こんにちは。久しぶりの投稿です。師走が忙しかったかと思ったら1月に入っても忙しさは変わらず。なんとかならないのか・・・しかし、案の定、堀江社長はダメでしたね。私の以前の記事(リンクの張り方わからない)でさんざん指摘した甲斐アリです。(なんて。)
で、先週はワシントンD.C.に会議があるため出張しました。月曜日に到着後、少しゆっくりとしてその夜から会社の連中とみっちりスケジュールが入っていて毎日睡眠時間が4時間と、ふだんの半分しか睡眠を摂る暇がないくらい忙しい週でした。本来であれば土曜日に帰国するところを、ニューヨークの隣にあるニュージャージーに住んでいる弟がD.C.まで遊びに来てくれるとのことだったので週末をD.C.で過ごすことに。
土曜日は弟が朝早くから起きて車でやってくるとのことだったので私にとっての聖地、スミソニアン博物館街にある国立航空・宇宙博物館へ。あそこはいつ行っても楽しいところです。が、いつもと違う点は新たに、D.C.の玄関口であるワシントン・ダレス空港敷地にもデカい建物(正式にはSteven F. Udvar-Hazy Center。これに対してD.C.内のやつが、National Mall Buildingと称されているらしい)ができたという情報をキャッチ。実は飛行機マニアを自称する私にとってこれ以上の場所は無いと、弟の運転する車で午後ダレス空港まで足を向けました。
建物に入るには通常無料ですが、ココの場合駐車場に12ドル取られるというのが異なる点。ま、いいか。という金額ですね。
建物を見た最初の感想:「デカイ」
巨大なハンガー(飛行機を格納するカマボコ型の倉庫)がTの字に配置されていて、管制塔も付いているという建物は、外から見ただけで圧巻。この中にいったい、何が入っているのか建物をみただけでゾクゾクしてしまうほどです。(少なくとも私の場合。)
足を一歩踏み入れてそこはすでに私にとって天国そのもの。無数の飛行機があちらこちらに置いてあり、中でも圧巻なのが正面にある世界最高速偵察機のブラックバードことSR-71が最後の役目を終えてこのハンガーに配置されていたこと。しかも驚きは通常、ハンガーに入る飛行機はカマボコの三日月型のところから入ってそのまま、なのがSR-71が横向きに、しかも余裕の配置であることから、ごく一部の飛行機マニアにはいかにここが凄い場所か御察しいただけるでしょうか。。。コンコルドもそのまま斜めに配置されています。
そのほか日本の神風特攻隊こと「桜花」や、最初の国産ジェットである「ネ20」もちゃんと置いてあるんですね。物議を醸した原爆を落とした爆撃機、エノラ・ゲイ(B-29)も実物がおいてあり歴史を感じました。それ以上に博物館にいるお年寄りのガイドさんたち。みなさん本当に飛行機が好きみたいで、私の1つの突っ込みにも100返してくれるくらい博学でした。飛行機マニアなんていえませんね。私は。(でもジェット機の音の聞き分けは得意です。)
スペースシャトルも本物があるし、とにかく、一度行く価値アリ、です。
ここのもう一つの特徴は、ダレス空港と隣接させることにより、実際に動く飛行機がそのまま飛行して運ばれてくること。滑走路からきちんと道がつながっているんです。
翌日の日曜日、弟の帰り道が少しでも短くなるようにボルティモアに行きました。D.C.から約1時間なので、彼にしてみたら1時間ほど帰り道が短縮されることになります。(全行程で4時間ほどです。)
ボルティモアでは私のもう一つの趣味である、灯台でおもしろいものを見つけました。1マイル沖の、湾口に設けられた灯台で、古いものなので今のように一定の時間になったら電気が点くわけではなく、灯台守がそこに住んでいたそうです。以前沖にあったそれを最近陸揚げした展示場の近くに寄ったら八角形の家が鉄の足によって支えられているのが印象的です。八角形の家の下、波の上にはもう一つ部屋があり、そこに昔は家畜や作物が育てられていて、灯台守の生活を支えていたそうです。しかし、あんなところに家族で一年中いるっていうのは、どうなんでしょうか。。。私は暗い水が大の苦手なのでダメですね。死にます。たぶん。
お昼は有名なクラブケーキ(蟹肉を団子状にしてあげたもの。薩摩揚げみたいな感じか。)を食べたのですがサービス悪く、値段高く、でさんざんでした。ほかに良い場所があったみたいですが・・・
そして弟と別れるとき、およそ20年ぶりにAmtrakに乗ってD.C.に帰ることにしました。(ようやく本題。)16:44発のD.C.行きに乗るつもりでチケットを購入。あちらは自動販売機みたいなものもあったことに後になって気づいたのですが、基本は窓口で切符を購入。切符はまるで飛行機のチケットよろしく、ばかでかい。半券も飛行機のチケットそのもの。窓口のおじさんに、「ところで列車は20分遅れているから」と平然と言われ、「さすが・・・」と関心。ちなみにボルティモア・D.C.の値段は20ドル。高いんだか、普通なんだか。
しばらく待ってようやく電車が到着する旨アナウンスがあり、皆ぞろぞろと階段を下りてプラットフォームに。なんと改札がどこにもありません。そのままみんな電車に乗るんです。私の乗った列車は基本的に全席自由らしく、他にビジネスシートというのがあるらしいのですが、残念ながら今回は見ることができませんでした。どこから電車に乗るか、目の不自由な人を誘導している駅の係員に問い合わせると、「ここらへんで待っていればいいよ」と。「ここらへん」ってどこらへん?って感じでみんな適当。
アナウンスがあって5分くらいしてようやく列車がホームに滑り込んできました。意外にも電車でした。(てっきりディーゼルかと思った)乗り込み口は各車両の前後に2カ所あり、そこから皆、思い思いのペースで電車に乗り込みます。私も「きっとすいているだろう」と思いこんで乗ったら意外に満車近くて座席を探すのにくろうしました。私は車窓を楽しみたかったので、夕方ということで西日が当たらない東側の窓際をやっとの思いで確保しました。
しかしびっくりしたのが周りの雑音。別に雑談だけだったらいいのですが、携帯でペチャクチャ話しているおばちゃん(結局その人はボルティモアからD.C.までずーーーーっと電車内で他愛のないことを話していました。)がいたり、ヘッドフォンからノイズをまき散らしているあんちゃんがいたり。でも誰もお構いなしなんですね。私だったらガンとばしています。
オールアボード!と何度か言って、ラストコール!って言ったら出発です。ここらへんが何となく旅行気分を盛り上げてくれます。最初はゆっくり、そしてだんだんスピードが出てきてそこそこ快適。確保した座席も、まぶしくもなく、外もよく見えました。
感動したのがボルティモア空港駅手前の森でのこと。ふと見ていたら鹿が4、5頭こちらを見て居るんです。都会からわずか10分のところで、です。それも駅からわずか1km足らずのところです。久々に感動してしまいました。去年の冬福島の山奥に向かうときに野生の猿の群れを見たとき以来の感動でした。映画「皇帝ペンギン」を見てもここまで感動しませんでした。
アムトラックの停車は一駅一駅が長いんです。20分も遅れているっていうのに・・・だいたい3、4分でしょうか。皆さんマイペースだからあまり気にしないんですね。次の駅に到着して出発しようとしたときのこと、いきなり後方から走ってくるサラリーマン。と思ったらその10秒後に列車が止まりドアが開く音が・・・信じられません。降り忘れた人を救済するんですね。最後に「もう、これ以上降りる人はいませんかぁ~?」と言って出発。
アメリカに比べシビアな日本でも今日こんな記事があったのでJRも捨てたものではない、と関心。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000105-kyodo-soci
結局D.C.に着いたのが20分遅れからさらに遅れて25分遅れで到着。別に何の予定も入っていなかったので楽しめたのですが。
帰りにタクシーを拾うため駅の外に出たら長蛇の列があったので、結局はD.C.の地下鉄で最寄り駅まで行くことにしました。ちなみにD.C.の地下鉄駅もみんな、ドーム型で天井が高く圧巻です。
と、まあ、ちょっとした旅行気分が味わえた週末でした。
(ちょっと長かったかな)
で、先週はワシントンD.C.に会議があるため出張しました。月曜日に到着後、少しゆっくりとしてその夜から会社の連中とみっちりスケジュールが入っていて毎日睡眠時間が4時間と、ふだんの半分しか睡眠を摂る暇がないくらい忙しい週でした。本来であれば土曜日に帰国するところを、ニューヨークの隣にあるニュージャージーに住んでいる弟がD.C.まで遊びに来てくれるとのことだったので週末をD.C.で過ごすことに。
土曜日は弟が朝早くから起きて車でやってくるとのことだったので私にとっての聖地、スミソニアン博物館街にある国立航空・宇宙博物館へ。あそこはいつ行っても楽しいところです。が、いつもと違う点は新たに、D.C.の玄関口であるワシントン・ダレス空港敷地にもデカい建物(正式にはSteven F. Udvar-Hazy Center。これに対してD.C.内のやつが、National Mall Buildingと称されているらしい)ができたという情報をキャッチ。実は飛行機マニアを自称する私にとってこれ以上の場所は無いと、弟の運転する車で午後ダレス空港まで足を向けました。
建物に入るには通常無料ですが、ココの場合駐車場に12ドル取られるというのが異なる点。ま、いいか。という金額ですね。
建物を見た最初の感想:「デカイ」
巨大なハンガー(飛行機を格納するカマボコ型の倉庫)がTの字に配置されていて、管制塔も付いているという建物は、外から見ただけで圧巻。この中にいったい、何が入っているのか建物をみただけでゾクゾクしてしまうほどです。(少なくとも私の場合。)
足を一歩踏み入れてそこはすでに私にとって天国そのもの。無数の飛行機があちらこちらに置いてあり、中でも圧巻なのが正面にある世界最高速偵察機のブラックバードことSR-71が最後の役目を終えてこのハンガーに配置されていたこと。しかも驚きは通常、ハンガーに入る飛行機はカマボコの三日月型のところから入ってそのまま、なのがSR-71が横向きに、しかも余裕の配置であることから、ごく一部の飛行機マニアにはいかにここが凄い場所か御察しいただけるでしょうか。。。コンコルドもそのまま斜めに配置されています。
そのほか日本の神風特攻隊こと「桜花」や、最初の国産ジェットである「ネ20」もちゃんと置いてあるんですね。物議を醸した原爆を落とした爆撃機、エノラ・ゲイ(B-29)も実物がおいてあり歴史を感じました。それ以上に博物館にいるお年寄りのガイドさんたち。みなさん本当に飛行機が好きみたいで、私の1つの突っ込みにも100返してくれるくらい博学でした。飛行機マニアなんていえませんね。私は。(でもジェット機の音の聞き分けは得意です。)
スペースシャトルも本物があるし、とにかく、一度行く価値アリ、です。
ここのもう一つの特徴は、ダレス空港と隣接させることにより、実際に動く飛行機がそのまま飛行して運ばれてくること。滑走路からきちんと道がつながっているんです。
翌日の日曜日、弟の帰り道が少しでも短くなるようにボルティモアに行きました。D.C.から約1時間なので、彼にしてみたら1時間ほど帰り道が短縮されることになります。(全行程で4時間ほどです。)
ボルティモアでは私のもう一つの趣味である、灯台でおもしろいものを見つけました。1マイル沖の、湾口に設けられた灯台で、古いものなので今のように一定の時間になったら電気が点くわけではなく、灯台守がそこに住んでいたそうです。以前沖にあったそれを最近陸揚げした展示場の近くに寄ったら八角形の家が鉄の足によって支えられているのが印象的です。八角形の家の下、波の上にはもう一つ部屋があり、そこに昔は家畜や作物が育てられていて、灯台守の生活を支えていたそうです。しかし、あんなところに家族で一年中いるっていうのは、どうなんでしょうか。。。私は暗い水が大の苦手なのでダメですね。死にます。たぶん。
お昼は有名なクラブケーキ(蟹肉を団子状にしてあげたもの。薩摩揚げみたいな感じか。)を食べたのですがサービス悪く、値段高く、でさんざんでした。ほかに良い場所があったみたいですが・・・
そして弟と別れるとき、およそ20年ぶりにAmtrakに乗ってD.C.に帰ることにしました。(ようやく本題。)16:44発のD.C.行きに乗るつもりでチケットを購入。あちらは自動販売機みたいなものもあったことに後になって気づいたのですが、基本は窓口で切符を購入。切符はまるで飛行機のチケットよろしく、ばかでかい。半券も飛行機のチケットそのもの。窓口のおじさんに、「ところで列車は20分遅れているから」と平然と言われ、「さすが・・・」と関心。ちなみにボルティモア・D.C.の値段は20ドル。高いんだか、普通なんだか。
しばらく待ってようやく電車が到着する旨アナウンスがあり、皆ぞろぞろと階段を下りてプラットフォームに。なんと改札がどこにもありません。そのままみんな電車に乗るんです。私の乗った列車は基本的に全席自由らしく、他にビジネスシートというのがあるらしいのですが、残念ながら今回は見ることができませんでした。どこから電車に乗るか、目の不自由な人を誘導している駅の係員に問い合わせると、「ここらへんで待っていればいいよ」と。「ここらへん」ってどこらへん?って感じでみんな適当。
アナウンスがあって5分くらいしてようやく列車がホームに滑り込んできました。意外にも電車でした。(てっきりディーゼルかと思った)乗り込み口は各車両の前後に2カ所あり、そこから皆、思い思いのペースで電車に乗り込みます。私も「きっとすいているだろう」と思いこんで乗ったら意外に満車近くて座席を探すのにくろうしました。私は車窓を楽しみたかったので、夕方ということで西日が当たらない東側の窓際をやっとの思いで確保しました。
しかしびっくりしたのが周りの雑音。別に雑談だけだったらいいのですが、携帯でペチャクチャ話しているおばちゃん(結局その人はボルティモアからD.C.までずーーーーっと電車内で他愛のないことを話していました。)がいたり、ヘッドフォンからノイズをまき散らしているあんちゃんがいたり。でも誰もお構いなしなんですね。私だったらガンとばしています。
オールアボード!と何度か言って、ラストコール!って言ったら出発です。ここらへんが何となく旅行気分を盛り上げてくれます。最初はゆっくり、そしてだんだんスピードが出てきてそこそこ快適。確保した座席も、まぶしくもなく、外もよく見えました。
感動したのがボルティモア空港駅手前の森でのこと。ふと見ていたら鹿が4、5頭こちらを見て居るんです。都会からわずか10分のところで、です。それも駅からわずか1km足らずのところです。久々に感動してしまいました。去年の冬福島の山奥に向かうときに野生の猿の群れを見たとき以来の感動でした。映画「皇帝ペンギン」を見てもここまで感動しませんでした。
アムトラックの停車は一駅一駅が長いんです。20分も遅れているっていうのに・・・だいたい3、4分でしょうか。皆さんマイペースだからあまり気にしないんですね。次の駅に到着して出発しようとしたときのこと、いきなり後方から走ってくるサラリーマン。と思ったらその10秒後に列車が止まりドアが開く音が・・・信じられません。降り忘れた人を救済するんですね。最後に「もう、これ以上降りる人はいませんかぁ~?」と言って出発。
アメリカに比べシビアな日本でも今日こんな記事があったのでJRも捨てたものではない、と関心。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000105-kyodo-soci
結局D.C.に着いたのが20分遅れからさらに遅れて25分遅れで到着。別に何の予定も入っていなかったので楽しめたのですが。
帰りにタクシーを拾うため駅の外に出たら長蛇の列があったので、結局はD.C.の地下鉄で最寄り駅まで行くことにしました。ちなみにD.C.の地下鉄駅もみんな、ドーム型で天井が高く圧巻です。
と、まあ、ちょっとした旅行気分が味わえた週末でした。
(ちょっと長かったかな)