よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録135(へび座 M16わし星雲、いて座 M17オメガ星雲 by ASI585MC)

2023-08-22 13:00:00 | M天体

へび座 M16/NGC6611/IC4703(わし星雲)、

いて座 M17/NGC6618/Sh2-45(オメガ星雲)

いて座のFMA135による電視観望で最後の1枚を撮り終えた後の息抜きショット。ライブスタックの時間も短かくNeptune-CⅡと写りはあまり変わらない気がするが、ホットピクセルがほとんど無いので手間は少ない。M16の創造の柱は確認できず。天体情報は記録108、115。

画像①UV IR-Cutフィルター使用、ASIAIR画面スクショ、『写真』アプリで画像調整


画像②画像①のアノテーション画面スクショ
 
画像③アノテーション部分拡大
 



画像④ASIAIRのスカイアトラス画面(写野)スクショ


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア

6)根本泰人監修 渡邉耕平著「月・惑星撮影 実践ガイドブック」株式会社サイトロンジャパン

7)いて座~Wikipedia

8)星座八十八夜 #12 銀河中心方向にある星座「いて座」~AstroArts

9)星座八十八夜 #9 分割されている唯一の星座「へび座」~AstroArts

 

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録102(いて座 M23散開星団)

03)電視観望の記録103(いて座 M8干潟星雲)

04)電視観望の機材06(Ceres-C)

05)電視観望の記録106(いて座 M24/IC4715 Star Cloud)

06)電視観望の記録107(いて座 M20三裂星雲、M21散開星団、M8干潟星雲) 

07)電視観望の記録114(いて座 球状星団M22、M28、M55)

08)電視観望の記録115(いて座 M17オメガ星雲、M18散開星団)

09)電視観望の記録120(いて座 球状星団 M69、M70)(130PDSテストショット)

10)電視観望の記録121(いて座 M25散開星団)

11)  電視観望の記録123(いて座 NGC6596散開星団+2)

12)  電視観望の記録125(いて座 M54球状星団)

13)電視観望の記録129(いて座 M75球状星団+月)

14)電視観望の記録130(いて座 スタークラウドふたたび)

15)電視観望の記録134(いて座 C57/NGC6822/バーナード銀河)

16)電視観望の記録108(へび座 M16わし星雲)

 
撮影データ
2023年8月20日午後10時30分頃
ベランダ観測所
いて座 M16、M17(Sh2-45)、NGC6605
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+UV IR-Cutフィルター+ASIAIR Plus32G+iPad mini6
FMA135ヘリコイド位置30
Liveモードで、ライブスタック。Area3840x2160、Gain=252(M)、Exposure=10s×30枚、34.2℃
ホワイトバランス・ヒストグラム等(AUTO)、ダーク補正(なし)
Fitsファイル保存。iPadでスクショ。写真アプリで、画像調整・トリミングなど。
 
 
 

電視観望の記録134(いて座 C57/NGC6822/バーナード銀河)

2023-08-21 13:00:00 | C天体

いて座 C57/NGC6822/IC4895 Barnard’sGalaxy

 
画像①IR UV-CUTフィルター使用、スクショを拡大・トリミング 『写真』アプリで画像調整
バーナード銀河は、地球から160万光年離れた小さな不規則銀河(アンドロメダ銀河の250万光年より近い)。HSTで20年前に観測されていて(資料10)、その画像はまるでオリオン大星雲のごとき。オリオン大星雲と同じようにさかんな星形成が進んでいるらしい。
 
*HST:ハッブル宇宙望遠鏡
 
大変淡い銀河(資料11)ということで、最初30秒露出で臨んだが、星が全部楕円。なるほどこれがガイドがないとずれるということかと感心する。『つぎは、ガイド望遠鏡とガイドカメラ?いったいいくら?』『ガイド鏡はあるので、・・・しばらく我慢します。』『私信じないわ』というような会話が館長との間でありました。『しばらく我慢です。少なくとも来月まで』
 
閑話休題
 
10秒露光に戻して、570秒程度のライブスタック画像。これも星楕円と画像①のように縞模様が出てしまっている。まあいつものように存在確認できたので良しとしよう。
 
縞模様(縞ノイズ)については、日本の電視観望の伝道者「ほしぞloveログ」のSAMさんが解説してくれている。そのブログを昨日読んだばかりなので、今の実力ではしょうが無いかぐらいの気持ち。
 
なお、この銀河の電視観望は3回目、7月初旬にNeptune-CⅡ+AZ-GTiで臨んだが、銀河より縞ノイズと輝点ノイズが盛大で撃沈していた。頑張ったなASI585MC。
 
(覚書)
①昨日の反省を元に、AZ-GTi等を見直し、極軸合わせでニコちゃんマークも出て、M8ラグーン星雲(干潟星雲)をテスト撮影。よし、今日はいける!と油断したのが運の尽き。機材そのまま、30分ほど離席して帰ってくると、iPadからASIAIRに接続できない。ASIAIRのSSIDは出るが、パスワードを打ち込んでもまたパスワード入力画面に戻る。目の前の大星夜ともいえる星空を横目に、1時間ほどあれやこれや試す。
最終的には
 *iPadから、宅内ルーターのSSIDを削除。AZ-GTiのSSIDも削除。
 *雨戸を完全にベランダから閉めて、宅内ルーターの無線を弱める。
 *ASIAIR本体から電源ケーブルを抜き、10分放置。
で回復した。何が原因か、何が良かったのかさっぱりわからないが、回復したので良しとしよう。

②電視観望終了後、USBメモリーを見て、C57/NGC6822のフォルダーをさがすが見あたらず。見なれないIC4895があり中のFitsファイルを見るとバーナード銀河。アノテーションでは、出てない。スカイアトラスの右下に小さく出ていた(画像④)。
 
画像②画像③の拡大トリミング


画像③元スクショ画像、『写真』アプリで画像調整


画像④ASIAIRのスカイアトラス画面(写野)
 
画像⑤ステラナビゲーターLiteによる観望位置
 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

6)根本泰人監修 渡邉耕平著「月・惑星撮影 実践ガイドブック」株式会社サイトロンジャパン

7)いて座~Wikipedia

8)星座八十八夜 #12 銀河中心方向にある星座「いて座」~AstroArts

9)NGC6822~Wikipedia

10)NGC 6822 にある巨大な星の工場~AstroArts(2001年12月7日)

11)NGC6822(Barnard's Galaxy)~StellarScenes.NET

12)SWATで自動導入を試す(その4): 画像処理での縞ノイズ対策~ほしぞloveログ 

 

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録102(いて座 M23散開星団)

03)電視観望の記録103(いて座 M8干潟星雲)

04)電視観望の機材06(Ceres-C)

05)電視観望の記録106(いて座 M24/IC4715 Star Cloud)

06)電視観望の記録107(いて座 M20三裂星雲、M21散開星団、M8干潟星雲) 

07)電視観望の記録114(いて座 球状星団M22、M28、M55)

08)電視観望の記録115(いて座 M17オメガ星雲、M18散開星団)

09)電視観望の記録120(いて座 球状星団 M69、M70)(130PDSテストショット)

10)電視観望の記録121(いて座 M25散開星団)

11)  電視観望の記録123(いて座 NGC6596散開星団+2)

12)  電視観望の記録125(いて座 M54球状星団)

13)電視観望の記録129(いて座 M75球状星団+月)

14)電視観望の記録130(いて座 スタークラウドふたたび)

 
撮影データ
2023年8月20日午後10時頃
ランダ観測所
いて座 バーナード銀河(C57/NGC6822/IC4895)
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+UV IR-Cutフィルター+ASIAIR Plus32G+iPad mini6
Liveモードで、ライブスタック。Area3840x2160、Gain=252(AutoM)、Exposure=10s×56枚(10minリミット)、33.7℃
ホワイトバランス・ヒストグラム等(AUTO)、ダーク補正(なし)
Fitsファイル保存。iPadでスクショ。写真アプリで、画像調整・トリミングなど。
 
 
 
 
 


 

電視観望の記録133(ZWO ASIAIR 3回目)

2023-08-20 13:00:00 | M天体
ZWO ASIAIR Plus32G 運用3日目
 
ASIAIRが届いて約三週間。準備万端で臨んだ電視観望3回目。素晴らしい成果を残し素敵なブログを書くつもりだったが現実は厳しかった。
撮れ高は、はじめのTEST撮影を兼ねたM8周辺の次の1枚のみ。電視観望としては散々な結果であった。極軸と雲には勝てません。
本日の観望で良かったことは、スターリンク衛星を初めて見たこと。美しい編隊。銀河鉄道999という雰囲気。そして、最後に力と気力を振り絞り、130PDS+VirtuosoGTiを手動で操作して木星を眼視観望したこと。ガリレオ衛星もはっきり見える。8mmアイピースの80倍で、木星の模様もはっきり。これ撮影したら凄いんじゃないと思いながらも力尽きて観望終了。
まあ、これでM8ラグーン星雲(干潟星雲)をCeres-C、Neptune-CⅡ、ASI585MCで撮ったということになる。経験値は稼いだと思おう。
 
画像①M8ラグーン星雲(干潟星雲)周辺
スクショをiPadの『写真』アプリで調整

画像②FitsファイルをAstapで、アノテーション他
縮小され読めないと思われる文字を再度記入

画像③AIRAIRアプリによる写野(スクショ)

NG画像
画像④へびつかい座S字暗黒星雲
ライブスタツク画面を他のスマホで撮すウルトラテクニックを使って確認し、これからというところで雲に覆われた。(ウルトラテクニックは、星見屋さんのツィッターから、電視観望という言葉を初めて使った人の直伝だそうだ。)


画像⑤わし座暗黒星雲B143
撮せたと思ったがAstapのアノテーションでは確認できなかった。資料2P81と比べても微妙。



 
参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニユアル」日本実業出版社


よしべや自然博物館関連Blog

01電視観望の機材07(機材一覧表) 

02)電視観望の記録107(いて座 M20三裂星雲、M21散開星団、M8干潟星雲) by Neptune-CⅡ

03)電視観望の記録103(いて座 M8干潟星雲) by Ceres-C

04)電視観望の機材008(ZWO ASIAIR Plus32G)

撮影データ画像①・②

2023年8月19日午後8時50分頃
ベランダ観測所
いて座 M8、M20、M21、NGC6544、NGC6546、NGC6559、NGC6553他
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター+ASIAIR Plus32G+iPad mini6
FMA135ヘリコイド位置30
Liveモードで、ライブスタック。Area3840x2160、Gain=252(AutoM)、Exposure=10s×57枚(10minリミット)、34.5℃
ホワイトバランス・ヒストグラム等(AUTO)、ダーク補正(なし)
Fitsファイル保存。iPadでスクショ。
 

 


電視観望の記録132(たて座 スタークラウドM11/Scutum Star Cloud)

2023-08-18 05:00:00 | M天体

たて座 スタークラウド/Scutum Star Cloud(M11周辺部分)

またスタークラウド・・・バンビの横顔ぐらい有名で人気があると衆目一致するが、天文学は対象が多すぎるからか、日本語でネット検索してもはっきりとした説明に到達できなかった。日本語訳として「恒星集団」ぐらいか。せっかくの機会なので英語版Wikipediaで調べてみた。英語版Wikipediaでも単独項目には到達できず。「Star cluster」のひとつの項目として、例示を上げた説明があるのみ。それによると

スタークラウドとは、重力での結びつきを度外視した銀河内の大規模な星の集団らしい。

天の川銀河だけでなく、アンドロメダ銀河の中にも見つかっているとのこと。

スタークラウドの例として

 大いて座スタークラウド・・・NGC6520と重なる4°×6°のスタークラウド

 小いて座スタークラウド・・・M24を含むスタークラウド(バンビの横顔)

 たて座スタークラウド・・・M11を含むスタークラウド

 はくちょう座スタークラウド・・・Sh2-101を含むスタークラウド

 じょうぎ座スタークラウド

 NGC206・・・アンドロメダ銀河内のスタークラウド

が上げられていた。

参考資料(いずれもスタークラウド関連~英語版Wikipedia)

1)Star cluster - Wikipedia

2)Small Sagittarius Star Cloud - Wikipedia

3)Large Sagittarius Star Cloud - Wikipedia

4)NGC 206 - Wikipedia

 

ASI585MCの使用で電視観望の画角も広がった(Neptune-CⅡの約2倍の広さ)ので、たて座のスタークラウド(多分一部分と思うが)をM11野鴨星団を含めて電視観望してみた。

画像①iPad上でのスクショ。『写真』アプリで調整。

画像②FitsファイルをAstapでアノテーション他
画像③ASIAIRアプリ上のスカイアトラスによる観望位置

まず1枚目は、資料8を参考にしてM11野鴨星団の周りの暗黒星雲が写るようにとM11の位置を調整してライブスタック。なお、ASIAIRのスカイアトラスやアノテーションでは暗黒星雲は表示されなかったので、Astapのアノテーションにかけることにした。例によって、Fitsファイルを画像①のように調整する腕はないので、Astapでは、星の色の調整、階調の調整、α,δ grid表示、Deepsky Annotation処理の後、Jpeg保存した(画像②)。画像③は、ASIAIRアプリ上のスカイアトラス画面のスクショで写野が表示されている。

画像②のとおり、Bで始まる暗黒星雲が多数写っていることが確認できた。

なお、この日は第1部:ベランダ観測所で、赤道儀化AZ-Gtiの観望準備・および電視観望(観測員1名)。第2部庭観測所で130PDS+VirtusoGTiでの土星眼視観望(館長・飼育員含め3名)。第3部ベランダ観測所での電視観望(観測員)とペルセウス座流星群の観測(館長・飼育員)で大忙し。流星観測は、館長1個、飼育員2個、観測員1個。ツイッターやYoutube見ると流星が沢山出てくるのに・・・ちょっと残念。0でないので良しとしよう。

画像④iPad上でのスクショ。『写真』アプリで調整。

画像⑤ FitsファイルをAstapでアノテーション他
 画像⑥ ASIAIRアプリ上のスカイアトラスによる観望位置

画像①の撮影を終えて、次はスカイアトラス上で天の川の星が濃い部分(画像⑥)のところを電視観望。終了後のAstapのプレートソルブを楽しみにしていたが・・・残念ながら画像⑤のとおりスタークラウドの表示は無し。たて座のスタークラウドは、M11を含むという記述が複数見られるので、間違ってはなさそうだが、ここという確定はできなかった。これもちょっと残念。
 
参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニユアル」日本実業出版社

6)たて座~Wikipedia

7)星座八十八夜 #11 実在の出来事がモデルの珍しい星座「たて座」~AstroArts

8)Around Star Cloud in Scutum~StellarScenes

9)M11野鴨星団~Wikipedia


よしべや自然博物館関連Blog

01電視観望の機材07(機材一覧表) 

02)電視観望の記録119(たて座 M11野鴨星団)

03)  電視観望の記録127(たて座 M26散開星団)

 

撮影データ①・②
2023年8月12日午後10時15分頃
ランダ観測所
たて座 スタークラウド(M11周辺)
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター+ASIAIR Plus32G+iPad mini6
FMA135ヘリコイド位置30
Liveモードで、ライブスタック。Area3840x2160、Gain=252(AutoM)、Exposure=10s×57枚(10minリミット)、34.2℃
ホワイトバランス・ヒストグラム等(AUTO)、ダーク補正(なし)
iPadでスクショ。
 
撮影データ④・⑤
2023年8月12日午後11時頃
ランダ観測所
たて座 スタークラウド(M11周辺)
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター+ASIAIR Plus32G+iPad mini6
Liveモードで、ライブスタック。Area3840x2160、Gain=252(AutoM)、Exposure=10s×57枚(10minリミット)、32.1℃
ホワイトバランス・ヒストグラム等(AUTO)、ダーク補正(なし)
iPadでスクショ。
 

 


電視観望の覚書010(Polar Scope Align Pro~極軸合わせ)

2023-08-17 05:00:00 | 覚書・機材

PS Align Pro

(iPhone・iPad用極軸合わせアプリ)

 
ブログをお休みして、よし極軸合わせするぞ!と張りきってみたが、悪天候の日々。その間、たまたま『銀河星雲マニア』のWebSiteのNEWSからたどって知ったのが表題のアプリ。その後ネットで検索しまくって使い方等を調べる。赤道儀の軸にきちんと合わせるとかなり精度は高いらしい。GPS利用や北極星の大気による屈折等を考慮しているので正確とのこと。8月11日にやっと観望機会を得て投入。厚手の両面テープと定規、余っていたiPhoneケースを赤道儀化AZ-GTiに取り付け取りあえずやってみた。(そもそも赤道儀化AZ-GTiの軸、どこにあるかわからないので、目分量での設置。北が今までより少しでも正確になれば良し。)
 
アプリの概要等は資料1、
精度等については資料3、
使っているところの動画は資料4、
極軸合わせへの案内は資料5が詳しい。
作者さんのWebsiteは資料2。
以下は私の体験記。
 
アプリを起動すると北極星の位置が表示される。右下の・・・をタッチすると


太陽のようなアイコンが表示されるので続けてタッチ。すると極軸望遠鏡を覗いたときのシュミレーションが現れる。
(各天体望遠鏡メーカーの極軸望遠鏡に対応しているらしく、自分の慣れた見た目にできるらしい。極軸望遠鏡を一度も見たことのない私にはわからないが・・・取りあえずスカイウォッチャーに設定すると)
極軸のズレが表示されるので、調整ねじを動かして十字を〇の真ん中に


この日は、ASIAIR Plusも初日ということで、これで電視観望に入った。
 
M8ラグーン星雲(干潟星雲)30秒露出ライブスタック

M22球状星団


やった!と思ったが、観望後拡大して見ると星がほぼ楕円。M8では追尾ズレで、左と上に白いところも現れている。
 
原因何?
ベランダが揺れた?
天体望遠鏡のバランス?(ウェイトつけるの忘れた)
極軸合わせが甘い?
露出時間長い?
 
翌日。振り返りを基にして再度チャレンジ。この日はPS Align Proで合わせ(赤経軸は調整ねじを使わずに左右に振る)後、ASIAIRでもさらに調整ねじを使って極軸合わせを行い、極軸合わせの精度を高めた。
ライブの露出も10秒。
 


まだ星の楕円化少し残っているが、かなり改善されている。充分成果あった。
星が見えない昼間に、ある程度以上に極軸を合わせられるのは、便利。(赤道儀の軸に合わせられれば相当正確らしい。)
 
さらに、
多くの天体のデータベースも持っていて
観測地のデータもある。
 




 
16日午前0時過ぎに停電も解消し、無事朝を向かえました。当博物館の被害は、梅の木の木の葉が飛び散ったぐらいで掃除が大変だったぐらいです。しかし、空き家の多い田舎。何軒か空き家が潰れる被害があったとの話も聞きました。翌日、ポータブル電源の残量を調べると驚き!
まだ目盛り5残っていた!12時間USB扇風機(10W)使って、iPhoneSE3とiPadを継ぎ足しで充電。付属のUSBライト使ったのですが・・・買ってよかった!(これもJUNZOさんの本で知って購入にいたったものです。)8月12日に届いたばかりでした。あと買ったものは、8月13日に飲料水2lx12本、お茶30本。8月15日に停電してインターネットが使えなくなったのでiPhoneSE3(デュアルSim対応)用に、POVOで24時間容量無制限追加データ330円(ドコモ、OCNモバイルOne高いから・・・)。これはテザリングOKなので、iPadでNHKPlusの台風情報を見ながら、(館長が途中で朝ドラの『らんまん』見てました。)過ごしていました。最後の方は通信制限かかったのか遅くて、前回のブログ程度が精一杯でした。
水道は断続的に出たり出なかったり、水道局によれば停電の為自家発電でポンプを動かしているがオーバ一ヒート気味なので断続運転になり濁りも出るとのこと。水が出る時に手洗い用の水を風呂に確保。

怖かったのは台風上陸前の午前2時ごろ、強風と強雨が吹き付けるメダカ部屋を見ると、窓枠から雨粒が浸入(2年前にリフォームしたばかり)。さらに、窓ガラスがボールのように膨らみました。ガラスこんなに曲がるの?画像をとる余裕もなく、急いで養生テープで補強。雨戸閉めていたのに・・・関係なく・・・パスカルの原理(気体・液体に加えられた圧力は、四方八方に同じ大きさで伝わる)?
反射望遠鏡の主鏡にしたいような立派な曲がり。(^^;
窓ガラス割れてたら笑えない体験でした。雨戸で安心はできません。
 
参考資料
 
2)JUNZO著『アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル』日本実業出版社
       KINDLE版あり(アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル【前編】【後編】: 天体素人から星空マニアまで 銀河星雲映像化シリーズ (JUNZO) Kindle版)