ZWO ASIAIR Plus32G 運用3日目
ASIAIRが届いて約三週間。準備万端で臨んだ電視観望3回目。素晴らしい成果を残し素敵なブログを書くつもりだったが現実は厳しかった。
撮れ高は、はじめのTEST撮影を兼ねたM8周辺の次の1枚のみ。電視観望としては散々な結果であった。極軸と雲には勝てません。
本日の観望で良かったことは、スターリンク衛星を初めて見たこと。美しい編隊。銀河鉄道999という雰囲気。そして、最後に力と気力を振り絞り、130PDS+VirtuosoGTiを手動で操作して木星を眼視観望したこと。ガリレオ衛星もはっきり見える。8mmアイピースの80倍で、木星の模様もはっきり。これ撮影したら凄いんじゃないと思いながらも力尽きて観望終了。
まあ、これでM8ラグーン星雲(干潟星雲)をCeres-C、Neptune-CⅡ、ASI585MCで撮ったということになる。経験値は稼いだと思おう。
画像①M8ラグーン星雲(干潟星雲)周辺
スクショをiPadの『写真』アプリで調整
画像②FitsファイルをAstapで、アノテーション他
縮小され読めないと思われる文字を再度記入
画像③AIRAIRアプリによる写野(スクショ)
NG画像
画像④へびつかい座S字暗黒星雲
ライブスタツク画面を他のスマホで撮すウルトラテクニックを使って確認し、これからというところで雲に覆われた。(ウルトラテクニックは、星見屋さんのツィッターから、電視観望という言葉を初めて使った人の直伝だそうだ。)
画像⑤わし座暗黒星雲B143
撮せたと思ったがAstapのアノテーションでは確認できなかった。資料2P81と比べても微妙。
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニユアル」日本実業出版社
よしべや自然博物館関連Blog
02)電視観望の記録107(いて座 M20三裂星雲、M21散開星団、M8干潟星雲) by Neptune-CⅡ
03)電視観望の記録103(いて座 M8干潟星雲) by Ceres-C
04)電視観望の機材008(ZWO ASIAIR Plus32G)
撮影データ画像①・②
2023年8月19日午後8時50分頃
ベランダ観測所
いて座 M8、M20、M21、NGC6544、NGC6546、NGC6559、NGC6553他
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター+ASIAIR Plus32G+iPad mini6
FMA135ヘリコイド位置30
Liveモードで、ライブスタック。Area3840x2160、Gain=252(AutoM)、Exposure=10s×57枚(10minリミット)、34.5℃
ホワイトバランス・ヒストグラム等(AUTO)、ダーク補正(なし)
Fitsファイル保存。iPadでスクショ。