吉ヶ平ブログ

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八十里越え走破~15

2012-10-02 23:00:08 | 八十里越え


どうにも道が見えてきません、遠くには見えるのは浅草岳でしょうか

道だと思い進めば木が邪魔をします

下にさがれば湿地で身の丈より高い芦が茂っています

急な斜面を落ちないように前に進むだけです



本当にここが道であるのでしょうか

疑心暗鬼の中前に進むしかありません

ときおり踏まれた足跡らしきものが唯一のたよりです

草が倒れた跡がありました、数日前いや昨日か草の痛み具合が少ないです

クマが寝た跡のようです



こうなってくると空中散歩ですね、そこが道なのかどうなかよりも

とにかく少しでも歩を前に進めたいそんな気分です



斜面が崩壊して前には進めません高捲きするしかありませんが

草が行く手を阻みます、少しでも楽なほうと思い斜面を登って行きます

なにげなく踏み跡があります、しかし前方から

「クマの歩いた踏み跡みたい、ウドが葉が食べられている~」

「・・・・・・万事休す・・・・」

気温が高く草の発する熱で呼吸が苦しくなってきます



藪漕ぎで急激な体力消耗です、けれども誰も歩くのをやめません

休もうと言う言葉も出てきません、ここで休んだら草の壁に負けるような

気がします、しっかりとした道に出るまで気が抜けません。

這うように歩いた斜面からようやく開放されました
(この間わずかな区間ですが写真が一枚もありません、撮っている場合ではなかった)

道らしいところです、もうすぐ木の根峠でしょうか、このメンバーは誰も

行ってないので、「もうすぐだよ」そんな言葉はでません



切り通しです、ようやく木の根峠です



傍らに神様が祭ってあります、間違いなく峠です



草に隠れた石碑には木の根茶屋と刻んであります

往時は木の根茶屋、もしくはお助け茶屋と呼ばれていました

我々にとってもお助け茶屋です。

ようやく休憩です、田代平~木の根峠通常のコースタイムですと30分

ですが、このたびは1時間半かかりました

11:50出発 ここでの休憩は10分ほどでした、待っている人の事を考えると

長くは休めません160分も遅れています

この頃から休憩をやめる言葉が「頑張って歩こう」ではなく





「歩かないと着かない・・・・」




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (モリガメ)
2012-10-03 08:46:39
足は攣るし。「つむら68」バンザイ!
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Unknown (コバカッチャン)
2012-10-03 18:53:23
画像を見ているだけで、容赦なく照りつける日差しの暑さを感じます。
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モリガメ (haruoh)
2012-10-03 23:20:42

そうですね、その話を書くのを忘れていました

68のおかげで帰ってこれたんですよね
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コバカッチャン (haruoh)
2012-10-03 23:22:44

めちゃくちゃ暑かったです、里よりは少しは涼しかったのか

もしれませんが、よく熱中症にならなかったと不思議です
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