草花と田舎暮らしの日々

2006年福島に越してきました。何よりも嬉しいのは自然を満喫できること、素敵な田舎暮らしを体験中です。

雨も土も降る家 ・ 大改造、 素晴しい匠の技!!

2016年03月07日 | Weblog
現役の頃、親しくしていた女性は、女性だけの1級建築士事務所の経営者でした。 この人が確か、沖縄県八重山諸島の波照間島の出身だったと記憶しています。 色々力も貸していただき、HPなども作らせて頂きました。 何気なくTVのチャンネルを切り替えていましたら、 これまで見たことも無かった番組 「大改造 ビフォーアフター」 をしており、見覚えの或る沖縄の赤瓦の屋根が映し出されていて、とうとう最後まで見てしまいました。 それが波照間島の民家の大改造 「雨も土も降る家」 です。

          

↑屋根瓦にアフリカ原産の草が生え、そのため 雨は漏るは、土は落ちるはの大変なことになっているのです。 屋根瓦を剥がすのに、先ず このしっかり根付いた外来種の草抜きから始まり、最後はこんなに綺麗な赤瓦になりました。↓
          

この大改造を指揮された匠が素晴しい方で、90歳のおばあちゃんのために 色々細やかな配慮をされるのです。 さらに島に1軒しかない お店の引き戸 (これが中々開かない) を開けやすく修理してあげたり、とにかく人間味溢れる方なのです。 西表島から調達したマングローブを使ったり、昔から使われていた丈夫な梁など残して 丁寧に使われます。 こんな匠が、まだ日本にも居られたのですね~!! 
~森の木の代弁者~ 松永 務  アトリエMアーキテクツ 代表 / 一級建築士
          

          

リフォームが完成し、手を取り合って喜ぶおばあちゃんと匠の松永さん。↑ 段差をなくしたり腰掛けやすいスツールを作ったり、車椅子でも通れるスロープを作ったり、 特に凄い技だと思ったのが、 キッチンを35cmほど下げて作ったことです。 食事をする和室と対面式で、カウンターは食事をする人が立ち上がらなくても手の届く高さです。 子どもさんもまだ小さいので、子どもたちが使う全ての部屋がキッチンから見渡せますし、昔は外だったトイレも、おばあちゃんの寝室のすぐ隣に設けてありました。 見終わって、家族の皆さんの喜びが伝わり、こちらまで幸せな気持になりましたね~。 素敵な番組でした! 完成した孫夫婦とおばあちゃんの家。↓
          
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