よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

閑話010(停電)

2023-08-15 22:07:00 | 閑話
台風の直撃で朝8時頃より停電中です。(現在午後10時)
明日中には復旧しそうですが
明日の電視観望の記録はお休みさせて頂きます。

電視観望の為に・・・もとい、台風対策の為に急遽購入したモバイル電源。扇風機稼働やスマホ充電、灯りと役立ってます。(^_^)




電視観望の記録131(いて座 バーデの窓+2)

2023-08-15 05:00:00 | NGC天体他

いて座 バーデの窓(Baade's Window)、NGC6522、NGC6528

画像①UV IR-CUTフィルター使用、スクショ画像。トリミングあり

バーデの窓は、天の川銀河の中心付近の様子を観望・研究するための夜空の窓。この周辺は宇宙塵が薄く、可視光での天体観測の時代には、天の川銀河の中心付近の研究に非常に重要な役割を果たしたらしい。この窓の重要性に最初に気づいたウォルター・バーデは、パロマー山の口径5mの天体望遠鏡を用いてこの地域を詳細に観測し、その結果から、天の川銀河はアンドロメダ銀河と同じ渦巻き銀河との説を提唱したらしい。これらの功績により、バーデの窓の呼ばれている。(Wikipediaに詳しく記載されている。資料9)現代では、より中心を赤外線・電波・X線で観測しているとのこと。
NGC6522、NGC6528については、日本語Wikipediaにはヒット無し。英語版でも球状星団と言うことと明るさなどの基本情報が書かれているのみであった。
ASIAIRアプリのプレートソルブでは、NGC6522・NGC6528のみの表記のため、電視観望で得られたFitsファイルをアスタップでプレートソルブをかけた(画像②)。見た目を同じにするのは私の腕では無理なので、そのままの画像で見た目が①と②でずいぶん違った結果となった。
画像①の見た目では、星だらけに見えるが、口径の大きな天体望遠鏡で覗くと隙間だらけになるのかと驚きを感じた1枚となった。
 

画像②AstapによるFitsファイルのプレートソルブ、アノテーション他(①と同じ範囲トリミング)

画像③元スクショ画像

画像④ステラナビゲーターLiteによる観望位置

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

6)根本泰人監修 渡邉耕平著「月・惑星撮影 実践ガイドブック」株式会社サイトロンジャパン

7)いて座~Wikipedia

8)星座八十八夜 #12 銀河中心方向にある星座「いて座」~AstroArts

9)バーデの窓~Wikipedia

10)バーデの窓 | 天文学辞典

11)NGC6522(球状星団)~英語版Wikipedia

12)NGC6528(球状星団)~英語版Wikipedia

13)NEWスカイステージとSV905Cを用いた直焦点撮影(148) - KIMUKAZU blog

 

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14)電視観望の記録130(いて座 スタークラウドふたたび)

 
撮影データ
2023年8月12日午後10時頃
ランダ観測所
いて座 バーデの窓、NGC6522、NGC6528
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+UV IR/Cutフィルター+ASIAIR Plus32G+iPad mini6
Liveモードで、ライブスタック。Area3840x2160、Gain=252(AutoM)、Exposure=10s×55枚(10minリミット)、33.7℃
ホワイトバランス・ヒストグラム等(AUTO)、ダーク補正(なし)
iPadでスクショ。写真アプリで、画像調整・トリミングなど。