よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録140(月 月齢10.2)

2023-08-28 10:00:00 | 太陽系内
月(月齢10.2)
 
画像①ASIVideoStackで500frames50%スタック

 

今日は月を撮れそうな天気に喜ぶ。

画像②


画像③


取りあえず1枚、SharpCapでスナップショットを撮る。本番は暗くなってから、

画像④SharpCapProによるスナップショット

雲行き怪しくなってきた。待機・・・

画像⑤

本日のベランダは月をメインに、あわよくば土星のファーストショットを狙い。赤道儀化AZ-GTiはメダカ部屋にセット(月が南天にいる関係で、南天のDeepsky観望はあきらめ)。
午後5時過ぎ、月が昇る(画像②)。VirtuosoGTiに130PDS天体望遠鏡をセットして、取りあえずスナップショットを撮り、暗くなるのを待つ。
待つ間にあれよあれよで空は雲に覆われる。1時間ほど待つと雲の切れ間に月が見える。月が雲の切れ間に入るのを狙い。5本ほど500framesのAVIビデオファイルを撮る。
 
メダカ部屋周辺の空は、雲に覆われている。
待つ間に月の画像処理・・・JUNZOさんの本(資料5)では天体写真・画像は撮影50%画像処理50%との記述が見られるが、それを実感した一夜となった。難しい。
 
解像度を出すと月の輪郭わからなくなる。輪郭をはっきりさせると画像がぼける。できたと思っても、Blogにアップするとパソコン画面と大きく違う。色々試行錯誤、最終的にはASIVideoStackで作成したFitsファイルをステライメージLiteで『白飛び(デジタル現像)』処理を中心に画像調整して、今回の完成とした。
 
(覚書)
第2部は、土星。SKYMAX127天体望遠鏡に載せ替え、2倍バレーロンズをつけて撮影。
導入ピント合わせに1時間半、2本の500framesAVIファイルを得る。それを再生してまたビックリ・・・

画面、真っ黒だった。(資料6~p39『露出アンダー』黒つぶれ、P47)

よく見ると、かすかに光が

ASIVideoStackをかけると、一応土星の姿が・・・

木星・火星につづき3つめのお蔵入り画像を撮ってしまった・・・

本当に不器用な私・・・(^^; 精進あるのみ。


画像⑥iステラHD(プラネタリウムアプリ)による観望位置。今日の月はいて座に

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)2023年8月31日 スーパームーン~AstroArts

 

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録126(月 月齢14.3+α)

03)電視観望の記録138(月 月齢8.2)

04)電視観望の記録139(月 月齢9.2)

 
 
撮影データ画像①④
2023年8月27日画像④午後6時頃、画像①午後7時30分頃
ベランダ観測所
月(月齢10.2)
130PDS+ASI585MC+VirtuosoGTi+UV IR-Cutフィルター+NDフィルター+SharpcapPro4.0
Raw8、①Area1980×2160、④Area2880x2160、Gain=252(M)、Exposure=8ms×500frames、画像①39.8℃、画像④33.8℃
ホワイトバランス等(AUTO)、AVIファイル保存。SnapShot撮影。
ASIVideoStackでスタック処理(50%)。
ステライメージLiteで『白飛び』処理を中心に画像調整、Jpeg保存
Microsoftフォトでトリミング。
花子フォトレタッチにより縮小。
 
画像①④以外はiPhoneSEで撮影(画像⑥はiPad mini6でスクショ)。