けます。昔ながらのシステムです。おそらくヨーロッパもこんな感じなのではないでしょうか。以前シンガポールからマレーシアに鉄道で行ったときも似たような感じでした。ただ、少し違うのがシンガポールからマレーシアの場合、国境をまたぐため、途中に出入国検査があり、時間ギリギリに行ってしまった私はおおいに焦りましたが・・・

では改札が無い場合どうするか、というと単純にそのまま思い思いの座席に座って車掌さんが来るのを待つだけ。乗ってしばらくするとオールアボードと行っていた車掌さんがまわってくるのです。途中で乗ってきた乗客をどのように判断するのかについては、日本の新幹線のように座席ひとつひとつチェックして手帳みたいなものに書いていくわけではなく、チケットみたいなものに行き先を記載しそれを荷物棚の手前にちょこんと挟む。一人座っている場合は紙切れが一枚差してあって、二人の場合は2枚あるので、実は乗車後座席が確保されているかはそれで何となく歩きながら見極めることができるみたいです。最初はどういうシステムかわからなかったので適当に空席を見つけて座りました。

座席
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座ってみてうれしいのが座席の広さ。日本の座席幅より10%増しは確実ですね。今度メジャーを持って行って計ってみたいくらいです。ただし、2列席の間には肘掛けがありません。結構みなさん、隣の人を気にしてか、足を通路側に向けている人が多かった気がします。シートピッチもそんなに悪くはありませんでした。それより驚きが、窓枠の下に電源が全ての列にあること。PCを使ったり、携帯電話を充電したり何にでも使えます。日本とほぼ同じ115Vですから、ほぼ安心して使えます。JRの新型車両には是非、このような配慮をお願いしたいです。

車内放送
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興味深いのが車内放送。日本のようにきれいに録音されたアナウンスは一切無く、車掌さんが交代交代で「そろそろ○×駅ですよ~」みたいなアナウンスが5分ほど前に入り、「支度してねぇ~」と2分前。「着くから用意してください!」と到着寸前に入ります。これもパターンがあるか無いかは3駅ほどの旅ではわかりませんでした。ただ、日本もこのようにアドリブ的でいいのではないかと思います。アドリブだと、なんだか、話しかけられているような気がするんです。「あ、急がなくちゃ」って。「馬鹿」が付くほど丁寧かつマニュアルな日本のアナウンスだと、何か訴求力が足りない。

マナー
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先の投稿でも言いましたとおり、車内はマナーがあって無いようなものでした。ヘッドフォンの音漏れ、携帯電話のおしゃべりは普通です。ま、それ以外に気になることはありませんでしたが。しかし、大量の荷物を持つアメリカ人でもちゃんと荷物棚に荷物を置いたり、他人が通りかかる際は気を遣ったりで、そこらへんは日本人も若干見習ってもらいたい点でもあります。

以上です。
コメント (1)
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